2012年7月10日 11:27
大友啓史監督が明かした『るろうに剣心』と『龍馬伝』の意外なつながり
マゾなんでしょうね(笑)」と笑顔を見せた。撮影は原作者の和月伸宏と密なコミュニケーションを取りながら、丁寧に行われたようで、「ワイヤーやCGではなくリアルにやってほしいと言われたんですね。漫画と映画、それぞれのメディアの違いを共有したうえで、剣心は“スパイダーマン”のような超人ではなく侍だから、むしろ生身でやったほうが希少価値が高いだろう、と和月さんとも意気投合しました」とコメント。実際、出来上がった作品を観た和月から「最高です! 僕としては満足してます!」と激賞を受けたことも明かした。
ティーチインでは、撮影中のエピソードやドラマとの演出の違いなど、映画の裏側に質問が集中。それぞれの質問に丁寧に答える監督の言葉に、集まった観客たちは熱心に耳を傾けていた。最後に一言を求められた監督からはこんなメッセージが。「この作品は時代劇のつもりでは作っていません。
日本にはないアクション・エンターテインメントができればいいなということで、撮影も照明も俳優の演技もいまできることすべてでいろいろ工夫をしました。何度も劇場に足を運んで細かいディティールや役者たちのチャレンジを観てほしいです」。
『るろうに剣心』
8月25日(土)全国ロードショー
取材・文・写真:渡部あきこ
ドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズの軌跡 リヴァプールから世界へ』初期の紆余曲折から成功を掴むまで