連続ドラマW-30『白暮のクロニクル』が3月1日(金) よりWOWOWで放送・配信される。このたび、主演の神山智洋(WEST.)をはじめ、松井愛莉、中川和博監督、高江洲義貴プロデューサーらが参加したスペシャル座談会の模様が、YouTubeとWOWOWオンデマンドで公開となった。原作は、『機動警察パトレイバー』『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』などで知られるゆうきまさみの同名漫画。ドラマ版では不老不死の体質を持つ種族“オキナガ”であり、見た目が18歳、実年齢は88歳の雪村魁役で神山、オキナガたちを管轄する厚生労働省の「夜間衛生管理課」、通称“夜衛管(やえいかん)”への異動を通告され、魁との連絡係を命じられる新米職員の伏木あかり役で松井が出演する。座談会は高江洲プロデューサーが司会を務め、作品に関する裏話はもちろん、神山、松井がそれぞれのキャラクターに関するこだわりなどを語る。配信は全3回を予定しており、今後は毎月アップされる予定だ。また、新たな場面写真が公開となった。<番組情報>連続ドラマW-30『白暮のクロニクル』3月1日(金) 午後11時よりWOWOWにて放送・配信(全12話)特設サイト:
2024年02月28日ミュージカル『カムフロムアウェイ』の製作発表記者会見が30日にカナダ大使館で行われ、安蘭けい、石川禅、浦井健治、加藤和樹、咲妃みゆ、シルビア・グラブ、田代万里生、橋本さとし、濱田めぐみ、森公美子、柚希礼音、吉原光夫が登場した。同作は、2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件(9.11)で行き場を失った飛行機のうち38機が、カナダのニューファンドランド島にある小さな町・ガンダーに不時着した実話から、人種、国、宗教、すべてを越えて繋がる人と人との心の物語をミュージカル化した。トニー賞、ローレンス・オリヴィエ賞、ニューヨーク・タイムズ紙の批評家賞をはじめ、数々の演劇賞を受賞し、この度日本初演を迎える。○■ミュージカル『カムフロムアウェイ』の製作発表記者会見にキャスト集結カナダ大使館代表として、主席公使デボラ・ポール氏から「2024年はカナダと日本の友好95周年という記念の年です。友好関係の基礎となっているのは、人と人の絆です。このミュージカルの心温まるストーリーを通じて、多くの方がカナダについてもっと知り、コミュニティ、思いやり、そして人と人とがつながることで生まれる癒やしの力の大切さを感じてくださることを願っています」とメッセージが送られる。また主催のホリプロ 菅井敦社長は「この一つの作品にこんなに素晴らしい方々を集めてしまって、他のミュージカルに大変申し訳ないなと思うぐらいの、日本を代表するミュージカル界のトップスターの皆さんにお集まりをいただいております」と自信を見せる。キャストは役や稽古について語り、安蘭は「私はダイアンといろんな人を演じるんですけれども、ダイアンはセリフやシーンがあるんですが、他の役は一言とかなのでどうにか違いを出したくて、声を変えたりとかいろいろ挑戦してるんですけれども、やりすぎだと言われる」と苦笑する。直前まで別の公演に出演していた加藤は、周囲から「来てないですよね」「そんなに知らないと思う」とからかわれ、「仲間に入れてくださいよ!」と立ち上がる一幕も。「2度とこのキャストでは再演できないだろうなという第一線で活躍している方々ばかりですし、一人一人の力が一つになった時にどれぐらいのエネルギーが出るんだろう」と期待した。町長役の橋本は「稽古が大変だとか作品が大変だとか言いたくはないんですけど、めっちゃ大変です」ときっぱり。「稽古を止めてはいけないという一心で、とりあえずセリフが飛んでも近いことを言ってればいいやろと突拍子もないことを言って、みんなわかって『さとしだね〜』と笑い飛ばしてくれる」と言ったそばから、「まだまだポンコツな店長……店長じゃない! すいません!」と言葉通りの間違いも。「ポンコツな町長ではありますけど、みんなと一緒に素敵な町を表現できたらと思います」と意気込んだ。吉原は「最初嫌だったんですよ、合わないかなとか。浦井とか」と名指しで会場を笑わせる。しかし「マジで最高のメンバーでやれてるんですよね。みんなが傷ついて失って今の立場にいる。無条件で繋がっている。本当にいい稽古なんです。お祭りごとじゃなくて、このメンバーが集まって命をかけてやっている」と太鼓判を押した。このメンバーを知った時の心境について一言ずつ求められると「よく集まったなと思いました」(安蘭)、「本当にこの一員に加われるのかと信じられない気持ちでした」(咲妃)、「びっくりしました」(シルビア)、「楽しみでわくわくしました」(濱田)、「面白いなと思いました」(森)、「稽古場がめちゃめちゃ楽しみ」(柚希)とそれぞれ表す。さらに「浦井くんと仲良くなれるかな」(吉原)、「俺もついにここまで来たかって思いました」(橋本)、「稽古のスケジュールが合うのかなと思いました」(田代)、「いっしょに芝居するのが楽しみすぎてワクワクしました」(加藤)、「幸せすぎるんですけど、光生さんと仲良くなれると思ってませんでした」(浦井)、「楽屋どうするんだろうと思いました」(石川)と個性豊かな回答を見せた。東京公演は日生劇場にて3月7日~29日、大阪公演はSkyシアターMBSにて4月4日~14日、愛知公演は愛知県芸術劇場 大ホールにて4月19日~21日、福岡公演は久留米シティプラザ ザ・グランドホールにて4月26日~28日、熊本公演は熊本城ホール メインホールにて5月3日~4日、群馬公演は高崎芸術劇場 大劇場にて5月11日~12日。
2024年01月30日神山智洋(WEST.)が自身初の単独主演を務める連続ドラマW-30『白暮のクロニクル』のゲストキャストが発表された。原作は、『機動警察パトレイバー』『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』などで知られるゆうきまさみの同名マンガ。不老不死の体質を持つ“オキナガ”で、見た目が18歳、実年齢は88歳の雪村魁を神山智洋、オキナガたちを管轄する厚生労働省の「夜間衛生管理課」、通称“夜衛管(やえいかん)”への異動を通告され、魁との連絡係を命じられる新米職員の伏木(ふせぎ)あかりを松井愛莉が演じ、「吸血鬼(オキナガ)×公務員」という異色のコンビが難解な事件に挑む。また“夜衛管”の責任者で、厚生労働省の参事官でもある竹之内唯一(たけのうちただひと)役に竹財輝之助、オキナガに対して偏見を持っている刑事・唐沢役に高橋努、魁が暮らす私設図書館「按察使文庫」(あぜちぶんこ)の執事で、公私共に魁を支える実藤寿一郎(さねとうじゅいちろう)役に大林隆介が扮する。そして、その私設図書館「按察使文庫」の主で150年程生きているオキナガ、按察使薫子(あぜちかおるこ)役に伊藤歩、あかりの“夜衛管”での上司で教育係の久保園幹也(くぼぞのみきや)役に光石研と、個性豊かな面々がふたりを取り巻く。今回解禁されたゲストキャストは総勢11名。信頼できる唐沢の部下・鳴宮役に桜庭ななみ、「カインの裔(すえ)」というサイトの管理人でオキナガのムラカミ役に水間ロン、失踪した妹を探す青年・梶田直役に田村健太郎、魁のかつての恋人・長尾棗(ながおなつめ)役に片山友希、雑誌「週刊セロン」のライターで魁と同じく“羊殺し”を追う須本美和役に原田佳奈、ある殺人事件の容疑者として浮上するオキナガの紫堂邦明役に吉村界人、“羊殺し”をモデルにした映画『眠れない羊たち』に主演する女優・鈴川なえ役に工藤遥、その映画『眠れない羊たち』のプロデューサー・鳥飼誠役に矢柴俊博、過去に竹之内と親交のある昭和の大女優・伊集幸絵役に霧島れいか、ある出生の秘密を抱えるあかりの父親・伏木修介役に利重剛、魁と約束を交わす謎の老女役に水野久美が扮する。さらに本作の放送・配信スタートが3月1日(金)午後11時に決定。これらのキャラクターがどのように物語に絡み、魁とあかりの前に立ちはだかるのか?そしてこの中に魁とあかりが追う“羊殺し”の犯人は潜んでいるのか、注目が集まる。連続ドラマW-30 『白暮のクロニクル』()3月1日(金)放送開始毎週金曜日午後11時放送・配信(全12話)
2024年01月25日『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間』の公開を記念したトークイベントが12月2日、東京・グランドシネマサンシャイン池袋で行われ、同作の総監督を務める神山健治、過去に『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』『イノセンス』を手がけた押井守監督が登壇した。2022年5月からNetflixで配信されたフル3DCGアニメーション『攻殻機動隊 SAC_2045』シーズン2(全12話)に新たなシーンを追加して再構成した劇場版。前作『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』に続き、神山健治と荒牧伸志(『APPLESEED アップルシード』)が総監督、『新聞記者』『余命10年』などの実写映画で知られる藤井道人が監督を担当した。左より)押井守、神山健治(総監督)世界規模の経済災害とAIの爆発的な進化により、計画的かつ持続可能な戦争へと突入した2045年を舞台に、全身義体のサイボーグ・草薙素子率いる公安9課は、突如として出現した新人類「ポスト・ヒューマン」の電脳犯罪を阻止するべく奔走する。神山監督は「世界情勢も大きく変わった。2045シリーズが描こうと思ったことがどんどんパスされるほど、時の早さを感じますね」と制作過程で急激に進んだ時代の変化と、作品の関係性を語った。その言葉に対し、押井監督は「神山、まだやっているんだと。『攻殻』をって意味じゃなくて、時代というテーマを果敢に追いかけているということに尽きる。よく戦っている」と激賞し、「昔は時代に抜きつ抜かれつだったけど、今は時代がどんどん先行するから、時代をテーマにするのは難しくなってきた。(自身は)『パトレイバー』で時代に関わろうとした時期はあったが、なかなかできない」と話していた。本作の重要な設定であるダブルシンク(二重思考)について、押井監督は「(自身の作家性として)虚構と現実と散々言われてきたけど、そういうことではなく、映画を作る上での方便。それ自体が映画になるわけではない」と説明し、「虚構なしで生きている人間はいないし、人間は年を取ると、現実と自分の落としどころが見えてくる。最終的には人間の現実を語りたい」と目指す道を示した。士郎正宗氏の原作コミックを起源とした「攻殻機動隊」シリーズが、長年愛される理由に話題が及ぶと、押井監督は「散々、聞かれたけど、分からないね」。当初はインターネット、現在ではAIに対する畏怖や恐怖が織り込まれているが、「新しい技術や未来像は願望で語られるが、実際には違うところで進化する」だといい、「恐怖は願望の裏返し。その願望を下敷きに、映画を作り出すのが僕らの仕事で、予言するために映画を作っているわけではない」と語った。取材・文・撮影=内田涼<作品情報>『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間』公開中 ※3週間限定公式サイト:士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会
2023年12月03日神山羊が新曲「鬼灯」(読み:ほおずき)を発表。神山羊の新曲「鬼灯」神山羊の新曲「鬼灯」は、2024年1月5日(金)より放送がスタートするTVアニメ「百千さん家のあやかし王子」のオープニングテーマとして書き下ろした楽曲。元々少女漫画好きでもあるという神山羊は、本作の美しい描写と和の雰囲気、そしてダークファンタジー的なイメージを表現したという。TVアニメ「百千さん家のあやかし王子」オープニングテーマにTVアニメ「百千さん家のあやかし王子」は、硝音あやによる同名の漫画作品を原作にしたあやかし系和風ファンタジーアニメーション。16歳の誕生日を期に、“幽世(かくりよ)”と“現世(うつしよ)”の狭間に建つ「百千家(ももちけ)」を相続することになった主人公・百千ひまりが、百千家の先住人である葵、紫、伊勢たちとともに日々をおくる姿を描く。神山羊 コメント「百千さん家のあやかし王子」のオープニング主題歌を担当させていただきます。神山羊です。元々少女漫画好きでもあるので、いつか少女漫画原作の音楽をやってみたい!と思っていました。なので今回音楽を担当できてとても光栄です。美しい描写と和の雰囲気、妖やちょっとだけダークファンタジーなイメージから楽曲を制作しました。百千さんのアニメの世界観を彩ることができるような、そんな楽曲になっていれば嬉しいです。作品情報神山羊 新曲「鬼灯」※TVアニメ「百千さん家のあやかし王子」オープニングテーマ。リリース日:未定<放送情報>TVアニメ「百千さん家のあやかし王子」2024年1月5日(金)より放送開始
