今の日本映画界はあまりにエンターテインメント重視で、観客に考えさせない遊園地みたいな映画ばかりだから」とアピールするたけしは、さらに「ワン監督には『よくぞ作ってくれた』とお礼を言いたい。それに引き替え、『アウトレイジ』をやってる自分が恥ずかしい」と自虐コメントも忘れず、会場を笑いに包んだ。
そんな発言に、ワン監督も「作った私でさえ、観るたびに新しい解釈や答えが見えてくる」とうなずき、「ハッキリ言えるのは、ひと夏で2つの愛が失われたということだけ。明確な答えは用意していないので、感性を信じ、ご覧になる皆さんなりの答えを見つけてください」と観客にメッセージをおくった。
『女が眠る時』
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取材・文・写真:内田 涼
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