ウニー・ルコント監督、野田聖子議員
養子として韓国からフランスに渡った自身の体験に基づくデビュー作『冬の小鳥』(2010公開)で高い評価を得たウニー・ルコント監督が来日。最新作『めぐりあう日』の公開を記念し6月24日、都内でトークイベントを開催した。
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養子として育った理学療法士の女性エリザが、苦悩しながら自らの出自を見つめ直し、30年ぶりとなる実母との再会に揺れ動く姿を描いた本作。ルコント監督も過去に、実母との再会を果たしており「前作同様、実体験をもとにしているが、自伝的な意図はない。描きたいのは、愛情や怒り、絶望や幻想といった感情の足跡なのです」と語った。
映画の原題である『JE VOUS SOUHAITE D’ETRE FOLLEMENT AIMEE』は、アンドレ・ブルトンの「狂気の愛」の一節で、「あなたが狂おしいほどに愛されることを望む」という意味だという。「男女が出会い、愛し合ったからこそ子どもは生まれるもの。子どもには、それと同じくらい大きな愛に出会ってほしいという願いをこめた」(ルコント監督)。
トークイベントには長年、特別養子縁組普及に取り組んでいる衆議院議員の野田聖子氏が駆けつけ、「素晴らしい映画。