くらし情報『これまでにない“侵略者”を描く近未来SFが登場』

2016年3月31日 10:44

これまでにない“侵略者”を描く近未来SFが登場

現実に起こりそうな地球侵略を描くことに成功している」という。アザーズはまず、電磁パルスを使って人間のライフライン(水道、電気、通信)を使用不可能にして(第1の波)、巨大な地震と津波で街を更地にし(第2の波)、動物を媒介にしたウィルスを仕掛けて人類を死滅させる(第3の波)。ここまで彼らは大砲の1発も撃たず、宇宙船から降りてもいない。マグワイアは「いくつもの波によって文明を崩壊させるという侵略はユニークで、世界中の人々が理解できるものだと思う。停電、地震、津波、疫病。どれも現代生活の一部だ。その点だけでも、多くのSFファンタジーとは異なる作品なんだ」と語る。

この段階で地球の建物の多くは姿を消しており、人類の99パーセントは死滅している。
そこで初めてアザーズは“人間の姿”で地球に降り立つ。これが“第4の波”だ。結果として人間たちは疑心暗鬼になり、アザーズが何もしなくても、不安と恐怖にかられた人間たちはお互いに銃を向け合う。
これまでに登場した地球外の侵略者よりも知的で、残酷なアザーズは相当に手ごわい相手だ。彼らが仕掛ける“第5の波=フィフス・ウェイブ”とは一体、どんな内容なのか? 上記の手段を上回る攻撃内容を予想して、映画を観るとさらに楽しめそうだ。

『フィフス・ウェイブ』
4月23日(土)全国ロードショー

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