日常がシームレスに非日常へとつながっていく。変わらないように見える毎日のすぐとなりに不思議な世界が口を開けている――。そんな作品で観る者を虜にするイキウメの新作『外の道』が5月28日、シアタートラムで開幕する。二十数年ぶりに再会した同級生の男女。盛り上がるような思い出もないふたりだが、互いに奇妙な問題を抱えていることがわかる……という物語。客演には池谷のぶえ、薬丸翔、豊田エリー、清水緑が名を連ねる。昨年からたくさんの演劇公演が延期や中止を余儀なくされ、また上演できてもさまざまな制限がかかる日々が続いているのは、決して喜ばしい話ではない。けれども、こんな状況だからこそできることをやる、さらには新たなクリエイティブを生み出す劇団があるのは、観客にとってこのうえない幸運だ。イキウメ『外の道』も例に漏れず、昨年5月に上演されるはずだった公演は中止、1年後に延期となった。しかし彼らはそこで歩みを止めることなく、すぐさま作品の深堀りを始め、その過程を逐一「ワーク・イン・プログレス」としてWeb上で発表していった。台本から稽古場での試演映像、音楽、美術、作品やそこに登場するキャストを別の角度から見た小説……。その中で、イキウメがほぼすべての作品の舞台とする町・金輪町について改めて見つめた『金輪町コレクション』が生まれ、今年2月には金輪町にまつわる作品集が上演されるまでとなった。どれもすべて、『外の道』が通常どおり上演されていたら存在しなかったものたちだ。それだけの時間を重ねたうえで、1年後となるこの5月に開幕する今作は、「一度更地に戻し」たものだという。誰かとの出会い、ほんのささやかなできごとが、その人の歩む道を変えていく。この作品自体も、本来とは違う道を歩むことになった。結果、いまこの時のイキウメを、そしていまこの時の世界を映し出す作品になっていることだろう。文:釣木文恵イキウメ『外の道』作・演出:前川知大出演:浜田信也 安井順平 盛 隆二 森下創 大窪人衛 /池谷のぶえ 薬丸翔 豊田エリー 清水緑【東京公演】2021年5月28日(金)~2021年6月20日(日)会場:シアタートラム【大阪公演】2021年6月26日(土)・27日(日)会場:サンケイホールブリーゼ【豊橋公演】2021年7月3日(土)会場:穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール【北九州公演】2021年7月11日(日)会場:北九州芸術劇場 中劇場チケット情報
2021年05月28日超常現象、オカルト、SF。非現実的な存在や現象がシームレスに現実世界と混じり合っていく作品を上演してきたイキウメ。昨年、新作『外の道』上演を予定していた彼らは、例にもれずコロナ禍によって上演の延期を余儀なくされた(2月3日現在、2021年5月からの上演が予定されている)。ぽっかりと空いた時間に始めたのが「外の道ワーク・イン・プログレス」。台本の公開、試演の映像発表など、さまざまな角度から作品を見つめ、解体するなかで、「金輪町」にスポットが当てられた。イキウメがこれまで発表してきた作品の多くは、「金輪町」というひとつの町でのできごととして描かれている。作品によって海辺であったり、山間部であったり少しずつ条件が異なる場合はあるが、共通して「日本のどこにでもありそうな、小さな町」だ。イキウメの面々は改めて自分たちの過去の作品を紐解いて金輪町で起きた事件をピックアップし、町の輪郭をくっきりと浮かび上がらせた。詳細な地図が作られ、町のどこにどんな施設があり、そこで何が起こったかが地図上にまとめられた。それをもとに大きなジオラマまでもが作られた。『イキウメの金輪町コレクション』は、この金輪町で起きたできごとをオムニバス形式でたどる公演。過去の長編の一部であったり、短編であったり、さらには柳家三三の落語を通じて、この不可思議な町の形を浮かび上がらせる。甲・乙・丙の3プログラムで、それぞれ異なる演目を複数上演する。演劇は、2時間なら2時間、現実とは違う世界を垣間見る表現だ。公演が終わればその世界は消える。けれどもそれぞれ異なる世界だと思っていたものが、実はつながっていたとしたらーー。架空の町に何年もかけて物語が積み重ねられていった結果、そこに何が生まれるのか。一つひとつの演目は短くても、この作品で観客が見る世界はとても広大なものに違いない。2月4日(木)より、東京芸術劇場 シアターウエストにて。文:釣木文恵『イキウメの金輪町コレクション』作・演出:前川知大出演:浜田信也 / 安井順平 / 盛隆二 / 森下創 / 大窪人衛松岡依都美 / 瀧内公美 /柳家三三(落語、丙プログラムのみ出演)3つのプログラムで上演甲=『箱詰め男』『やさしい人の業火な「懐石」』『いずれ誰もがコソ泥だ、後は野となれ山となれ』乙=『輪廻TM』『ゴッド・セーブ・ザ・クイーン』『許さない十字路(「片鱗」より)』『賽の河原で踊りまくる「亡霊」乙バージョン』丙=『落語・高速ジジババ「生きてる時間」より』『賽の河原で踊りまくる「亡霊」丙バージョン』ほか2021年2月4日(木)~2月21日(金)会場:東京芸術劇場 シアターウエスト
