くらし情報『木下恵介生誕100年記念映画で、アニメ監督・原恵一が初の実写に挑む』

2012年9月28日 11:28

木下恵介生誕100年記念映画で、アニメ監督・原恵一が初の実写に挑む

木下恵介生誕100年記念映画で、アニメ監督・原恵一が初の実写に挑む
『二十四の瞳』や『楢山節考』などの作品を手がけた巨匠、木下恵介の生誕100年を記念する新作映画『はじまりのみち』が製作され、『クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』や『カラフル』などを手がけてきたアニメーション監督の原恵一が初めて実写映画に挑むことが発表された。

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木下恵介生誕100年を記念して、大規模な回顧上映や、イベント、デジタルリマスターされた名作がカンヌ、ベネチアの両映画祭で公式上映されるなど、様々な催しが行われているが、松竹は本プロジェクトの中核をなす取り組みとして新作映画の製作を決定した。『はじまりのみち』は、戦時中、木下が脳溢血で倒れた母を疎開させるためにリヤカーに乗せて山越えをした、という実話のエビソードを主軸に、血気盛んな映画青年として軍部に睨まれ、松竹を一時離れるきっかけとなった『陸軍』の製作時のエピソードを回想形式で盛り込みながら、子を想う母と、母を想う子の愛の物語を描く。

原監督は「木下監督の生誕100年という年に、作品を作るという企画に声を掛けていただきました。実写の監督経験は無いので、ためらいましたが、こんなメモリアル企画に次は無いと思い、受けさせていただきました」

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