2023年11月24日シチズン(CITIZEN)が展開するシチズンコレクションから、神山健治監督のアニメーション『攻殻機動隊 SAC_2045』シリーズとのコラボレーションによる限定腕時計が登場。シチズンコレクションの腕時計「アナデジテンプ」×『攻殻機動隊 SAC_2045』ベースモデルに採用されたのは、1980年代に登場し国内外で人気を博した「アナデジテンプ」。アナログとデジタルを組み合わせたレトロフューチャーなデザインと温度を測るセンサー機能が特徴で、2018年に待望の復刻を果たした人気モデルだ。電脳空間をイメージした文字板デザイン今回のコラボレーションでは、この「アナデジテンプ」に『攻殻機動隊 SAC_2045』の世界観を落とし込んだ2種類の限定モデルがラインナップ。文字板にサイボーグや電脳空間をイメージした基板のデザインを施すことで、「アナデジテンプ」のレトロフューチャーな佇まいをより印象的に強調している。裏ぶたに素子&タチコマを刻印裏ぶたには、作品の中で印象的なシーンを模したアートをデザイン。ブルーベースのモデルにはタチコマに乗る草薙素子、グリーンベースのモデルには銃を構える草薙素子が、それぞれ刻印されている。描き下ろしイラストのアクリルスタンドが付属また、本コラボレーションモデルを着用した草薙素子の描き下ろしイラストを使ったアクリルスタンドが付属。素子がイラストの中で着用しているのは、実際に購入したコラボレーションモデルと同じカラーのモデルとなっている。商品情報シチズンコレクション /『攻殻機動隊 SAC_2045』コラボレーション限定モデル ※完全受注生産購入申し込み受付期間:2023年10月31日(火)13:00〜12月14日(木)23:59配送時期:2024年6月下旬〜7月上旬予定価格:49,500円<店頭展示>■シチズン フラッグシップストア 東京(東京都中央区銀座 6-10-1 GINZA SIX 1F)展示期間:2023年11月1日(水)〜11月12日(日)■シチズン フラッグシップストア 大阪(大阪府大阪市中央区心斎橋筋 1-1-5)展示期間:2023年11月15日(水)〜11月30日(木)■アニメイト渋谷店(東京都渋谷区宇田川町 31-2 渋谷 BEAM 3F)展示期間:2023年12月3日(日)〜12月14日(木)※展示期間は変更となる場合あり。■アニメイト梅田店(大阪府大阪市北区中崎⻄ 2-4-12 梅田センタービル B1)展示期間:2023年12月3日(日)〜12月14日(木)※展示期間は変更となる場合あり。【問い合わせ先】シチズンお客様時計相談室 フリーダイヤルTEL:0120-78-4807(受付時間 9:30〜17:30 祝日除く月〜金)
2023年11月03日ダークコメディ交互上演『尺には尺を』『終わりよければすべてよし』の初日前会見と公開フォトコールが18日に東京・新国立劇場で行われ、岡本健一、浦井健治、中嶋朋子、ソニン、演出を務める鵜山仁氏が登壇した。今回上演される“ダークコメディ”2作は、「ベッド・トリック」(男性が期待していた相手とは異なる女性がベッドを共にする仕掛け)が物語のカギを握る表裏一体のような戯曲であり、シェイクスピア作品の中では数少ない女性が物語の主軸となる作品。悲劇とも喜劇ともつかない、結末から「問題劇」とも分類される2作を交互に上演することでシェイクスピアの鋭い視点と同時代性を浮かび上がらせている。○■浦井健治、『尺には尺を』『終わりよければすべてよし』会見に登場『尺には尺を』ではクローディオを、『終わりよければすべてよし』ではバートラムを演じる浦井。両役について「自己中でゲスでクズと言われる役ですが、演じていると懸命に生きる場所を探しているような感覚があります。そこが実は終着点がない、この役のおもしろさなのかなと思っています」と話した。これまでシェイクスピアの歴史劇を上演してきた同カンパニー。今回は初めて歴史劇以外の作品を上映することになり、稽古中にはディスカッションが多く行われていたそう。演出を手掛けた鵜山は「話がざっくばらんにできるようになった。みんな錆が付いてきたというか、経験が蓄積されてきた」とキャスト陣の変化について話すも、「浦井くんだけは不思議と年なんか取っていないみたいな顔して芝居をしている」といじり、浦井もタジタジの様子だった。その後も14年ぶりに同カンパニーに参加したソニンが成長を褒められ大喜びしながら「だってよ! 健ちゃん!」と、急に浦井に水を向けると「よかったね……(笑)」と一言。「やっぱ変わってない! ルックスも変わってないもんね」とソニンからも言われると「なんで僕の話になるの……」とつぶやき、笑いを誘っていた。
2023年10月18日「ジャニーズWEST」の神山智洋が主演を務める連続ドラマW-30「白暮のクロニクル」が来年放送される。神山さん自身初の単独主演作となり、初のWOWOW主演となる。原作は、「機動警察パトレイバー」のゆうきまさみによる同名漫画。2013年から2017年まで、「週刊スピリッツ」で連載されたミステリー作品で、“吸血鬼(オキナガ)×公務員”という、これまで描かれなかった異色のコンビが、難解な事件に挑むという斬新な設定で展開されていく。白暮のクロニクル(1) (ビッグコミックス)画像:amazon.co.jp今回神山さんが演じるのは、不老不死の体質を持つオキナガで、見た目は18歳だが、実年齢は88歳の雪村魁。オキナガ絡みの殺人事件の捜査に協力する傍ら、70年間にわたり、未年(ひつじどし)のクリスマスに起こる連続殺人事件、通称「羊殺し」の犯人を追っている。かつて、恋人を「羊殺し」で殺されており、オキナガ以外、実行することのできない「羊殺し」の犯人を突き止め、復讐を果たすことが目的だ。そんなオキナガ惨殺事件に遭遇した厚労省の新米職員・伏木あかりは、オキナガたちを管轄する厚生労働省の「夜間衛生管理課」、通称“夜衛管(やえいかん)”への異動を通告され、魁の担当者に。2人はバディとなり、衝突を繰り返しながらも事件解決に奔走する。神山さんは「主にずっと舞台をやらせていただいていて、久しぶりに、約4年ぶりなので、遂に来た!という感じです」と今回のオファーを喜び、「ずっとオキナガとして70年生きてきて、ひどい言葉をたくさん浴びせられ、ひどい扱いもたくさん受けてきて、色々と経験した18歳。子供っぽいところがありながらも達観している」と演じるキャラクターについて語る。また、「今作は内容や映像表現的に攻めたシーンも多いと思います。最近あまり見なくなったけど、リアルに見せていく表現。僕自身はそういう作品をずっとやりたいと思っていました。原作を読んでも攻めた内容となっているので、出来上がりがとても楽しみです。原作に近付けたり、リアルなところはできるだけ見せていきたい、忠実にやっていきたいです」と意気込む。そして、「関わる人との対話によって最初はクールで自由だったけど、魁自身の奥底に眠っていた人間味というものがどんどん現れてくる。それを引き出してくれる個性豊かなキャラクターたちとの掛け合いにもぜひ注目していただければと思います」と視聴者へメッセージを寄せている。連続ドラマW-30「白暮のクロニクル」は2024年WOWOWにて放送・配信予定。(シネマカフェ編集部)
2023年10月09日神山羊の新曲「恋巡り」が、2023年10月11日(水)にリリースされる。神山羊の新曲「恋巡り」21年リリース「色香水」の続編神山羊の新曲「恋巡り」は、2021年にリリースされた「色香水」の続編として制作された楽曲。同楽曲に登場する女性の目線で描かれた、心地良いバンドサウンドが鳴るセンチメンタルなナンバーだ。TVアニメ「ホリミヤ」との特別コラボ映像「色香水」がTVアニメ「ホリミヤ」のオープニングテーマに採用されていたことから、「ホリミヤ」のインスパイア曲にもなっている「恋巡り」。アニプレックスのYouTubeチャンネルでは、2021年1月クールの「ホリミヤ」と203年7月クールの「ホリミヤ -piece-」の映像に、「恋巡り」の音源1コーラス分を乗せた、特別なコラボレーション映像が公開されている。作品情報神山羊 新曲「恋巡り」配信リリース日:2023年10月11日(水)
2023年10月07日連続ドラマW-30『白暮のクロニクル』が2024年にWOWOWで放送・配信されることが決定。併せて主演を神山智洋が務めることが発表された。原作は、『機動警察パトレイバー』『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』などで知られるゆうきまさみによる同名ミステリー漫画。自身初の単独主演作品かつ初めてWOWOW作品に出演する神山が演じるのは、不老不死の体質を持つ“オキナガ”で、見た目が18歳、実年齢は88歳の吸血鬼探偵・雪村魁。オキナガ絡みの殺人事件の捜査に協力する傍ら、70年間にわたり、未年のクリスマスに起こる連続殺人事件、通称“羊殺し”の犯人を追っている。かつての恋人を羊殺しに殺されており、オキナガ以外実行することのできない羊殺しの犯人を突き止め、復讐を果たすことを目的としている。オキナガ惨殺事件に遭遇した厚労省の新米職員伏木あかりは、オキナガたちを管轄する厚生労働省の「夜間衛生管理課」、通称“夜衛管”への異動を通告され、魁の担当者になるよう命じられる。2人はバディとなり、衝突を繰り返しながらも事件解決に奔走する。神山は自身初の単独主演作品としてのオファーに「遂に来た!」と感激の様子で、魁のキャラクターに関しては「子どもっぽいところがありながらも達観しているキャラクター」と解説。また原作でも特徴的な魁の髪色を「どうしても地毛でいきたくて、意地でも魁に近付けてやろうと思って(笑)。美容院に行きまくりましたね(笑)」とこだわりを明かしている。メイン監督には連続ドラマW-30『ダブル』を手がけた中川和博。脚本を『連続ドラマW邪神の天秤 公安分析班』の小山正太、『相棒』『ウルトラマンブレーザー』の山崎太基らが務め、音楽はNHK連続テレビ小説『舞い上がれ!』『それってパクリじゃないですか?』の富貴晴美が担当する。■神山智洋 コメント・オファーを受けての感想主にずっと舞台をやらせていただいていて、久しぶりに、約4年ぶりなので、遂に来た!という感じです。純粋にありがたかったです。主演をやりたいという思いだけでできることではないので。今回プロデューサーさんがライブを見て主演に決めていただいたという経緯を聞いて、どこで何に(縁が)繋がっているか分からないなと思いました。選んでいただいて感謝です。・演じる雪村魁というキャラクターについて僕が演じる魁は見た目が18歳、実年齢88歳。自分が18歳の頃を思い返してみて、演じています。ずっとオキナガとして70年生きてきて、ひどい言葉をたくさん浴びせられ、ひどい扱いもたくさん受けてきて、色々と経験した18歳。子どもっぽいところがありながらも達観しているキャラクターだと思います。・雪村魁を演じる上でのこだわり髪の毛は映像で見た時にコスプレ劇にはしたくないなと思いました。だからどうしても地毛でいきたくて、意地でも魁に近付けてやろうと思って(笑)。美容院に行きまくりましたね(笑)。あと食事制限もしました。今もしています。オキナガになった18歳から体型も変わらない、オキナガになった瞬間に時が止まっていると思うので。食べているものもお肉ばっかり、スイーツとかは絶対に食べていないから、太るわけがないと思いました。逆に筋トレして筋肉がついている状態もちょっと魁っぽくないなと、食事制限で体重を落とそうと思い、ピークから3キロは落としました。自然に無理することなく減量しましたね。あとは眉毛を若干細くして、キリっとさせて。できるだけオキナガ、雪村魁という人物像に近付ける努力はしました。現実的というか、もしかしたらこういう人が実際にいるのかもみたいに思ってもらえるように、できるだけ人間っぽさ、リアル感は追求しました。・撮影で楽しみなポイント今作は内容や映像表現的に攻めたシーンも多いと思います。最近あまり見なくなったけど、リアルに見せていく表現。僕自身はそういう作品をずっとやりたいと思っていました。原作を読んでも攻めた内容となっているので、出来上がりがとても楽しみです。原作に近付けたり、リアルなところはできるだけ見せていきたい、忠実にやっていきたいです。・視聴者へメッセージもしかしたら僕のファンは僕が出ているドラマを見たいと言ってくれていた方もいるかもしれないので、そんなファンの皆様、お待たせいたしました(笑)。僕自身も原作を読んでいてものすごく引き込まれました。魁の魅力、あかりとの凸凹コンビ感、最初はバチバチだけど段々と戦友になっていくキャラクターがいたり。実年齢88歳だけど18歳の時の少年心と様々な人生経験によって達観しているところ。また関わる人との対話によって最初はクールで自由だったけど、魁自身の奥底に眠っていた人間味というものがどんどん現れてくる。それを引き出してくれる個性豊かなキャラクターたちとの掛け合いにもぜひ注目していただければと思います。■原作者:ゆうきまさみコメント実のところ、実写ドラマ化の話をいただいたときには「嬉しいけれど無謀ではないか」とも思いました。しかしWOWOWさんがこのドラマ化に挑んでくれる以上、期待するしかありません。僕はWOWOWさんのドラマが大好きなんです。主演の神山さんも大変な気合いの入り方と聞いていますし、あの原作をどう料理し、どんな映像が生み出されるのか、やっぱり楽しみなんですよ。■中川和博監督 コメントミステリー、SF、アクション、歴史、ロマンス……個性豊かで魅力的なキャラクターが、時代やジャンルすらも縦横無尽に駆け巡りながら、壮大な謎に迫っていく。ご覧頂く方に、その姿をお腹いっぱい楽しんでもらえるよう、全てが便利で手軽な現代に於いて「手間のかかること」「困難なこと」を避けずに撮影を進め、神山さんを筆頭に素晴らしいキャストと共に駆け抜けていく所存です。放送まで幾昼夜、ぜひ原作を読んでお待ちください。眠るときには羊でも数えながら……。■プロデューサー:高江洲義貴(WOWOW コンテンツ制作局 ドラマ制作部)コメント初めて原作を読んだとき、魅力的なキャラクター、緻密なストーリー、奥に秘めた現代的なテーマに感動し、これは絶対に映像化したいとすぐに原作権の問い合わせをしました。無事、許諾をいただき、「では、主役の雪村魁を誰に演じてもらえばよいのか」と思いあぐねていた時、ジャニーズWESTのライブを観に行く機会があり、神山さんの佇まい、パフォーマンスを目の当たりにし、「あ、魁だ。」と、これまたすぐにオファーをしました。そして、情熱を持った志の高い素晴らしいスタッフ・キャストが集まってくれました。今、こうして自分が心から願った座組で本作に挑めていることに大きな喜びを感じています。同時に、「ゆうきまさみ作品、初の実写映像化」、「神山智洋、初の連続ドラマ単独主演」という、看板の重みに非常に身が引き締まる思いであります。この看板の名に恥じない、最高に面白いドラマを皆様にお届けします!<番組情報>連続ドラマW-30『白暮のクロニクル』2024年 WOWOWにて放送・配信スタート特設サイト:
