『Jackie(原題)』Courtesy of TIFF
ナタリー・ポートマンが、またもやオスカー候補にあがるか?『Jackie(原題)』を観た批評家やジャーナリストの間で、早くもそんな予測が飛び交っている。
その他の情報
本作は、ファーストレディ、ジャクリーン・ケネディの伝記映画。だが、彼女の一生を追うものではなく、ケネディ暗殺事件の直後に焦点を当てる。目の前で愛する夫が射殺されるという究極のショックを体験し、深い悲しみに浸りながらも、何も知らない子供たちに説明したり、葬儀や公務に携わらなければならなかった。「それがどれほど辛いことなのか、想像するのは難しくなかった。ひどく残酷で打ちのめされるようなことを、彼女は公が見守る中、体験したの。状況を思い浮かべただけで、その心境にたどりつくことができたわ」と、ポートマンは振り返る。
今作のプロデューサーは、ポートマンが『ブラックスワン』で組んだダーレン・アロノフスキー。
アロノフスキーは当初、私生活のパートナーだったレイチェル・ワイズを主演に据え、自分が監督をするつもりで、このプロジェクトを立ち上げた。しかし、カップルは破局を迎え、アロノフスキーは主演の話をポートマンに持ちかける。