くらし情報『“アジアで一番しつこい演出家”鄭義信の新作稽古場で、南果歩、松重豊らが大奮闘』

“アジアで一番しつこい演出家”鄭義信の新作稽古場で、南果歩、松重豊らが大奮闘

“アジアで一番しつこい演出家”鄭義信の新作稽古場で、南果歩、松重豊らが大奮闘
2008年、日韓合同公演『焼肉ドラゴン』の作・演出を手がけ、その年の名だたる演劇賞を総なめにした鄭義信。新国立劇場の財産演目として昨年も再演された『焼肉ドラゴン』に続き、鄭義信が再び演出も兼ね、同劇場に新作を書き下ろす。新作のタイトルは『パーマ屋スミレ』。3月5日(月)の初日に向けて奮闘する稽古場を、2月某日、訪ねた。

作品は1965年、九州の炭鉱町で暮らす在日コリアンの炭鉱労働者とその家族の物語。ある日、炭鉱事故に巻き込まれ、訴訟を抱え必死に戦いながらも、石油へのエネルギー転換でやがて彼らが置き去りにされる日本の陰の歴史を描く。有明海を望む“アリラン峠”の集落のはずれにある「高山厚生理容所」には、元美容師の高山須美(南果歩)と再婚した張本成勲(松重豊)とその家族が住んでいる。貧しいながらも、須美は明るく騒がしく姉・初美(根岸季衣)や妹・春美(星野園美)らと力を合わせて暮らしていたが、炭鉱の爆発事故で成勲や春美の夫・大杉昌平(森下能幸)が一酸化炭素中毒患者になってしまう。
彼女たちは生活を守るため、そして生き抜くために壮絶な戦いを始めて……。

この日の稽古は第6場、物語がシリアスな方向に大きく展開する場面だ。

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