2023年10月05日神山羊が、新曲「恋巡り」を10月11日(水) に配信リリースすることが決定した。「恋巡り」は、2021年にリリースされた「色香水」の続編として制作された楽曲で、「色香水」に登場する女性の目線で描かれたバンドサウンドが心地良いセンチメンタルなナンバー。ドラムにChilli Beans.のサポートでも活躍するYuumi、ベースにOmoinotakeの福島智朗がレコーディングで参加している。また、「色香水」でTVアニメ『ホリミヤ』オープニングテーマを務めていたことから、「恋巡り」は『ホリミヤ』のインスパイア曲にもなっており、「恋巡り」の音源を1コーラス使用した『ホリミヤ』とのコラボレーション映像が公開された。映像は2021年1月クールの『ホリミヤ』と、今年7月クールの『ホリミヤ -piece-』の映像が使用されており、様々な季節を描いたアニメのシーンと楽曲がシンクロしている。なお、10月25日(水)にリリースされる『ホリミヤ -piece-』のBlu-ray & DVD第3巻には、特典映像としてフルサイズバージョンが収録される。TVアニメ『ホリミヤ』×神山羊「恋巡り」コラボレーション映像(short ver.)<リリース情報>神山羊「恋巡り」10月11日(水) 配信リリース神山羊「恋巡り」ジャケット配信リンク:&DVD『ホリミヤ -piece- 3』10月25日(水) リリース●完全生産限定版(Blu-ray):7,700円(税込)●完全生産限定版(DVD):6,000円(税込)公式サイト:関連リンク公式サイト:::::
2023年10月04日娘にサッカーは……「やらせたくない」(※画像は丸山桂里奈さんオフィシャルブログより)本並健治さんは2020年10月に丸山桂里奈さんと結婚し、2023年2月23日に第一子の女の子が誕生。日々、夫婦で育児に取り組んでいることをSNSで明かしています。そんな本並さんが9月24日放送のラジオ『すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト』(ニッポン放送)に出演。子育てにまつわるさまざまなトークを展開しました。赤ちゃんが生まれたとき、本並さんは山形にてお仕事中だったためにすぐに会えず、翌日初対面した際に「めちゃめちゃ可愛かったです。感動でした」。お腹の中にいた頃から話しかけたり、歌を歌って聴かせたりしていたそうで、対面したときの喜びもひとしおだったようです。生後7ヶ月となった娘はすっかり「パパっ子」に。「僕が抱っこすると泣き止んで、ずっと僕の方見てたり」するのでたくさん抱っこしているそうですが、そのせいか「最近、腱鞘炎なったんですよ。めっちゃ手首痛いんですよ」という状態に。本並さんは「赤ちゃんって重い」「手首の方向って縦じゃないですか」と説明し、赤ちゃんを横抱きで支えるような動きは日常生活であまりないことから、不自然な恰好で抱き続ければ腱鞘炎になってしまうのも当然だと感じたようです。元サッカー日本代表のゴールキーパーである本並さんは強靭なフィジカルの持ち主ではありますが、それでも連日の抱っこには敵わないのかもしれません。(※画像は丸山桂里奈さんオフィシャルブログより)娘の将来について「サッカー選手にしたいですか?」と聞かれると、「本人がやりたいと言ったらやらせますが、基本的にコンタクトスポーツはやらせたくない」と消極的な様子。自分も妻の丸山さんも、サッカーでケガを負っているため、可愛い娘にはやらせたくない気持ちが強いそうです。ただ、スポーツを通して周囲の人々への感謝の気持ちを学ぶことは大切だとして、「オリンピックを目指して、個人競技をしてほしい」とも明かしていました。加えて自分も丸山さんも、サッカー選手として海外で活動していた経験があることから、子どもにも多言語学習が必要だと考えているという本並さん。英語のみならず、中国語やポルトガル語など複数の言語習得によって、将来的に「いろんな仕事ができるようになる」のではと考えているそうです。育児中の腱鞘炎はパパにも起こり得る赤ちゃんを抱っこしていて親指付け根側の手首に激痛が走ったら、それは「腱鞘炎」かもしれません。腱鞘炎は妊娠・出産期や更年期の女性に起こりやすい傾向があり、ある調査では35.2%の女性が産後、手や手首に痛みを感じた経験があると答えています。腱鞘炎の原因のひとつに「産後のホルモンバランスの変化」もあるといわれており、女性に多いことは確かなのですが、もちろん男性でも腱鞘炎になる可能性はあります。産後まもない時期は赤ちゃんの抱っこや授乳など、腱鞘炎のリスクになる動きが多いもの。赤ちゃんの抱き方に慣れない中、首が据わらない新生児の頭をしっかり支えて抱き上げたり下ろしたりする動作が、授乳、沐浴、おむつ交換などで頻回に生じます。そうした際、抱き方に慣れていないと、「手首が手のひら側や親指側に過度に曲がった状態」で赤ちゃんを手で掴むように抱っこしてしまうことも多いため、結果的に親指の筋の使いすぎとなって、腱鞘炎になると考えられます。ゆえに腱鞘炎は、ママはもちろん、日々抱っこなどを繰り返しているパパにも起こり得る症状なのです。腱鞘炎を放っておいたり、正しい対処をしなかったりすると、症状が悪化して動きがスムーズでなくなったり、一層症状が強くなったりといった悪循環が生じる可能性があります。とくに、「痛みが2週間以上続いている」「ひどい痛みや腫れがある」「患部を動かさなくても強い痛みがある」「市販薬を1週間ほど使用してもよくならない」といった場合は、整形外科を受診してくわしく調べてもらいましょう。参照:産後に親指付け根側の手首に激痛! 腱鞘炎の治し方と予防法【理学療法士監修】
2023年09月26日神山羊が、新曲「Endroll」のスタジオライブ映像を公開した。今回の映像は、本日8月25日(金) から27日(日) に開催される、57組のアーティストのライブ映像やミュージックビデオなどを一気にプレミア公開する「YouTube Music Weekend 7.0 supported by docomo」と連動したもの。ソニーミュージックスタジオでパフォーマンスされ、神山とともに楽曲のレコーディングに参加したヒトリエのメンバー3人が登場する。神山羊「Endroll」スタジオライブ映像■「YouTube Music Weekend 7.0 supported by docomo」再生リスト:<リリース情報>神山羊 ニューシングル『Endroll』8月30日(水) リリース●アーティスト盤(完全限定生産盤 / CDのみ):1,650円(税込)神山羊『Endroll』アーティスト盤ジャケット●アニメ盤(期間限定生産盤 / CD+Blu-ray):2,200円(税込)神山羊『Endroll』アニメ盤ジャケット (C)久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ【CD収録内容】1. Endroll ※TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』エンディングテーマ2. ナイトスイミー ※Qoo10新TV-CMソング【Blu-ray収録内容】※アニメ盤のみTVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』ノンクレジット・エンディングムービー【購入者特典】・Amazon.co.jp:各形態柄メガジャケ・アニメイト:A4クリアファイル(アニメ描き下ろしイラスト)・セブンネットショッピング:アクリルチャームミニキーホルダー(CDジャケ写柄)・楽天ブックス:アクリルキーホルダー(ロゴ柄)・TOWER RECORDS全店(オンライン含む / 一部店舗除く):B3ポスター(アーティスト写真柄)・応援店:ステッカー(CDジャケ写柄)応援店一覧:配信リンク:予約リンク:<番組情報>TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』毎週土曜23:00~ テレビ東京系列ほかで放送中TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』ビジュアル (C)久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ番組公式サイト:<ライブ情報>神山羊 LIVE 2023『Endroll』9月22日(金) duo MUSIC EXCHANGE開場18:00 / 開演19:00関連リンク公式サイト::(Twitter):::
2023年08月25日神山羊の新曲「Endroll」が、2023年8月20日(日)にCD発売される。神山羊の新曲「Endroll」神山羊の新曲「Endroll」は、人気TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』のエンディングテーマとして採用された楽曲。レコーディングにヒトリエのメンバーが参加しており、神山羊史上、最もロックサウンドにアレンジされた一曲となっている。アニメ盤とアーティスト盤の2形態でリリースCD版のパッケージは、私服姿でギターを携える黒崎一護の描き下ろしイラストが印象的なアニメ盤と、12インチのレコードサイズ(300x300mm)仕様のアーティスト盤の2形態でリリース。アニメ盤には、TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』のノンクレジットエンディングムービーを収録したブルーレイが付属する。リリース記念ワンマンライブまた、「Endroll」のリリースを記念したワンマンライブ「神山羊 LIVE 2023 『Endroll』」が、2023年9月22日(金)に東京・渋谷のデュオ ミュージック エクスチェンジにて開催される。作品情報神山羊 新曲「Endroll」CD発売日:2023年8月20日(日)※7月9日(日)に先行配信リリース。価格:・アーティスト盤(完全限定生産盤)[CDのみ] 1,650円・アニメ盤(期間限定生産盤)[CD+Blu-ray] 2,200円収録内容:■Disc1[CD]1.Endroll TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』エンディングテーマ2.ナイトスイミー Qoo10新TV-CMソング■Disc2[Blu-Ray] ※アニメ盤のみTVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』ノンクレジットエンディングムービー店頭特典:[Amazon.co.jp]各形態柄メガジャケ[アニメイト]A4クリアファイル(アニメ描き下ろしイラスト)[セブンネットショッピング]アクリルチャームミニキーホルダー(CDジャケ写柄)[楽天ブックス]アクリルキーホルダー(ロゴ柄)[TOWER RECORDS全店(オンライン含む/一部店舗除く)]B3ポスター(アーティスト写真柄)[応援店]ステッカー(CDジャケ写柄)<ワンマンライブ>「神山羊 LIVE 2023 『Endroll』」日程:2023年9月22日(金)会場:渋谷 デュオ ミュージック エクスチェンジ(duo MUSIC EXCHANGE)開場:18:00 / 開演 19:00チケット一般発売日:8月26日10:00〜
2023年08月17日神山羊が、8月30日(水) にリリースするニューシングル『Endroll』のアニメ盤ジャケットを公開した。表題曲「Endroll」は、TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』のエンディングテーマ。レコーディングにはヒトリエのメンバーが参加しており、神山史上最もロックサウンドにアレンジされた、ソリッドでエネルギーにあふれた楽曲となっている。公開されたジャケットは、BLEACHの主人公・黒崎一護が私服姿でギターを携えた姿が印象的。アニメ盤のパッケージはノンクレジットエンディング映像がブルーレイディスクに収録されたデジパック仕様でリリースされる。<リリース情報>神山羊 ニューシングル『Endroll』8月30日(水) リリース●アーティスト盤(完全限定生産盤 / CDのみ):1,650円(税込)神山羊『Endroll』アーティスト盤ジャケット●アニメ盤(期間限定生産盤 / CD+Blu-ray):2,200円(税込)神山羊『Endroll』アニメ盤ジャケット (C)久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ【CD収録内容】1. Endroll ※TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』エンディングテーマ2. ナイトスイミー ※Qoo10新TV-CMソング【Blu-ray収録内容】※アニメ盤のみTVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』ノンクレジット・エンディングムービー【購入者特典】・Amazon.co.jp:各形態柄メガジャケ・アニメイト:A4クリアファイル(アニメ描き下ろしイラスト)・セブンネットショッピング:アクリルチャームミニキーホルダー(CDジャケ写柄)・楽天ブックス:アクリルキーホルダー(ロゴ柄)・TOWER RECORDS全店(オンライン含む / 一部店舗除く):B3ポスター(アーティスト写真柄)・応援店:ステッカー(CDジャケ写柄)応援店一覧:配信リンク:予約リンク:<番組情報>TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』毎週土曜23:00~ テレビ東京系列ほかで放送中TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』ビジュアル (C)久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ番組公式サイト:<ライブ情報>神山羊 LIVE 2023『Endroll』9月22日(金) duo MUSIC EXCHANGE開場18:00 / 開演19:00関連リンク公式サイト::(Twitter):::