2021年02月03日ユニークなオーディオ&ビジュアルアイテムが続々と発売されている昨今。人に差をつけるデザイン、至れり尽くせりのマルチ機能、アナログとデジタルの融合などなど、その発想の面白さが気になりすぎる、個性派商品を集めてみました!このスピーカーであったか~い気持ちになって…。【ソニー】グラスサウンドスピーカー LSPX-S2透明な有機ガラス管を振動させ、生演奏のようなリアルな音を再現する、ワイヤレススピーカー。32段階の調節ができるLEDが灯り、リラックスタイムを演出。キャンドルライトモードにすると、より一層癒される。最大8時間駆動。¥44,880*編集部調べ(ソニーマーケティングお買い物相談窓口 TEL:0120・777・886)どこかにぶら下げたり、持って歩いたりできるスピーカー。【Bang & Olufsen】Beoplay A1デザインも音も定評があるデンマークのオーディオメーカーが作る、美しいBluetooth搭載ワイヤレススピーカー。600gのミニサイズで低音もパワフルに鳴らします。色のバリエも豊富で、季節ごとに新色も登場。どの色も上品で素敵…。natural、tan、peony 各¥30,454*税込み(Bang & Olufsen/TFCTEL:03・5770・4620)思い出の曲や声をレコードに刻めるキットが登場。【学研プラス】大人の科学マガジン トイ・レコードメーカーパーツを組み立てケーブルにスマホを繋げば、入っている音や声を盤にカッティングし、オリジナルレコードが作れるキット。通常版はレコード白、黒各5枚、針2本が同梱。Amazon限定版(¥9,480)は上記に加え黄緑・水色各5枚、針4本入り。3/26発売¥7,980(学研プラス/学研グループお客様センター TEL:0570・056・710)Bluetoothで音を飛ばせるプレーヤー。【ION】Air LP WD天然木を使ったおしゃれでシンプルなプレーヤーは、Bluetooth対応なので、なんとワイヤレスでも使用可能!USBケーブルでPCと繋げば、レコードの音声をデジタルファイルに変換することも可能です。アナログデビューしてみたい人には嬉しいリーズナブルプライス。¥14,000*税込み(ION AUDIO TEL:03・6277・2231)プロジェクターで、この愛らしさって…。【Anker】Nebula Capsule II R2-D2(TM)Edition】映画『スター・ウォーズ』でおなじみのキャラクターのポータブルプロジェクター。Android TVを搭載しており、〈Disney DELUX〉などの配信サービスにも対応。独自のオートフォーカス機能で、高精密画像で映像作品が楽しめる。1138台限定。¥79,800*税込み(アンカー・ジャパンカスタマーサポート TEL:03・4455・7823)スピーカーとランプが一緒になった。【イケア】テーブルランプ SYMFONISK】職人による手吹きガラスのシェードが美しいテーブルランプの胴体部分は、Wi-Fi機能付きのスマートスピーカー。音楽ストリーミングなどの再生はもちろん、AppleのAirPlay 2対応なので、手持ちのAppleのデバイスから音楽の再生も。写真のホワイトの他にブラックもあり。¥22,719(イケア・ジャパン TEL:0570・01・3900)1万円以下でまさかのサウンドバー!【サンワサプライ】サウンドバースピーカーテレビやプロジェクターの音を良くしたいけれど、予算も場所もない…、と悩んでいる人にぜひおすすめしたいのがこちら!1万円を切る価格で迫力の50W出力。高さ7cm、長さはたったの41cmというミニサイズなので置き場所にも悩みません。¥7,255*税込み(サンワサプライ/サンワダイレクト TEL:086・223・5680)マンガ好きの夢、全巻読みが可能な電子書籍。