2012年11月30日 12:53
“感情”最優先! 『レ・ミゼラブル』がとった驚きの撮影方法とは?
と語る通り、この方法では俳優はその場で感じた気持ちを歌にこめることができる。しかし、歌いながらセットを移動する俳優たちの歌声を完璧な状態で録音しなければならないという技術的な課題や、俳優は撮影するたびに何度も歌い続けなければならないという難点もある。
しかし、本作ではそのような難点を乗り越えても“その場で歌う”ことにこだわった。トム・フーパー監督は「その場で歌えば、ストーリーの真実味を保つことができる」と語る。本作は、パンを盗んだ罪で19年間服役した男を主人公に、激動の時代の波に飲まれながらも自由や希望を求めて立ち上がろうとする民衆の姿を描いた感動作で、“レ・ミゼラブル(ああ無常)”という題名の通り、愉快な歌や軽快な踊りではなく、苦しみの中で希望の光を求めて歩もうとする“登場人物の心の揺れ動き”が最大の見どころだ。だからこそフーパー監督とヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライドら俳優陣は“歌で感情を表現する”ことを最優先に撮影を敢行。この挑戦は大きな成果をあげているようで、すでに作品を観た報道陣、批評家からは絶賛の声があがっている。『レ・ミゼラブル』
12月21日(金)TOHOシネマズ 日劇他、全国ロードショー
高橋文哉&永野芽郁が急接近 顔についた糸を取ってあげる姿に観客悲鳴