2023年08月10日舞台『家族モドキ』の公開ゲネプロが25日に東京・日比谷シアタークリエにて行われ、山口祐一郎、浦井健治、大塚千弘、保坂知寿が取材に応じた。同作は田渕久美子(脚本)×山田和也(演出)のコンビによるオリジナル作。大学で教鞭を執る高梨次郎(山口祐一郎)は、窓から家を覗いてきた若者・木下渉(浦井健治)に気づく。次郎の一人娘・民子(大塚千弘)の大学時代の同窓生だと名乗る渉を家に引き入れ、数年ぶりに家に帰ってくる娘の民子と再会を果たすことになったが、予期せぬ事実が発覚。混乱する次郎の前に、渉の妻・木下園江(保坂知寿)が現れ……。2020年12月にシアタークリエ他にて上演した『オトコ・フタリ』以来、脚本・演出・キャストと同じメンバーが約3年ぶりにそろったという同作。山口は「コロナのこともあって大変だったんですけど、その期間もみんなで力を合わせて、今年また会えて素敵な劇場で楽しい作品をお客様にも楽しんでいただけるということで、初日を今から楽しみにしています」と喜ぶ。同作に込められたメッセージについて聞かれると、「家族じゃないですかね。思いやる気持ち」(保坂)、「生きてたらいろんなことがある」(大塚)、「笑った後に泣くような人生だよなと。一寸先は闇じゃないですけど、みんなに起こりうる。今の日本で生活していたら必ず起きることかもしれない、だから学べるところが魅力」(浦井)とそれぞれに表す。最後に山口は「みんな違っていいんですよ~、あなたはあなたでいいんですよ~」と優しい言葉でまとめていた。また家族観について話が及ぶと、山口は「がんもどきも、雁のお肉に似てるということで、『家族モドキ』も“家族のような”というんですかね。いろんな形で『家族はこういうものです』と教育され、気がついた時にはしがらみの中で生きていくようなことがあるかもしれないんですけど、そんな中でカチッとした家族じゃなくて『今までと違ってこんなことがあるんじゃないでしょうか』という提案につながっていく」と同作について語る。「楽にみなさん頑張って生きていきましょう、というメッセージを自分ももらっているつもりです」と明かした。浦井は「ミュージカル界といいますか、演劇界って家族だなと痛感すると言いますか。『目線の先に未来がある』じゃないですけど、プロディーサーさんの眼差しとか、祐さんとか知寿さんのやってきたものの大きさも含めて、一緒に同じ時代を家族として生きていられることは醍醐味だなという気がします」と演劇界の“家族感”について話す。大塚は「“家族”と聞くと、あったかくなれる。それは血の繋がりがあろうとなかろうと関係ないんだなというのを、この作品を通じて痛感しましたし、この3年間、コロナでマスクで顔が見えなかったりという中での、人とのつながりを経験したからこそ感じるあったかさだったり、そういうものって家族なんじゃないかなって思います」、保坂は「血のつながりもあるけれど、そうでないつながりで、お互いを受け入れて寄り添って生きていく集合体というか、それはいろんな形があるよねというのが、『家族モドキ』という作品なのかなと思っています」と語った。公演は東京・日比谷シアタークリエにて7月26日〜8月13日。
2023年07月25日“現代における家族の形”を描いた新作舞台『家族モドキ』。山口祐一郎、浦井健治、大塚千弘、保坂知寿という実力派俳優4人が『オトコ・フタリ』(2020)以来、約3年ぶりに集結した。脚本・田渕久美子、演出・山田和也のタッグのもと、お互いを思いやる優しい心であふれた温かい物語を紡ぐ。共演の山口、浦井に話を聞いた。家族とは? 大事な人たちともう一度巡り合う作品ーーまずは今回『家族モドキ』という作品での共演になります。おふたりが演じられる役について、それぞれどのようなところに魅力を感じていらっしゃいますか?山口2020年から始まったコロナ禍。特に田舎から上京してきた学生さんにとっては辛い時期でしたよね。学校に行こうにもアルバイトに行こうにも、はたまた劇場に行こうにもどこも開いていない。家に帰ろうものなら「あなたが東京へ行ったことはみんな知っているから、絶対に帰ってこないように」と突っぱねられるというね。この間、『キングダム』の公演で札幌に行ったんです。そうしたら、この3年間で初めてじゃないかな。飛行機の座席も満席だったし、空港から駅に行く電車の中も混んでいて、マスクはしていましたけど、みなさん楽しくお話しされていたんですよ。ああ、コロナ禍以前の世界に、完全ではないにしても戻ってきているのかなと思いました。そんな今の時期に、この『家族モドキ』です。みんなが忘れかけていた、〈家族〉や〈仲間〉や〈恋人〉や〈同窓生〉といった大事な人たちともう一度巡り合える作品。今だからこそ上演する意味があるのかなと思います。僕が演じるのは父・高梨次郎。この多様性が尊重される時代でも『家族とはこういうものだ! 父親とはこういうものだ!』とひとりで言い張っているような親父です。本当は、父としての思いやりや温かい心ももっているのかもしれませんが……そんな父親を演じます。浦井僕は、その祐さん(山口祐一郎)が演じる父・高梨次郎と、大塚(千弘)さんが演じる娘・民子との間に入っていく役柄。渉は民子の大学時代の先輩になります。作品の中ではいろいろなことが起きて、いろいろな関わり方をしていくので、『家族とはなんだろう?』とお客様と一緒に考えていけるような役割を担うんじゃないかなと、現時点では思っています。ーー浦井さんは保坂さんと夫婦役ですね!浦井はい。最初は驚きましたし、『え、浦井でいいんでしょうか……』とも思いましたが、夫婦役ができることを光栄に思っています。人生の縮図が詰まっている脚本ですが、その中でこの夫婦が担うものも大きいと思うので、誠実に向き合っていけたらと思います。ーー一方の山口さんは、大塚さんが娘役です。何度か共演もされています。山口はい。最初に大塚さんにお会いしたのは、彼女が高校生のときかな。ご両親がいらっしゃって「娘をよろしくお願いします」とご挨拶いただきました。なので、僕も冗談で「え、僕でいいんですか?」と返したら、お母様が「はっ?」と(笑)。お父様が笑ってくださって冗談が成立したからよかったですけどね(笑)。そんな思い出が蘇りましたが、あれから二十数年経ちました。それから保坂さんは、彼女が劇団に来たときから知っていますので、そういう意味だと40年ほど。浦井さんとも、彼がデビューしたときからご一緒させていただいています。この『家族モドキ』の「モドキ」というのは、「家族のような」というね。ただただこのお仕事のために集まって、お互いのこともあまり知らずに、仕事が終わったらさようなら……というのではなくて。お互いが同じ場所でいろいろなことを経験して、またそれぞれ離れたところで経験を重ねて、また集まってきて……まさに「家族モドキ」。ご縁ですよね。浦井お話を聞いて改めて感じましたが、ミュージカル界のキングである山口祐一郎さんは、ずーっと見守ってくださっているんですよ。第一線を走っていらっしゃる先輩なのに、こんなにフレンドリーと言いますか、みんなのことをいつも見守りながら、引っ張ってくださる。またこうしてご一緒できること、嬉しいし、幸せだなぁと思います。より魅力的な一瞬一瞬をーー浦井さんは『キングアーサー』、山口さんは『キングダム』という“歴史もの”に出演されて、今回は現代劇です。何か違いを感じる部分はございますか? 意外と違いはないものですか?浦井うーん……何かありますかね?山口ついつい芝居中に、そのようなタッチになってしまったりしてね(笑)。浦井あはは、突然、刀を振り回さないでくださいね(笑)。山口『キングダム』を振り返ると、殺陣がとにかく大変で、みんなギリギリのところでやっていたんですよ。。でも、回を重ねるごとに、その殺陣がリアルになっていって、呼吸のタイミングまで合わせられるようになっていって……。毎年人口が減っている、この小さい島国ですが、ただただ衰退するわけではなくてね、そこにいる一人ひとりは自分の仕事に矜持を持って、真摯に真面目に向き合っている。素敵な若者がいっぱいいるんだと証明してくれた気がするんですよ。『キングダム』でたくさんのエネルギーをいただいたので、この『家族モドキ』では、古典とか現代劇とか映像とか舞台とか、そういう区別に拘束されずに、より魅力的な一瞬一瞬を作っていきたいと思います。今回出演する俳優は、その創作ができるメンバーだと思っていますから。ーータイトルにちなみ、おふたりにとっての「家族」とは? もしくは「家族モドキ」で連想されるものがあればぜひ教えていただきたいです。浦井ミュージカル界ってちょっと家族的なところがあるような気がするんですよね。山口さんを始めとした諸先輩方、我々の世代、そしてその下の若い世代がいて、互いを意識したり、見守ってくれたりしている。プロデューサーさんも含めて、これからの日本のミュージカルのあり方を考えている意味でも『家族モドキ』だなと感じます。山口『家族モドキ』って、とてもチャーミングなネーミングですよね。作家の田渕先生は本当に予言能力があるかのようだなと思うんです。戦後、核家族というものが理想とされてきたけれど、その〈あるべき姿〉がだんだん崩れていき、現代はまさに不確実で、多様性を尊重する時代になっている……。この作品を通して、改めて「家族とは何か」を考えてみようよと言われている気がします。4人が織りなす楽しいお話です。劇場でお待ちしています!取材・文:五月女菜穂撮影:源賀津己<公演情報>『家族モドキ』2023年7月26日(水)~2023年8月13日(日)会場:東京・シアタークリエ東京公演終了後、大阪(8/18~20・サンケイホールブリーゼ)、愛知(8/24・刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール)にて上演《あらすじ》その日、高梨次郎(山口祐一郎)はリビングで立ったり座ったり、落ち着きがなかった。おまけに、ひとりの若者が、何度も窓から室内を覗いてくる。次郎はその若者を呼び止め、人の家を覗く無礼をたしなめる。彼は木下渉(浦井健治)と名乗り、次郎の一人娘・民子(大塚千弘)の大学時代の先輩だという。渉を家の中に引き入れる次郎。実はその日、民子が久しぶりに家に帰ってくることになっていたのだ。数年ぶりに父と娘は再会を果たすも、予期せぬ事実が発覚し、次郎は混乱。そして渉の妻・木下園江(保坂知寿)が現れて――。チケット情報
2023年06月29日ミュージカル界を牽引する俳優のひとりである浦井健治さん。いまや『笑う男』や『キングアーサー』など数々の舞台で主演をしているが、初めて主演を務めたのが、世界的ヒット小説を日本でミュージカル化した『アルジャーノンに花束を』。’06年の初演時には菊田一夫演劇賞を、’14年の再演時には読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞した作品だ。その作品に、なんと9年ぶりに帰ってくる。「時代を如実に映し出したとても演劇的な作品です」「主演という立場で、ゼロからオリジナルミュージカルを立ち上げる経験はこの作品が初めてでした。音楽監督や演出家と顔をつき合わせて、この曲はこういう感じにしていこうと話して。作っていく過程に携わる幸せを感じ、カンパニーとお客様が一丸となっていく現場を初演、再演とできたことは、今の自分の財産になっています。今回は演出が上島雪夫さんになりますし、過去の公演をリスペクトしつつ、’23年版をみんなで作っていきたいですね」演じるチャーリイは、30歳を過ぎても幼児並みの知能しか持たない青年。その彼が、大学の高名な先生からの申し出により脳の機能を上げる手術を受け、天才へと変貌してゆくことで、これまで知らなかった人間の悪意や社会の理不尽に直面する。「ファンタジーとしてとらえられている作品ではありますが、僕はこの物語が今の世の中を切り取っているように感じています。チャーリイが体験する人体実験は比喩というのか…。実験は成功なのか失敗なのか答えが出ないまま突き進んでいきます。今って、自分が欲しい情報だけをチョイスして手に入れる時代で、その情報というのも、一部が切り取られた情報だったり、それが本当なのかどうなのか検証されていないままのものも多く、自分にとって都合のいい“真実”だけを受け取ってしまう危険がある。しかもそうやって短く切り取られたものに価値が置かれてしまっている。そういう時代を如実に映し出しているところがすごく演劇的だなと思っています。チャーリイは、母親に存在を否定されて生まれてきても人と繋がろうとするし、その純粋さは人体実験後も変わらないんです。ただ、そういう彼の存在によって逆に、周りの人の業とかエゴ、狂気といったものがあぶり出されてくる作品でもあるんですよね」あらためて「戯曲をお客様に伝えることを大事にしたい」とも。「もちろんプレイヤーの熱も舞台では大事だけれど、それが戯曲の邪魔になってはいけない。ミュージカルもそうで、“歌はセリフのように、セリフは歌のように”という言葉がありますけれど、言葉を伝える歌でありたいとつねに思っていて。