【プログレス・テクノロジーズ】全巻一冊まるで紙の書籍のような電子ブックリーダーに、作品が収録されたコンテンツカセットを差し込めば、そのマンガを全巻一気に読める。『北斗の拳』や『NARUTO -ナルト-』など現在23作品のカセットが発売中。これからも続刊予定。¥35,000コンテンツカセットは¥5,100~(プログレス・テクノロジーズ)災害の備えにもなってくれるスピーカー。【マキタ】充電式スピーカ MR203ドリルなどの“現場系ギア”で知られるマキタ。なんとBluetooth接続ができるスピーカーを出しています。迫力のある重低音を鳴らすスピーカーは、リチウムバッテリー駆動。いざというときにはUSB機器の充電も可能。日常に、非常時にと幅広く役立ちそうです。バッテリー、充電器は別売り。¥19,800(マキタ TEL:0566・98・1711)※『anan』2020年3月18日号より。(by anan編集部)
2020年03月11日ナイキ(NIKE)とオフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)のコラボレーション「ナイキ c/o ヴァージル アブロー “アスリート イン プログレス”(Nike c/o Virgil Abloh “Athlete in Progress”)」の第2弾として、「ナイキ x オフ-ホワイト(Nike x Off-White) ヴェイパー ストリート」が2019年11月14日(木)より発売される。取り扱いは、ナイキラボ MA5、ドーバー ストリート マーケット ギンザなど。2019年6月に登場した、女性向けランニングプロジェクト「ザ ナイキ c/o ヴァージル アブロー “アスリート イン プログレス”」。第2弾で登場するスニーカー「ナイキ x オフ-ホワイト ヴェイパー ストリート」は、陸上の世界に残したナイキの輝かしい歴史を着想源に生み出した。ベースには、「ヴェイパーフライ 4%」と「ヴェイパーフライ エリート」といった本格アスリート用のシューズをデイリーユース用に改良した“ヴェイパー ストリート”を採用している。インダストリアルなムードを醸すクリア素材で覆ったアッパーと、本格アスリート向けのソールをまたぐように描かれた大きなスウィッシュが目を引く1足だ。なお、同コレクションではアパレルグッズも展開する。本格アスリート仕様ながらもファッショナブルなジャケット、タイツ、ブラなども注目だ。【詳細】ザ ナイキ c/o ヴァージル アブロー “アスリート イン プログレス”発売日:2019年11月14日(木)取り扱い:ナイキラボ MA5、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、SNKRS、NIKE.COM/NIKELAB価格:Nike x Off-White ヴェイパー ストリート 20,900円(税込)
2019年11月15日ナイキ(NIKE)は、ヴァージル・アブロー手掛けるオフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)との新作コラボレーションスニーカー「ナイキ×オフ-ホワイト(5NIKE x Off-White) ズーム テラ カイガー 5」を、2019年6月28日(金)よりナイキの一部店舗を皮切りに、ナイキの一部店舗および、ナイキラボ MA5、SNKRS、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、ナイキ公式オンラインストアなどで取り扱う。2018年の夏から取り組んできた、ナイキとヴァージル・アブローの女性向けランニングプロジェクト。ヴァージル・アブローも自身のインスタグラムで、その活動の経過を発表しており、新作スニーカーの登場を予感させるような投稿も行っていた。そして遂にベールを脱いだ同プロジェクトで、発表された新作スニーカー「ナイキ×オフ-ホワイト ズーム テラ カイガー 5」。アッパーは、様々なパーツからできた複雑な構造で、シューレースはアッパーを覆うように取り付けられたものと、シュータン部分に隠れた細いものが2重になっている。そして、アウトソールは突起状のスパイクパーツが備えられた。また、プラスチック製のタグをつけるなど、これまでの“オフ-ホワイトの定番”も踏襲している。