2003年に星組で初演され、好評を博したミュージカル『王家に捧ぐ歌』が、宙組新トップスター・朝夏まなとの宝塚大劇場お披露目公演として12年ぶりに再演される。本作は、大作曲家ヴェルディのオペラとして有名な『アイーダ』を原作に、宝塚歌劇バージョンとして新たな脚本、音楽で展開。公演への意気込みや、トップ就任についての話を朝夏に聞いた。
宝塚歌劇宙組『王家に捧ぐ歌』チケット情報
『王家~』の初演は、まだ朝夏が下級生の頃。「台詞の代わりに歌で綴られていく作品で、とにかくスケールが壮大。それまでに観ていたどの作品とも全然違う印象でした。12年後に自分が演じさせて頂くことになり、再演のお話を伺った時は驚きました」と語るが、宙組の力を活かせる作品だと、目を輝かせる。「宙組はコーラスで評価をしていただくことが多く、稽古場で聴いていても圧倒されます。
さらに稽古を重なると、作品の世界観をしっかり表現できるようになると期待しています」。
エジプトを舞台に若き将軍ラダメスと実咲凜音演じるエチオピア王女アイーダとの悲恋を、華やかかつドラマチックに描いた物語。朝夏は権力を手にしながらも、敵国の王女への愛を貫くラダメスを演じる。