2012年12月3日 18:49
山田洋次監督が語る“家族映画を作り続けてきた理由”
来年1月19日(土)に新作『東京家族』の公開を控える山田洋次監督が、1日にアップルストア銀座にて行われたトークイベント“Meet the Filmmaker”に登壇し、本作誕生についてや自身の映画観を語った。
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“Meet the Filmmaker”は、これまでも海外のApple Sroreで開催されたイベントで、メリル・ストリープ、トム・ハンクス、ジェームズ・キャメロン監督など世界的に著名な俳優や監督が登壇し、その模様がPodcastでも配信された。
今年文化勲章を受章し、監督50周年を迎えた山田監督。この日は81作目となる『東京家族』の公開に先がけ、本作についてや、監督がテーマとして多く扱う“家族”について語った。「“家族”を題材にする事は全然意識していないけど、振り返れば結局そういう素材に惹かれて常に映画を作ってきた。どんなジャンルの映画でも、“家族”の要素を入れると落ち着くから家族映画が多くなったんです」と話し、「(本作のモチーフとなった)小津安二郎の『東京物語』は、何年も前からストーリーがいいと思っていたし、このフレームを使うことによって現代の家族が描けると思った」