なお、「ナイキ×オフ-ホワイト ズーム テラ カイガー 5」はナイキとヴァージル・アブローによる新コレクション「ナイキ c/o ヴァージル・アブロー “アスリート・イン・プログレス”(Nike c/o Virgil Abloh “Athlete in Progress”)」の一端として発売される。「ナイキ c/o ヴァージル・アブロー “アスリート・イン・プログレス”」コレクションは、陸上選手たちの美しさやスタイルに強く影響を受け、ナイキが陸上の世界に残した輝かしい歴史に着目することで完成した。コレクションでは、「ナイキ×オフ-ホワイト ズーム テラ カイガー 5」のほか、パフォーマンス用プロダクト、人気の高いランニング シューズのデザインからインスピレーションを受けた、日常遣いも可能なアパレルとフットウェアを展開する。【詳細】Nike c/o Virgil Abloh “Athlete in Progress” コレクション発売日:2019年6月28日(金)より順次スタート取り扱い店舗:ナイキの一部店舗を皮切りに、順次ナイキラボ MA5、SNKRS、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、ナイキ公式オンラインストアなどで展開予定■アイテム価格・ナイキ×オフ-ホワイト ズーム テラ カイガー 5 17,280円(税込)【問い合わせ先】NIKE カスタマーサービスTEL:0120-6453-77
2019年05月27日ナイキ(NIKE)と、オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー™(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™)の新しいウィメンズコレクション「Nike c/o Virgil Abloh “Athlete in Progress”」が、6月28日に発売される。ランナーのためにデザインされた本コレクションは、2018年9月、オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー™の2019年春夏コレクションの中で、ディナ・アッシャー・スミス、ヴァシュティ・カニンガム、イングリッシュ・ガードナー、カタリナ・ジョンソン・トンプソン、カテリーン・イバルグエンなどのアスリートたちによって発表された。陸上選手たちの美しさやスタイルに強く影響を受けたというヴァージルがデザインしたシューズは、ランニングシューズ「エア ズーム テラ カイガー(Air Zoom Terra Kiger)」をベースに、ビビットなカラーリングとアウトソールに搭載したスパイクのような突起が特徴。インダストリアルタグも健在だ。シューズに加え、アパレルウエアも今後ラインアップする予定。
2019年05月24日クイーンが1981年にリリースした『グレイテスト・ヒッツ』が、イギリス史上最高セールスを誇るアルバムに輝いた。全英アルバムチャートを毎週発表しているザ・オフィシャル・チャーツ・カンパニーは、チャート開始60周年を記念してアルバム史上トップ60を発表。その中で「ボヘミアン・ラプソディ」や「地獄へ道づれ」などクイーンの代表作が収録された『グレイテスト・ヒッツ』が、発売以来610万枚の売上を記録してトップとなった。ABBAが1992年に発表した『アバ・ゴールド』が520万枚と続き、同じく520万枚のセールスを誇るビートルズの1967作『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』がスタジオアルバムの1位に輝いている。4位にランクインしたアデルのセカンドアルバム『21』は2011年の発売からわずか5年で490万枚を売り上げる快挙を成し遂げており、サードアルバム『25』も昨年11月にリリースされたばかりにもかかわらずすでに27位につける勢いぶりだ。そして、オアシスの1995年作『モーニング・グローリー』が470万枚で5位に続いている。クイーンは『グレイテスト・ヒッツII』も380万枚のセールスで10位にランクインしており、マイケル・ジャクソンも1982年作『スリラー』が420万枚で6位、1987年作『バッド』が390万枚で9位とトップ10圏内に2作品を送り出す人気を見せた。