10月22日、四国勢初のJ1挑戦は、5試合を残して終わった。徳島ヴォルティスは3勝4分22敗・勝点13でJ2降格が決まったのだ。残り2枠となったJ2降格を回避する崖っぷちの戦いは、昨年と異なり、ハイレベルな争いとなっている。
2013年J1リーグで降格となったのは、16位・湘南ベルマーレ・勝点25、17位・ジュビロ磐田・勝点23、18位・大分トリニータ・勝点14である。
今年は13位・ベガルタ仙台・勝点33、14位・大宮アルディージャと15位・清水エスパルスが勝点31、16位・ヴァンフォーレ甲府・勝点30、17位・セレッソ大阪・勝点29といずれも昨年の残留ラインをクリアしている。
ここ5試合の結果を見ると、仙台が2勝2分1敗、大宮は3勝2敗、清水とC大阪が2勝3敗、甲府が1勝3分1敗としている。前節は3連勝中だった大宮を除き、勝点を手にした。さらに仙台とC大阪は首位を走る浦和レッズから白星をもぎ取り、甲府もスコアレスドローに持ち込んだ。
終盤戦から各チームとも勝点を積み重ね、勝点2差に4チームがひしめく大接戦を演じているのだ。
昨季4位と躍進、今季は大物フォルランを獲得し、第2節から3連勝と悲願のタイトルへ向けて上々の滑り出しを見せたC大阪は、まさかの結果と言える。