今回、9年ぶりの役ですし、時間を経たことで影響されるセリフも、重く響いてくる言葉も変わっているはずなので、しっかり向き合いたいですね」3月にはオリジナルアルバム『VARIOUS』をリリースし、5月からはツアーも予定されている。「今回、SOPHIAの松岡充さんに曲を書いていただいているんですが、レコーディングでも手取り足取りディレクションしていただいたうえ、MVにまで出演してくださいました。またミュージカル『エリザベート』の曲で望海風斗さんがトート役で参加してくれたり。僕が書いた亡き父への想いや、父の遺した言葉を、植村花菜さんが歌詞にしてくださった曲が収録されていたり。すごく大事な作品になりました。まだまだ完全に日常に戻ってはいませんが、アルバムを引っ提げてライブをさせていただける状況になりましたし、音楽の力を少しでも伝えられたらと思っています」ミュージカル『アルジャーノンに花束を』幼児並みの知能しか持たないチャーリイ(浦井)に、ある大学の先生から頭をよくする研究への参加を提案される。同じ実験を受けるネズミのアルジャーノンを競争相手に、連日検査を受けるが…。4月27日(木)~ 5月7日(日)東京・日本青年館ホール原作/ダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を』(ハヤカワ文庫)脚本・作詞・オリジナル演出/荻田浩一演出・振付/上島雪夫出演/浦井健治、東山義久、北翔海莉ほかS席1万3000円A席1万1000円Mitt TEL:03・6265・3201(平日12:00~17:00)大阪公演あり。うらい・けんじ1981年8月6日生まれ、東京都出身。ミュージカルやストレートプレイなど幅広く出演。現在、3rd アルバム『VARIOUS』が好評発売中。ライブツアーは5月より東京、大阪にて開催。7月から舞台『家族モドキ』、10月から舞台『尺には尺を/終わりよければすべてよし』も控える。※『anan』2023年5月3日‐10日合併号より。写真・土佐麻理子スタイリスト・吉田ナオキヘア&メイク・山崎順子インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年05月08日ダニエル・キイスの同名小説をもとに2006年に初演され、これまで4度上演を重ねるほどの人気を博してきたミュージカル『アルジャーノンに花束を』。浦井健治が9年ぶりに主演を務めることでも注目を集める本作が、4月27日(木)に日本青年館ホールで開幕し、前日26日に公開ゲネプロと囲み取材が行われた。32歳でありながら幼児並みの知能しかないチャーリイ・ゴードン。「かしこくなりたい」と願う彼は、大学の先生が頭を良くしてくれるという夢のような話に飛びつく。やがて手術によってチャーリイの知能は飛躍的に向上していくが、それによって彼は、かつては気づかなかった人の心や世の中の構造を知ることになる――。舞台中央には、大きなボックス状の舞台美術。チャーリイと同じ手術を受けた白ネズミ・アルジャーノンの登場場所でもあり、限られた世界で生きざるを得ないチャーリイやアルジャーノンの葛藤を象徴的に表す。今回、演出家が荻田浩一から、振付家でもある上島雪夫にバトンタッチしたことで、舞台はよりダンサブルに。キャストの熱演も相まって、人々の愛と葛藤が織りなす感動作がダイナミックに立ち上がっていた。浦井にとっては20代で初めて主演を務め、第31回菊田一夫演劇賞(2006年初演時)、第22回読売演劇大賞最優秀男優賞(2014年再演時)に輝くなど、演技派としての地位を不動のものとした記念碑的作品。「初演からみんなで紡いできた気持ちを稽古場からたくさん感じて、感無量」と語りながらも、今回は新たな演出家・キャストとの創作ということで「初めましての役として向き合う感覚。今回バージョンのものを皆で作る素晴らしさを感じていた」という。チャーリイの手術を担うストラウス博士役の東山義久、チャーリイを優しく導く教師アリス・キニアン役の北翔海莉は、共に本作初参加。「これまで演じてこられた人たちと全くタイプが違うが、崩さず、自分なりのアプローチができたら」「チャーリイの色々なところを正確にみるぶれない、裏切らない、無償の愛をテーマに。」と、それぞれ役への意気込みを語った。浦井も彼らに「二人とも目で包んでくれる」と全幅の信頼を寄せ、東山がムードメーカーとして稽古場を盛り上げてくれたこと、北翔が時に目に涙を浮かべた芝居で心を動かしてくれたことなどを明かした。また、過去の上演でアルジャーノン役として共演した故・森新吾の名前も挙げ、森と東山が同じDIAMOND☆DOGSのメンバーということから「(東山が)チャーリイやアルジャーノンを父性のように包む役で参加してくださることが、自分にとってはすごく大きい」と思いを表した。「お客様の心にいろいろな色の花束としてメッセージが届くような作品」と本作の魅力を、また「観終わった後に、元気になるような、希望溢れる作品になれるように」と意気込みを語った浦井。初演から17年、混迷の時代である今こそ必要とされる、不朽の名作だ。文:羽成奈穂子撮影:岩田えり©ミュージカル『アルジャーノンに花束を』実行委員会【公演概要】タイトル:ミュージカル『アルジャーノンに花束を』原作:ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」(ハヤカワ文庫)脚本・作詞・オリジナル演出:荻田浩一演出・振付:上島雪夫音楽:斉藤恒芳出演:浦井健治大山真志、長澤風海、若松渓太大月さゆ、藤田奈那、渡来美友東山義久北翔海莉<東京公演>日程:2023年4月27日(木)〜5月7日(日)※4月30日(日)17:00&5月5日(金)17:00アフタートークショー開催!場所:日本青年館ホールお問合せ : Mitt03-6265-3201(平日12:00〜17:00)主催:ミュージカル『アルジャーノンに花束を』実行委員会<大阪公演>日程:2023年5月13日(土)・14日(日)場所:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールお問合せ : キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00〜18:00 日祝除く)主催:サンライズプロモーション大阪チケット:※全席指定/税込/未就学児入場不可<東京公演>S席13,000円A席11,000円<大阪公演>13,500円公式サイト: 公式Twitter:@mu_algernon公式Instagram: 【ID:musical_algernon】 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月27日Bunkamura ザ・ミュージアムで、『マリー・ローランサンとモード』展が開催中です。本展で音声ガイドナビゲーターを務めるのは、俳優の浦井健治さん。内覧会で展示をご覧になった浦井さんに、本展の見どころやアートについてお聞きしてみました!浦井健治さんがナビゲート!『マリー・ローランサンとモード』展浦井健治さん【女子的アートナビ】vol. 282本展では、ともに1883年に生まれたマリー・ローランサンとココ・シャネル、そして時代を彩った人々に注目し、美術とファッションを軸に、1920年代のパリの芸術界を紹介。女性的な美を追求したローランサンの優美な絵画を中心に、活動的でモダンな女性服を創作したシャネルのファッションなども展示され、約90点の多彩な作品を楽しめます。本展で音声ガイドを担当した浦井健治さんは、ミュージカルや映像などで活躍。これまで、さまざまな王子や伯爵などの役を演じ、最近までミュージカル『キングアーサー』で主演のアーサー王役を務められ、注目を集めています。そんな貴公子の風格が漂う浦井さんに、展覧会の感想やお好きな作品などをお聞きしてみました。二人の女性に魅せられて…――はじめて音声ガイドを担当されて、いかがでしたか?浦井さん光栄でうれしかったです。美術館は、自分自身や当時の時代とも向き合えて、「学びのある場所」と個人的に思っています。ですから、見ている方の邪魔にならないよう、抑揚などを考えて、優しく包むようなイメージで収録しました。また、今回はナレーションをしながら、自分自身もローランサンとシャネルという二人の女性のすばらしい志や芸術、生きざまに魅せられていきました。こんな贅沢な経験をさせていただき、うれしいです。――二人の女性について、特にどんな点に魅力を感じられましたか?浦井さん社会的に新しい感じがお二人にはあると思います。ローランサンの絵画は、淡い色彩で描かれていて女性らしさがあり、ステキだと思います。彼女の絵には、犬や周りにいる大切な人たちが描かれていて、優しさに包まれています。絆や人間を大切にしていることが絵から伝わります。シャネルは、女性たちが活躍できるよう、いろいろなことにトライされています。今は当たり前のことですが、当時の女性が権利を勝ち取っていくのは大変だったと思います。風潮や常識にあらがい立ち向かう様子は、まるで騎士のように見えます。二人とも、美術やファッションという枠を超えて、これから女性がどうやったら活躍できるのかを呈示しているような方々。だからこそ、みなさんに支持されて、今の時代も憧れの存在になっているのだと思います。美への探究心を感じる――会場をご覧になって、特にどの作品に興味をもたれましたか?浦井さんローランサンの作品に、恋人とのツーショットを描いた絵画があるのですが、二人の色味がグレーと色鮮やかな色で対照的に表されていて、印象的でした。また、自画像もよかったです。身につけている装飾品も工夫されていて、こう見せたいという彼女の思い、美への探求心を感じました。また、シャネルの衣装も興味深く思いました。自分は役者なので、いつも衣装を着させていただくのですが、衣装担当の方が凝った素材をパリから選んで持ってきてくれたり、役者の動きに合わせて制作してくれたり、工夫してくださるのです。いつも衣装担当の方から聞く言葉が、そのまま今回の展示物にリンクしている部分もありました。例えば、お腹を圧迫しないけどスレンダーに見えるファッションなど、今は当たり前のことですが、まさに当時、本展で見たところが始まりだったというのがわかり、すごいなと思いました。――本展は、美術とファッションを一緒に見られますが、その点はいかがですか。浦井さんとても豊かな展示構成だと思いました。説明がひとつひとつ書かれていて、見やすくなっているので、二人の女性の生きた証がよくわかります。まるで進行形のように、今でも彼女たちが生きているような感触があるくらい、見ていて清々しく生命力がありました。何度見ても、きっと発見があると思います。アートは学びの連続――浦井さんにとって、アートはどんな存在ですか?浦井さん情報の宝庫で、学びの連続です。描かれた当時のことを知ることができ、例えば戦争や疫病、生活スタイルなど時代の移り変わりをアートで見て知ることができます。また、自分の職業にも生かされています。実在の人物を演じるとき、書物や写真集などで学ばせていただくのですが、そこに必ずアートが入っています。例えばパリが舞台のとき、パリには行けないけれど美術作品を見ると、そこから服装や装飾品、人々の距離感などアートで語られていて勉強になります。また、知識だけでなく、インスピレーションも得られます。演じるのは、その場で生きて反応していくこと。アートは視覚で見て体感できるので、例えば教会の中の空気感とかが作品から伝わると、演じるときの助けになります。――よく美術館に行かれるとのことですが、印象に残る展覧会や作品はありますか。浦井さんいろいろありますが、以前、一部屋すべてモネの作品が飾られているのを見たときはすごいと思いました。やはり、本物はすごいですね。本物に触れると、自分の感性も変わっていき、研ぎ澄まされたインスピレーションが得られます。その空間に身を置くことでリセットでき、自分自身とも向き合えます。こんな贅沢な時間をリーズナブルなお値段で買えるのですから、美術館はもっとみんな行っていい場所だと思います。どんな方でも楽しめます!――最後に、読者の方にメッセージをお願いします。浦井さん二人の女性の心意気や志、生きた証に触れることができる展覧会で、見ると世界が広がります。男性も学ぶことが多く、渋谷の真ん中にあるのでカップルで来ていただいてもいいと思います。ぜひ、この贅沢な空間を体感していただきたいです。音声ガイドも、みなさんと一緒に街を歩いているような雰囲気になれるよう心がけました。どんな方が来ても楽しめるすごくステキな芸術空間で、心に潤いをもたらしてくれます。ぜひ一度といわず、何度も足を運んでいただければと思います。インタビューを終えて…終始穏やかなトーンで、とても丁寧にお話をしてくださった浦井さん。アートから知識やインスピレーションを得て、役作りにも生かされているなど、言葉の端々から演劇に対する真摯な思いが伝わってきました。ぜひ、浦井さんの優しく寄り添うような声で収録された音声ガイドを聴きながら、展覧会を楽しんでみてください。Information会期:~4月9日(日)休館日:3月7日(火)会場:Bunkamura ザ・ミュージアム開場時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)※金・土の夜間開館は、状況により変更になる場合があります。観覧料:一般¥1,900、大学・高校生¥1,000、中学生・小学生¥700撮影・松本理加
