と上機嫌だった。
“駆込み女”役の戸田は、初の時代劇出演で「テンポが速いので、台詞は大変でしたが、今までにないポップな時代劇になった」と手応え十分。堤は裏の顔を持つ唐物問屋の主人を演じ、「客観的に見ても、めちゃくちゃ面白いです!」と出来ばえに太鼓判を押した。
時代劇を手がけるのが「50年来の念願だった」と語る原田監督(『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』)は、「時代がどんどん悪くなるなか、今よりさらに悪い時代を生きた当時の人々が、健気に立ち向かう姿を見てもらえれば。ぜひいい夢を見てください」と感無量の面持ちだった。
『駆込み女と駆出し男』
5月16日(土) 全国ロードショー
取材・文・写真:内田 涼
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