くらし情報『劇場で上映中。『009 RE:CYBORG』撮り下ろし短編に隠された“謎”とは?』

2012年5月16日 12:04

劇場で上映中。『009 RE:CYBORG』撮り下ろし短編に隠された“謎”とは?

映像演出はCMやミュージックビデオを多く手がけている浅井健氏が担当。神山監督のTVアニメ『攻殻機動隊 S.A.C.』のオープニング映像演出も務めた才人で、神山健治監督自らが陣頭指揮をとり、予告編でも、CMでもない短編映像が完成した。

神山監督は本映像を製作するにあたり「通常の映画予告編であれば完成した映像をつないでいきますが、製作発表の段階で4分の映像をお見せしたので、次は違う方法でインパクトのあるものを見せたいと思った」という。確かに第一弾の予告編は、セル画の質感と3DCGが融合した斬新な映像に目を奪われたが、『… ミッドレポート』では、映画が描く世界観と謎に興味がわく内容に仕上がっている。ちなみに『…RE:CYBORG』の舞台は2013年。石ノ森氏の原作が描いていた世界から40余年が経過している。この間に世界は東西冷戦の終焉を迎え、さらに国家や民族の枠では捉えきれない紛争やテロを体験することになった。「映画は、00ナンバーサイボーグたちの現在と未来を描く作品になります。
でも、彼らは70年代に活躍して、原作の連載が終わった後から今まで、どこで何をしていたのか? 映画の中でも少しふれていますが、さらにイメージをふくらませてもらうための“説明書がわり”として、短編映像を作ったつもりです。

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