2023年03月11日共にサッカー日本代表として活躍した元アスリートカップルである、丸山桂里奈さん&本並健治さん。監督と選手でもあったふたりは、互いを理解し、信頼し、いつしかかけがえのない存在に。現在はバラエティ番組に夫婦で出演するなど、仲睦まじいふたりだが、かつてはサッカーチーム「コノミヤ・スペランツァ大阪高槻」の監督と選手という間柄でもあった。師弟関係の壁を越え、惹かれた経緯は気になるところ。丸山桂里奈:「~高槻」時代は本並さんにめちゃくちゃ怒られましたよね。本並健治:怒っていたのではなく指示。丸山:いや、私の中では鬼監督という印象でした。でも、立場やキャリアとか関係なく、どの選手にも平等で、信頼できたし、尊敬できる人だなと思っていました。――リスペクトの存在から、どう恋愛に発展していったのですか?丸山:本並さんが監督を辞めた年に私も現役を引退して。サッカー教室の指導者の仕事をやる際、本並さんに相談したんです。でも、電話では話が噛み合わなくて。本並:電話だと何を言うてるか、全くわからんかった。丸山:それで会って話すことになり、初めてふたりで食事に。イタリアンのお店だったんですが、本並さんは自分が頼んだ大きなピザを切らずにそのまま食べ始めたんです。普通は、切り分けて食べますよね。なんてワイルドなんだって…その姿に惹かれて気になり始め、そこから猛アタック(笑)。メールを送ったり、食事に誘ったり。本並:でも、僕は相談を聞くだけのつもりだったので、自分のことを好きだとは思わず。元が選手と監督の関係なので、恋愛相手として意識していなかったんです。――本並さんが丸山さんを意識されるようになったきっかけは?本並:コロナ禍に入り、外で会って相談を受けることが難しくなったのが大きな要因だと思います。丸山:「うちに来ますか?」と誘い、家で食事するようになって。本並:誘われたらドキッとするし、ちょっと意識もしますよね(笑)。丸山:それからふたりで過ごす時間が増えて、お互い、一番近い存在に自然となっていきました。ただ、私は「好き」な気持ちを伝えていたんですけど、「付き合う」という具体的な言葉はなくて。半年ほど経った頃、私が「これって付き合ってるんですかね?」と聞いたら、「まぁ、そうやな」って。本並:(照れくさそうに)アハハ。丸山:これだから“昭和の男”ってホントに大変だなって(笑)。本並:おまえも昭和の女やろ(笑)。丸山:でも、初めて答えてくれたので嬉しかったですね。――おふたりが交際や結婚を決意した決め手はなんだったのですか。本並:一緒にいて“楽しそう”ってこと。選手時代から彼女の周りには人が集まり、笑顔で溢れていて、人を惹きつける魅力があるんですよね。あとは食事や健康面を気遣ってくれるところですかね。丸山:胃袋を掴んだってこと?本並:そういう部分もあるね。丸山:本並さんは私の選手時代の顔も、バラエティに出ている今の自分も知った上で好きだと思ってくれるのが信頼できるなって。本並:オンとオフのギャップに惹かれたというのもあると思います。丸山:あと、本並さんは「自分がやりたいことに挑戦しなさい」と言ってくれるんです。番組でおバカなことをやっても否定しない。本並:人生一度だし、やりたいことをやったらいいと思っています。――最後に、おふたりが思い描く理想の関係を教えてください。本並:こんな感じで変わらず一緒にいたい。子供が生まれたらさらに喜びがプラスされて、3人で笑っていられたらいいなと思います。丸山:うちの愛犬がメスで、本並さんにすごく懐いていて。さらに生まれてくる子供も女の子なのできっと懐くと思うし、私も負けてられないなって。子供ができると奥さんは2番になると聞きますが、私は本並さんの中での1番でありたいし、私もやっぱり1番は本並さんでいたいなと思っています。History2012年:監督と選手として出会う2016年:丸山さん引退、本並さんも監督を退任2020年1月:初めてふたりでの食事、丸山さんからの猛アタック開始2020年6月:交際の“確認”後、正式なカップルに2020年9月:入籍まるやま・かりな1983年3月26日生まれ、東京都出身。元サッカー選手。現在はタレントとして活躍中。今月、第一子を出産予定。ほんなみ・けんじ1964年6月23日生まれ、大阪府出身。元サッカー選手。引退後は指導者や解説者として活躍。『ラヴィット!』にも出演。※『anan』2023年2月15日号より。写真・水野昭子インタビュー、文・関川直子(by anan編集部)
2023年02月13日ミュージカル俳優の浦井健治が、ニューアルバム『VARIOUS』を3月15日(水) にリリースすることが決定した。今作にはミュージカル曲から新旧J-POP名曲カバー、松岡充(SOPHIA)、植村花菜など親交のあるアーティスト提供によるオリジナル曲を収録。植村の提供曲には浦井が作詞でも参加している。また過去に共演経験のある望海風斗がゲスト歌唱で参加した楽曲も収められる。また、ライブツアー『浦井健治 Live Tour 2023~VARIOUS~』を5月21日(日) に東京・LINE CUBE SHIBUYA、6月2日(金)・3日(土) に大阪・サンケイホールブリーゼで開催することが発表された。<リリース情報>浦井健治 ニューアルバム『VARIOUS』3月15日(水) リリース●予約受注生産限定盤(CD+豪華ブックレット):8,580円(税込)【限定特典】オンラインイベント参加権(詳細は「オンライントークイベント」記載内容をご確認ください)【封入特典】オリジナル風船チェンジングジャケットジャケ写&MV撮影秘蔵映像オンラインイベントアーカイブ視聴参加券(詳細は商品封入の参加券記載内容をご確認ください)●通常盤(CD):3,300円(税込)【初回生産封入特典】オンラインイベントアーカイブ視聴参加券(詳細は商品封入の参加券記載内容をご確認ください)【先着予約購入特典】ポストカード(共通絵柄)・Amazon:メガジャケ(24cmx24cmサイズ:Amazon限定特典)付き・上記以外のCDショップ・ショッピングサイト:ポストカード(共通絵柄)※特典は数に限りがございますので、発売前でも特典は終了する可能性がございます。※一部お取扱いのない店舗等もございますので、詳しくは対象店舗およびネットショッピングサイトへお問い合わせ下さい。【CD収録内容】「バナナココナッツセット」作詞/作曲:松岡充「キャッチボール」作詞:浦井健治/植村花菜作曲:植村花菜「スパークル」(RADWIMPSカバー)「365日」(Mr.Childrenカバー)「未来予想図Ⅱ」(DREAMS COME TRUEカバー)「木蘭の涙」(スターダスト☆レビューカバー)「民衆の歌」(ミュージカル『レ・ミゼラブル』より)「You Can’t Stop the Beat」(ミュージカル『ヘアスプレー』より)「Be the Hero」(ミュージカル『ビッグ・フィッシュ』より)「きれいは汚い、ただしオレ以外」(新感線☆RS『メタルマクベス』より)「闇が広がる duet with 望海風斗」(ミュージカル『エリザベート』より)「Go the Distance」(映画『ヘラクレス』より)※順不同、収録内容は変更になる場合がございます。<ツアー情報>浦井健治 Live Tour 2023~VARIOUS~5月21日(日) 東京・LINE CUBE SHIBUYA6月2日(金) 大阪・サンケイホールブリーゼ6月3日(土) 大阪・サンケイホールブリーゼ特設サイト:関連リンク浦井健治&STAFF Twitter:オフィシャルファンクラブ:
2023年01月12日浦井健治らが出演するミュージカル『キングアーサー』が12月13日(火)、稽古の様子を公開した。その模様はインスタライブを通じ一般公開されたが、ぴあでは独自撮影した写真含め、現地取材レポートをお届けする。『キングアーサー』はイギリス・ケルトに伝わるアーサー王の伝説をもとに、2015年にパリで初演されたフレンチミュージカル。キャストは主人公アーサーに浦井、アーサーの敵メレアガンに伊礼彼方/加藤和樹(Wキャスト)、魔術師マーリンに石川禅、アーサーの異父姉モルガンに安蘭けい他豪華メンバーが集結し、演出は同作の韓国版を手掛けたオ・ルピナが務める。まず最初はメレアガン役の伊礼が登場。配信カメラに向かって陽気にアピールした直後、自分が手にするはずだったエクスカリバーをアーサーが抜いた絶望と怒りを激しく歌に乗せ『奪われた光』を披露。メタルロックのようなハイトーンボイスと、ケルト風の笛の音が融合する音楽も面白い。続いて王の座につき戸惑うアーサーと、進む道を諭すマーリンのナンバー『私は誰なのか』。浦井のまっすぐな歌声と石川の低音が絡む雄大な楽曲だ。工藤広夢と長澤風海が演じる鹿と狼のしなやかなダンスも印象的。演出家によるノート(演出)を挟み、安蘭扮するモルガンがある企みをアーサーに仕掛けるシーンで歌われる『報いを受けなさい』では、激しくも絡みつくような妖艶なダンスをアンサンブルたちが迫力いっぱいに見せ、続いての『約束』ではアーサーと婚約者グィネヴィア(宮澤佐江)、騎士ランスロット(平間壮一)が揺れる心を必死に抑える三角関係が描かれる。アーサーが王としての誓いを歌う『アーサーの誓い』ではランスロットの太田基裕、ガウェインの小林亮太、ケイ役の東山光明ら騎士たちが一堂に会し、稽古着ですでに凛々しいその姿に目を奪われる。続いての『愛じゃないみたいに』ではグィネヴィア(小南満佑子)とランスロット(太田)が切ないラブソングを聞かせ、ラストはアーサーへの復讐で手を結んだモルガンとメレアガンのナンバー『誓いなさい』。浦井と伊礼の「和樹ィ!」という歓声を受けながら加藤が登場、「俺とキャラが違いすぎるぞ!」(伊礼)、「そりゃそうだろ」(加藤)、「役は同じなのに(笑)」(安蘭)と軽口を叩きながらも、加藤と安蘭が打ち込み音も印象的な耳に残るナンバーを、フレンチミュージカルらしいテンポ感で魅せ、聴かせた。全7曲、たっぷり40分以上かけて作中の楽曲を披露したこの日のイベント。最後は配信カメラに全員で収まり、手を振って賑やかに終了。音楽のカッコよさ、ダンスの迫力、そしてキャストの魅力が存分に伝わり、公演への期待は高まるばかりだ。公演は2023年1月12日(木)より東京・新国立劇場 中劇場にて。その後群馬、兵庫、愛知公演もあり。取材・文:平野祥恵
2022年12月15日誰もが知る伝説のアーサー王を描くミュージカル『キングアーサー』が2023年に上演される。アーサー役の浦井健治が取材会で作品について話した。ミュージカル『キングアーサー』 チケット情報本作はイギリス・ケルトに伝わる伝説を『1789 -バスティーユの恋人たち-』で知られるフランスの作曲家、ドーヴ・アチアがフレンチロックをベースに手掛け、2015年にパリで初演。「楽曲がすごくキラキラしていて歌いごたえのある曲ばかりです。『エリザベート』のルドルフが歌うナンバー以上に高音が多く、大変だと思いますが、やりきって味方につければ、すごくカッコよくて今までにない新鮮な作品になると思います」と意気込む。王の血筋を引くことを知らずに育ったアーサー。「我々も共感できるような普通の青年が、聖剣エクスカリバーを引き抜くという運命を背負ってしまった。実はそれは十字架で、王として君臨するのですが、裏では人間の憎悪や狂気が渦巻くんです」と解説する。アーサーとの共通点については、「平凡な青年がエクスカリバーを引き抜いたがゆえに王になる。ミュージカルはほとんど見たことのなかった僕が、小池修一郎さんに引き抜かれ(笑)、『エリザベート』に出演させていただいた。えらそうに聞こえたら困るのですが(笑)、すごくリンクしているかなと思います」と少し恥ずかしそうに言う。浦井は『ヘンリー五世』『王家の紋章』など王を演じることが多い。「井上芳雄さんを筆頭に、かつてミュージカル界のプリンスと呼ばれていた人がキング(の役をやるよう)になった(笑)」と茶目っ気たっぷりに言いつつも、「光栄ですが責任がある。後輩たちにしっかりと背中を見せていきたい」と気を引き締める。また、「王冠をつけるとそれに翻弄され、無意味だなと思うぐらい、追い込まれるのが王。人生は一筋縄ではいかないという教訓ではないけれど、人間の運命とは何なのだろうと。そこをアーサーで体現していけたらと思います」と語る。演出は本作の韓国版も手掛ける韓国人のオ・ルピナ。「殺陣やアクロバット、ダンスもありのショーアップされた作品ですが、オ・ルピナさんは人間の機微を描き、お芝居をしっかりと紡がれると思います。双方から楽しめるような作品に仕上げていきたい。新しい年に明るく元気になっていただけるように頑張ります!」。公演は1月12日(木)から2月5日(日)の東京・新国立劇場 中劇場を皮切りに、群馬、兵庫、愛知を巡演。兵庫公演は2月24日(金)から26日(日)まで兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホールにて。チケットは12月17日(土)一般発売。取材・文:米満ゆう子
