目指すは武道館! 演劇界の注目株ベッド&メイキングスが描く“哲学”とは?
劇団500歳の会『いつか見た男達 ~ジェネシス~』 の演出や月影番外地『くじけまみれ』の脚本など様々な舞台の作・演出だけでなく、テレビドラマ『ティーンコート』や映画『琉神マブヤー THE MOVIE 七つのマブイ』などの脚本でも活躍する福原充則。舞台『スペーストラベラーズ』や早乙女太一の劇団朱雀への参加など、活動の場を広げている俳優・富岡晃一郎。このふたりが結成した劇団、ベッド&メイキングスの第2回公演『未遂の犯罪王』が11月に上演される。稽古場を訪ね、話を訊いた。
物語の舞台は閉園の決まったさびれたウエスタン村。大した仕事もない役者たちは、数えきれないほど繰り返し演じてきた銀行強盗ショーを実行に移そうとする。今年2月の第1回公演『墓場、女子高生』が若くみずみずしい女性中心のキャストだったのに対し、今回は男くさいメンバーが顔を揃える。オーディションで選んだ面々について「10年以上芝居をやっていると、いつか一緒にやってみたい役者さんが増える一方。
オーディションは、そういう人と出会い直したいという気持ちもある」と福原が語れば、「僕は福ちゃんのつくる作品が好きだから、好きな役者さんと福ちゃんの作品との組み合わせが見てみたい、というお客さん目線も大きいんです」