絵画、彫刻、建築、音楽、演劇・映像の5つの部門で世界的に優れた芸術家に毎年贈られる「高松宮殿下記念世界文化賞」の受賞者が決定し、10月20日に都内で会見が行なわれた。
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2015年の受賞者は、絵画部門が横尾忠則。彫刻部門がドイツ出身のヴォルフガング・ライプ。建築部門がフランス出身のドミニク・ペロー。音楽部門が内田光子。演劇・映像部門がフランス出身のバレエダンサー、シルヴィ・ギエム。シルヴィ・ギエムは会見で「受賞について、大変幸福に思う。なぜなら、私は幼い時から日本の文化に出会い、愛してきたから」とコメント。
さらに「歴代の受賞者を見て、大変な賞をいただいたと改めて実感した。ただ、芸術を、文化を、様々な事を愛してきたことで、このような栄誉に結びついたと思っている」と語った。
また、現在はロンドンに在住し、この日は体調不良によるドクターストップのため、ビデオでコメントを寄せた内田光子。「一生で何をするかに対し、私は音楽をつきつめただけ。そのため、このような賞をいただくのはずうずうしいが、光栄です」と話した。また「もっとも嬉しいことは、この賞の第一回の受賞者に尊敬するブーレーズ(フランスの作曲家・指揮者)