2022年12月15日パルコ・プロデュース 2022『幽霊はここにいる』の公開フォトコールが7日に東京・PARCO劇場にて行われ、神山智洋、八嶋智人、木村了、稲葉賀恵(演出)が登場した。同作は安部公房による戯曲で、1958年度岸田演劇賞も受賞し、翻訳版がヨーロッパなど世界各国でも上演されている。元・上等兵で、いつも幽霊を連れているという不思議な男・深川啓介(神山智洋)が、胡散臭げな風体の男・大庭三吉(八嶋智人)と出会い、幽霊の身許捜しを始める。演出の稲葉は「神山さんは芯がめちゃくちゃ強い。本当に芯が強くて、正直だなあって。舞台上にいて嘘がない気がしていて、ものすごく素直な声としてセリフがポンと聞こえてくるんですよ。それが気持ちよくて、スペシャルな声を持っている人」と表す。八嶋が「化粧水ボイスと呼ばれてるそうですからね」と頷くと、神山は「すーっと染み渡るみたいです、私の声は」と同意し、八嶋は「自分で言いよった!」とつっこんでいた。稲葉がさらに「あとは熱い人だなと思います。ものすごい覚悟を持って前に立ってくださるので、戦友のような気持ちでいます」と言うと、神山は「全くその通りだと思います」と笑わせつつ、「主演としての覚悟はもちろん持たないといけないと思ってますし、深川という役がお芝居の中で唯一幽霊が見えるという立ち位置なので、観にきてくださる皆さんにも幽霊の存在をしっかり認識してもらわないといけない。幽霊がそこにいるということを常にイメージしながらやってますし、台本の中にも幽霊のセリフがあります」と明かす。「僕自身もそうやし、観に来てくださる方達も戦争を知らない方がほとんど。そういう方達に過去に日本でもこういうことがあったんだよ、その方達の命の上に立たせてもらってるんだよということをこの舞台で感じてもらえたらと思っています」と語った。PARCO劇場に立つことについては「僕なんかがいいんですか?」という気持ちもあったそうで、「お話をいただいたのが今年の春頃。髪の毛も伸ばしてたんですけど、お芝居の中でこういう風にして欲しいっていう髪型が決まって、1年ぶりにバッサリ切ったら、いろんな人から『かわいい』という声を非常にいただくんですよね。好評です!」と得意げに。初共演の八嶋は神山について「年も20個くらい違うんですけど、僕よりしっかりしていて、僕が稽古の合流が遅れたものでいくつか間違いを犯してるんですけど、僕が悪球を投げても返しが胸元! 全部対処しているのではないかなという落ち着きと、ジャニーズの方がみんなそうかもしれないけど、覚えるスピードの速さ、それには感動しますね」と絶賛する。共演シーンについても「もうずっと、だいたい一緒です。最後はもう1人になります」という八嶋に、会場が不思議な空気になると、神山は「僕たちがフュージョンするということ?」と理解し、八嶋は「こうやってポカンとなった空気もちゃんとフォローしてくれる」と感謝していた。木村も「神ちゃん(神山)もすごく落ち着いてますし、芯が1本通ってるので、こちら側が何をしても受け取ってまっすぐ返してくれる。八嶋さんは太陽のような方なので、稽古場にいるだけで明るくなるし、バランスの取れた稽古場で、演出の賀恵さんがいることで統率の取れた座組みになってますので、多くの方に見てもらいたいと思いますね」とアピール。作品にちなみ「幽霊でも会いたい人」について聞かれると、神山は「僕はずっとジャニー(喜多川)さんですね」ときっぱり。「すごい偉大な方やし、僕自身を見つけていただいて、デビューさせていただいて、いろいろお仕事もさせていただけるようになったのもジャニーさんがいたからだと思ってるし、芸能界の父やと思ってるので、幽霊になってでも会いたい」と熱い思いを語る。「ジャニーズWESTの芸能の活動も見てくれてるとは思うんですけどね、どこからか。頑張ってるよというのをしっかりと伝えたい相手はジャニーさんですね」と答えた。さらに木村も「20年ぐらいこの仕事をさせていただいてるんでけど、ジャニーさんには1度も会ったことなかったので、会ってみたかったな」と回答し、「なかなか現場に来ない」(神山)、「小さいしね」(八嶋)、「ちっちゃいんですよ、彼は」(神山)とトークが広がる。木村は「どういう思想があって、その先がなんだったのか、世界にも目を向けていたのか、直接会って聞いてみたいという気持ちがあります」と理由を説明していた。東京公演はPARCO劇場にて12月8日〜26日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて2023年1月11日〜16日。
2022年12月07日2023年に東阪で開催される対バンライブ『meiyo presents「Uphoria」』の渋谷WWW公演のゲストが、神山羊に決定した。“究極の自虐ソング”「なにやってもうまくいかない」がTikTok流行語大賞2021にもノミネートされ、ミュージックビデオが2,900万再生を突破したmeiyo。今年に入ってからは、初のドラマタイアップやCM音楽、楽曲提供など活動の幅を広げている。meiyoと神山羊が対バンするのは今回が初めて。なお、梅田Shangri-La公演のゲストは後日発表される。チケットは、オフィシャル先行受付中。■meiyo コメントUphoriaというイベントを開催します。思えば僕が愛した音楽は全てが多幸感に満ちあふれていました。苦しみの先に見える一筋の光。それだけを追い求め、ここまで来ました。そんな『多幸感』をテーマに、どこか謎めいた側面を持つアーティストと共に、ライブをさせていただきます。このイベントが、誰かにとっての希望の光でありますように……なんてことを願って。【Uphoriaとは】Unidentified(未確認)Euphoria(多幸感)を組み合わせた造語。<ライブ情報>meiyo presents『Uphoria』meiyo presents『Uphoria』ビジュアル『Uphoria_TOKYO』2023年3月19日(日) 渋谷WWWOPEN 18:00 / START 18:30ゲスト:神山羊『Uphoria_OSAKA』2023年3月25日(土) 梅田Shangri-LaOPEN 18:00 / START 18:30ゲスト:後日発表■チケット料金価格:4,500円+1drink■オフィシャル先行受付:11月25日(金) 20:00~12月4日(日) 23:59受付はこちら:関連リンクTikTok:::: MUSIC HP:
2022年11月26日浦井健治が主演を務めるミュージカル『アルジャーノンに花束を』の全キャスト&公演詳細が発表された。原作は、作家のダニエル・キイスが1959年に発表した同名小説。日本でも発行部数300万部を超えており、小説を元にアメリカ・カナダ・フランスで映画化され、日本でも2002年、2015年にテレビドラマ化された。ミュージカルとしては2006年2月に日本で初演され、今回は5回目の上演となる。出演者は9年ぶり3回目の主演となる浦井のほかに、大山真志、長澤風海、若松渓太、大月さゆ、藤田奈那、渡来美友、東山義久、北翔海莉が名を連ねた。演出は劇団四季退団後、宝塚歌劇団の振付や、グランドミュージカルの演出など幅広く手がける上島雪夫が務める。『アルジャーノンに花束を』は、2023年4月から5月にかけて東京・大阪で上演される。■浦井健治 コメントチャーリイ・ゴードン役を演じる浦井健治です。僕はこの作品で初めて主演をさせていただきました。原作はありますが、 ミュージカルとしてゼロから作っていく過程の全てが宝物であり、そこで出会った方々、経験は僕にとってかけがえのないものになっています。僕ももちろんですが、関わった人すべてが人生の学びや人間が育む愛や気づき、そういったものを得られるような作品です。僕が演じるチャーリイはとてもピュアで純粋だからこそ、人間の狂気や葛藤などが色づいて見えるのだと思います。今回、アルジャーノン役を演じられる長澤さんや、東山さんとは共演経験がありますが、自分にとってもすごく楽しみであり、お二人が演じられることは、とても意味のあることだと思っています。そして初めて共演させていただく方とも、今回の新たなミュージカル『アルジャーノンに花束を』を一緒に作っていけることが嬉しいです。今の僕ならではのチャーリイを、そして今回の共演者の方々とゼロからのスタートとして、さらにこれまでこの作品に携わったすべての人々の想いを込めて新しい『アルジャーノンに花束を』を作れたらなと思っています。そして様々な出来事が起こっているこの瞬間に、この作品をもう一度花を咲かせることができるというのは、きっとお客さまにとっても心の中があたたかくなるような花が芽生えてくる、そんな素敵な経験をしていただけると思います。■東山義久 コメントストラウス博士役を演じます、東山義久です。この作品の一番の魅力はなんといってもチャーリイを演じる浦井健治くんだと思います。今回彼が9年ぶりにチャーリイを演じるということで、これまでの経験が積み重なり、また新しいチャーリイ像を魅せてくれることを今からとても楽しみにしています。そしてこの作品を一緒に作っていける機会をいただいたことをとても嬉しく思っています。今回五度目の上演となりますが、これまで錚々たるキャストの方々が演じられてきたストラウス博士役を演じさせていただけること、さらに久しぶりに上島雪夫先生に演出していただけることもとても楽しみです。皆さまが待ち望んでいたチャーリイが帰ってきます。また新しい作品として、一新したカンパニーで作り上げ、皆さまの心に残る作品をお届けしたいと思います。劇場でお待ちしております。■北翔海莉 コメントアリス・キニアンを演じます、北翔海莉です。このお話は、現実にありそうで現実ではない架空のストーリーなのですが、観る度に物語に惹き込まれていって、それは人間の愚かさであったり、主人公が変化していけばいくほど、周りの人たちの狡さと言いますか、そういった部分もどんどん変わっていくところが面白いところではないかと思っております。私が演じさせていただくアリス・キニアン役はもっとも一人の人間として主人公に接していく人物です。登場人物の中でも、一番優しくて、懐が温かく、そして大きく主人公を包み込むという部分においては、実生活で子供を持つ母としての人生経験を交えて、今の自分として挑戦していきたいと思います。過去に宝塚時代の先輩方が演じられてきたこの大役を引き継がせていただきますが、お客さまにも新しい北翔海莉をお届けできるのではないかなと思っております。そして共演者の方々と一緒に様々なことを学びたいと思っております。ぜひ楽しみにしていてください。<公演情報>ミュージカル『アルジャーノンに花束を』原作:ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」(ハヤカワ文庫)脚本・作詞・オリジナル演出:荻田浩一演出・振付:上島雪夫音楽:斉藤恒芳【出演】浦井健治大山真志、長澤風海、若松渓太大月さゆ、藤田奈那、渡来美友東山義久北翔海莉【東京公演】日程:2023年4月27日(木) ~5月7日(日)場所:日本青年館ホールお問い合わせ:Mitt:03-6265-3201(平日12:00~17:00)【大阪公演】日程:2023年5月13日(土)・14日(日)場所:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールお問い合わせ:キョードーインフォメーション:0570-200-888(11:00~18:00 日祝除く)【チケット料金】※全席指定・税込東京公演:S席13,000円 / A席11,000円大阪公演:13,500円※未就学児入場不可■一般発売日東京公演:2022年12月17日(土)大阪公演:2023年3月26日(日)※各種先行販売あり。詳細は公式サイトをご確認ください。公式サイト::
2022年10月24日シリーズ日本劇場公開20周年記念として日本初IMAX上映される『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』より、最新予告が解禁された。大友啓史監督や神山健治監督らより絶賛のコメントも到着した。ピーター・ジャクソン督監によって4Kリマスターされたシリーズ3部作がIMAX上映されることが決定した「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ。1作目『ロード・オブ・ザ・リング』は9月16日(金)、2作目『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』は10月7日(金)、3作目『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』は10月28日(金)に公開する。この度到着したのは、2作目『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』の新たに紡がれた予告編と新カット交えた場面写真。 再び編集された新予告映像は様々なシーンが追加され、新たに紡がれた映像に仕上がっている。併せて4Kリマスターで蘇った映像から切り取られた新場面写真も到着。引きのカットが多く含まれており、細部まで綺麗に映る雄大な景色にも注目したい。また、一足先に鑑賞した大友啓史監督や神山健治監督たちよりコメントも到着。大友監督は「『ロード・オブ・ザ・リング』IMAX(R)版は、ピーター・ジャクソンの情熱と執念と共に、映画の新たな息吹と生命力を饒舌に語りかける。今だからこそ。必見の再公開!!」、神山監督は「見返すほど面白い、随所に発見がある。こんな映画はそうそうない。今回はあの九人に同行し、スタッフのクエストも想像できた」とそれぞれコメントしており、様々な作品を生み出す監督らを唸らせるほどの、“不朽の名作”であることが伺える。■大友啓史(映画監督)リアルとファンタジーの壁をぶち壊す、別次元への創造の可能性。当時を超える驚きが新鮮な感動と共に蘇る。『ロード・オブ・ザ・リング』IMAX(R)版は、ピーター・ジャクソンの情熱と執念と共に、映画の新たな息吹と生命力を饒舌に語りかける。今だからこそ。必見の再公開!!■神山健治(映画監督)見返すほど面白い、随所に発見がある。こんな映画はそうそうない。今回はあの九人に同行し、スタッフのクエストも想像できた。■ジョセフ・チョウ(The War of the Rohirrim プロデューサー)20年前の衝撃をIMAX®の迫力で再度味わうことが出来ました。大画面のテレビでは伝わらないこの感動、今時映画館に足を運ぶ理由を痛感させられました。スタッフ一同、我々はこの傑作映画の新章に参加しているのだと、熱く燃え上がらせて頂きました。『ロード・オブ・ザ・リング』は9月16日(金)、『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』は10月7日(金)、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』は10月28日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 2022年10月7日より全国にて公開©2022 WBPI TM & © The Saul Zaentz Co.
