辻仁成、自作の音楽劇で初舞台の堂珍を絶賛。「根性がある」
作家・映画監督・ミュージシャンと多彩な表情を持つ辻仁成が音楽劇に挑戦。自ら脚本、楽曲を書き下ろし、演出を手がけた音楽劇『醒めながら見る夢』が16日、東京グローブ座で幕を開ける。今年デビュー10周年を迎えたCHEMISTRYの堂珍嘉邦が、初舞台にして主演を務めることにも注目だ。前日の公開リハーサルで行われた会見では、辻が「最初は正直、不安でしたが激しい稽古をした成果は出ていると思う。手応えはすごくあります」と自信のほどを見せると、堂珍も「自分がこれまで出したことのないものをこの舞台では出せると思う。新しい発見がきっとあります」と力強くうなずいた。
『醒めながら見る夢』チケット情報
作曲家のユウジ(堂珍)と歌手志望のアキ(村川絵梨)、愛しあうふたりの姿が綴られた物語だ。しかしその世界はどこか現実味に乏しく、幸福の絶頂にいるはずのふたりの間には、つねに謎めいた不安定な空気が流れる。
やがてユウジが失ったものの存在、ひたむきに取り戻そうとする愛の意味が明らかになっていき……。辻が「根性がある。スターが生まれる瞬間に立ち会えて光栄」と絶賛する堂珍は、壊れかけた心を持つユウジのナイーブさを真摯に体現。