2022年09月16日2023年1月に上演されるミュージカル『キングアーサー』より、主演の浦井健治をはじめとする主要キャスト総勢11名と演出のオ・ルピナが出席するプレイベント(製作発表)が、8月25日に開催された。本作はイギリス・ケルトに伝わる同名の伝説を、ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』『太陽王』『ロックオペラ モーツァルト』、宝塚歌劇花組公演『CASANOVA』などを手がけたフランスの名作曲家・ドーヴ・アチアがフレンチロックをベースに多彩な音楽と共に描いたミュージカル。2015年パリで初演後、日本では2016年に宝塚歌劇団月組公演にて上演(タイトルは『アーサー王伝説』)、韓国では2019年の初演に続き今年3月にも再演されている人気作だ。オ・ルピナ今回日本版の演出を手がけるオ・ルピナは『デスノート THE MUSICAL』の韓国プロダクション2015年・2017年版に演出補として参加。2020年には本作の韓国プロダクションの演出も手がけている気鋭の演出家。自己紹介に続いて「すてきな作品に参加できてうれしく思います。すてきなスタッフ、すてきな俳優のみなさんとご一緒出来て光栄であり、とても楽しみです」と意気込みを語った。イベント冒頭は本作から楽曲2曲を披露。まずは伊礼彼方と加藤和樹による「奪われた光」を、コーラスに小南満佑子、宮澤佐江、東山光明、小林亮太が参加したこの日だけの特別バージョンで。続いて披露されたのは浦井健治、小南満佑子、宮澤佐江による「魔法に導かれて」。終盤はイベント参加のキャスト11名全員で力強く歌いあげ、情熱的なフレンチロックで会場を一気に作品世界に満たした。続く質疑応答で楽曲のお気に入りポイントを尋ねられた浦井は「フレンチロックという、いわゆるグランドミュージカルとは少し毛色が違った、本当にシャウトとか……(冒頭「奪われた光」を圧巻のハイトーンで歌いあげた加藤と伊礼の方に視線を送りつつ)和樹と彼方のどこまでも高いシャウトをこの時間(イベントが行われたのは正午)に出すという(苦笑)。役者としてはやりがいを感じる楽曲揃い。しっかりと体力をつけて、このメンバーだからこそ出せるものを紡いで行けたらと感じました」浦井健治左から)伊礼彼方、浦井健治、加藤和樹『1789~』に出演し、フレンチロックの世界に浸ったという加藤は「感情的なメロディラインとダンサブルな感じがありお客さんも思わず体がのってしまうような楽曲が多い。今回はアンサンブルキャストがとにかく踊れる方ばかりなので、音楽だけでなく、見た目にも派手で、ときに切なく、悲しく、というものを全て表現できるような楽曲だと感じました」加藤和樹また、楽しみにしていることを聞かれた平間も踊りがすばらしいアンサンブルキャストが多いことにふれ「自分がこの作品を観た時に思ったのは全員が全員、全身を使ってやっている、まるでサーカスをみているような感覚だった」と表現。「みんなが全力で汗をかいて、身体を使って表現していく、というところが楽しみで期待しているところです」と本作ならではの魅力を語った。平間壮一殺陣も見どころとなるミュージカル『キングアーサー』。どの俳優との闘いを楽しみにしているか、という質問に「どなたも何も浦井健治でしょう」と答えたアーサーの敵メレアガン役の伊礼。「重い鎧をつけて革の衣裳を着て闘うので汗だくになることは必至。お互いけがをしないように気を付けたい」と真剣な表情で語ったあとに「1度くらい勝たせてもらえないかと、オ・ルピナさんにお願いしようと思っています」と加え会場を沸かせた。するとすかさず浦井が「(メレアガンは)エクスカリバーを抜くことができないわけですよ」と反応し、「私が抜こうかな?」と安蘭。太田からは「伊礼さんが浦井さんを本当にやってしまわないかちゃんと監視しながら稽古に臨みたいと思っています(笑)」と釘を刺され、し烈な闘いが繰り広げられる物語とは真逆の和気あいあいとした雰囲気に。伊礼彼方(手前)と太田基裕(後ろ)また、舞台『鬼滅の刃』で主人公の竈門炭治郎役として刀を手に闘った小林は「西洋剣術は初めて。稽古でけがをしない、させないように丁寧に扱っていきたい。(刀と剣の)違いを大事にしながらリアリティをもってやりたい」と意気込んだ。小林亮太それぞれの役づくりについて、アーサーの異父姉でありアーサーに恨みを持つモルガン役の安蘭は「今回のように悪が入った役というのは、おそらく宝塚歌劇団退団後初めてなのでそこは楽しみ。(石川)禅さんとタッグを組んでいる感じはあるので禅さんには負けないように」と語り共演者の笑いを誘った。安蘭けい実生活では3人兄弟の末っ子という東山はアーサーの兄ケイを演じるにあたり「兄のイメージは責任感が強いというのもあるが、今回はもっと自由奔放に、飄々とした憎めないキャラをつくっていけたら」と既に役のイメージを膨らませている様子。東山光明圧巻の新ビジュアルも初披露! 「物語を感じる」こだわりの衣裳質疑応答終了後は、本番で実際に着用する衣裳を纏ったキャスト11人が集合した新ビジュアルも初披露。ミュージカル『キングアーサー』新ビジュアル感想を聞かれた浦井は「圧巻。(本作の衣裳担当である)前田(文子)さんの衣裳は袖を通すと物語を感じる。それがそのまま板(舞台)の上に乗っている感じがする。踊ったり殺陣をするのは絶対に大変だと思うが、それができたら絶対にキラキラした派手な感じになると思う」とこだわりの衣裳の魅力を熱く語った。伊礼は「絶対に1度(衣裳の)展覧会をやった方がいい」「革で動きづらいと思ったが以外と馴染んでくるので稽古場から着てできたらいい」とリクエスト。安蘭は「着れば健ちゃん(浦井)が言った通り、演じなくても衣裳が演じてくれる。前田さんの衣裳が本当に素敵」と絶賛。宮澤佐江宮澤は「タイトでラインがみえる衣裳なので、撮影の前に5日間断食をした」と告白し実際に着るうえでの苦労も。石川は「今回は常人ではない役(魔術師マーリン役)で、当初は地毛でいく予定だったが撮影時に急遽鬘をつけていただいた。自分でも自分ではないような役がそこにいるなと」。石川禅質疑応答で衣裳のお気に入りのポイントを聞かれ「ひとつひとつ繊細に、細部にわたってこだわって作っていただいたので(衣裳からも)この作品の世界観にどっぷりと浸っていただきたい」と語っていた小南は「撮影時は風を当てていただいたりしてとても良い気分でテンションが上がった。出来上がりをすごく楽しみにしていたがこうして見ると皆さん強そう」と圧巻のビジュアルに満足の様子。小南満佑子最後に今回の演出のポイントについて「華やかなショーの部分が多いが、各キャラクターの感情、成長と苦しみも新たに表現したい」とオ・ルピナ。浦井が「この作品はすごくド派手で、ダンスありアクロバットあり殺陣あり、そしてフレンチロックということで、かなりギラギラ、キラキラした作品だが、本当の正義だとか、それぞれの群像劇としての愛のカタチだとか、人間の物語を繊細なところで紡いでいく“お芝居”というものも大切にするような作品になるのではないかと思う。かなりの体力勝負になるので怪我人なく大千穐楽まで駆け抜けていけたら」と締めくくりイベントが終了した。ミュージカル『キングアーサー』の上演は2023年1月12日(木)~2月5日(日)・東京・新国立劇場 中劇場にて。チケット一般発売は9月14日(水)11時より。チケットぴあでは9月1日(木)より先行発売を予定している。群馬・兵庫・愛知公演あり。撮影:杉映貴子ミュージカル『キングアーサー』チケット情報はこちら:
2022年08月30日ミュージカル『キング・アーサー』のプレイベント(製作発表)が25日に都内で行われ、オ・ルピナ(演出)、浦井健治、伊礼彼方、加藤和樹、太田基裕、平間壮一、小南満佑子、宮澤佐江、小林亮太、東山光明、石川禅、安蘭けい、ホリプロ 代表取締役社長 菅井敦氏が登場した。同作はイギリ ス・ケルトに伝わる騎士達の物語を、ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』など数々のヒット作を生み出しているドーヴ・アチア氏がグルーヴ感溢れるフレンチロックミュージックをベースとした多彩な音楽で描いたヒット作。天から下される運命に立ち向かうアーサー王の物語を描く。ホリプロ 菅井社長は「2023年の初回上演のみならず、先々レパートリーとしてずっとやっていく作品に仕上げていくべく頑張っていきます」と宣言。この日は伊礼、加藤、小南、宮澤、小林、東山による「奪われた光」、そして浦井、小南、宮澤、全員による「魔法に導かれて」の2曲を披露。浦井は「かなりシャウトがあって、和樹と彼方がどこまでも高い声をこの時間に出すという、役者としてはやりがいの感じるような楽曲」と表し、「しっかりとみんなで体力をつけて、このメンバーだからこそ出せる音を紡いでいけたらと感じました」と意気込んだ。伊礼はなぜか浦井に対し「プライベートでは負けませんですからね。作品ではいつも負かされてるけどさ、プライベートを楽しみにしてください」と宣言し、「1公演くらい勝たせてもらえないかお願いしようと」と目論む。浦井が「剣、抜いてみて」と煽ると、安蘭が「私が抜こうかな、エクスカリバー」と参戦し、浦井は「誰よりも似合う」と苦笑していた。加藤も楽曲について「ダンサブルな感じで、見た目に派手で時に切なく悲しくというのを表現できる楽曲なんじゃないかなと思います」と太鼓判。「3人兄弟の末っ子」という東山は、今回アーサーの兄役を演じるにあたって「実際の兄はオラオラ系なんですけど」と東山義久のことを表しつつ、「自由奔放に憎めないキャラを作っていけたらと思っています」と語った。殺陣のコツを聞かれた太田は「怪我をしない、させない」ときっぱり。一方で「伊礼さんが浦井さんをやってしまわないか監視しながら稽古していきたい」と述べ、周囲からは「言葉が悪い」、伊礼からは「そんな野蛮じゃございません」とツッコミが飛ぶ。平間は「全員が全員、体も歌も全身を使ってやってる。サーカスを見てるような、ミュージカルと違った楽しみ方を期待してもらえれば」と見どころを明かした。また、舞台『鬼滅の刃』シリーズで主演を務めている小林は「別作品では鬼を狩るために日本の刀を振っているんですけど、西洋剣術が初めて」だという。浦井が「なるべく"呼吸"は使わないようにお願いします」と言葉を向けると、小林は苦笑しつつ「両手で持って斬るのが大事になってくるので、そういうとことはリアリティを持ってやりたい」と意気込んでいた。最後には浦井が「この作品はド派手で、ダンスありアクロバットあり殺陣あり、そしてフレンチロックということで、かなりキラキラした作品だと思うんですけれども、物語の中では人間の本当の正義だとか、それぞれの群像劇としての愛の形だとか、繊細な心を紡いでいく、感情を大切にするようなお芝居を大切にするような作品になるんじゃないかなと思っております」と語る。「イケメン揃いだと思うんです、禅さんを筆頭に! 安蘭さんも。本当に楽しんでいただけるような作品になると思います」とアピールした。東京公演は新国立劇場 中劇場にて2023年1月12日~2月5日、群馬公演は高崎芸術劇場 大劇場にて2月11日~12日、兵庫公演は兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホールにて2月24日~26日、愛知公演は刈谷市総合文化センターアイリス 大ホールにて3月4日~5日。
2022年08月25日