今回発表されたトップ60の中で最も登場回数が多かったのはロビー・ウィリアムスで、ソロアルバム『アイブ・ビーン・エクスペクティング・ユー』が48位、『スウィング・ホエン・ユーアー・ウィニング』が56位にランクインしたほか、2010年にテイク・ザットに再加入した際に発表した『プログレス』が57位、同グループの『ネヴァー・フォゲット - アルティメット・コレクション』が59位につけた。ザ・オフィシャル・チャーツ・カンパニーによる英国史上アルバムセールストップ101.クイーン『グレイテスト・ヒッツ』2.ABBA『アバ・ゴールド』3.ビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』4.アデル『21』5.オアシス『モーニング・グローリー』6.マイケル・ジャクソン『スリラー』7.ピンク・フロイド『狂気』8.ダイアー・ストレイツ『ブラザーズ・イン・アームス』9.マイケル・ジャクソン『バッド』10.クイーン『グレイテスト・ヒッツII』(C)BANG Media International
2016年07月06日街中で見かける「占いサロン」、興味はあるけれど足を踏み入れたことはないという方、意外と多いのではないでしょうか。確かにどんな雰囲気なのか分からないとちょっと入りづらかったりしますよね。そこで今回は編集スタッフが、渋谷にある占いサロン「ミクセリア」に潜入してきました!立地も先生も親しみやすさ抜群坂の途中、レンガ造りの一画に「ミクセリア」はありました。外からすぐ分かる場所なのでランチに行くくらいのノリで入れます。日によって観てくれる先生は違うようなので、事前にサイトなどをチェックしていくといいかもしれません。この日、最初に観てくださったのは暁瑠凪(あかつきるな)先生。占い師歴40年近く(!)の大ベテランなのだとか。とても気さくに迎えてくれて、世間話をするように鑑定が始まります。西洋占星術をメインに、タロット、風水、姓名判断、宿曜…と実に様々な占術を使われるそうで、この日は占星術で観ていただくことに。年齢までピタリ!かゆいところに手が届く対面鑑定「何が知りたいですか?」と訊かれ、まずは最大の関心事「私って結婚しますか?」というところから。その質問にはハッキリ「しますよ」と。これは嬉しい!暁先生「あなたのタイプはある日突然、急に結婚しますね。自由奔放な人に惹かれますが、好みのタイプが決まっているわけではなく『好きになった人が好き』という感じ。」なるほど、それは確かにその通り…。いきなり当てられてドキッとします。そして手元の分厚い暦の本をパラパラめくると暁先生「結婚するのは37、38、39歳。このあたりですね。」具体的な年齢まで!ついでに過去に恋愛運の山が来ていた年齢を言われると、確かにあります、心当たり…。さらに言えば初恋の年齢もドンピシャで言い当てられ、37、38、39歳という数字を心のメモに何度も刻みこんだのでした。暁先生がここで使っていたのは「プログレス法」という占星術の手法のひとつだとか。対面での鑑定は、尋ねたいことに応じていろいろな見方で占ってもらえるのが嬉しいポイント。まさに「かゆいところに手が届く」感じです。今年の9月からは天秤・双子・水瓶座に幸運が!ちなみに占ってもらった編集Tは太陽星座も月星座も山羊座。今年の9月までは恋愛より仕事優先とのこと。これは木星が乙女座にあるから。乙女座だけでなく、同じ「地の星座」である牡牛座・山羊座にも光があたっているそう。木星は「社会的に」という意味があるので、恋愛よりも仕事で活躍できるという話でした。ちなみに木星は「結婚」も表すので(結婚も社会的地位という昔ながらの考え方ですね)、結婚のチャンスはあるのかも?とはいえ今から9月までにゴールインはなかなかハードルが高いので、当分仕事に励みます…。暁先生「9月には木星が天秤座へ移動するので、今度は天秤座さんにスポットライトがあたりますよ。もちろん同じ『風の星座』の双子座・水瓶座にとっても吉。さらには『男性星座』仲間の獅子座・射手座あたりまで恩恵を享けられます。牡羊座も男性星座ですが、天秤座からは真反対なので、残念ながら今回の幸運にはあまり縁がないですね。」恋については「頑張らなくても時期が来れば自然と現れる」といった嬉しい言葉をかけてくれつつ、「あなたは◯◯だから」といった点は包み隠さずハッキリ言われるところに優しさを感じる暁先生の鑑定。街中でこんな占いが受けられるなんてちょっと贅沢な気分になりますね。【占いサロン『ミクセリア』】横浜・渋谷・溝の口・名古屋栄・柏・海老名にある「寄り添い系」占いサロン▼公式サイト鑑定予約もこちらから)次回予告タロットで12ヶ月の運勢を占う方法!オラクルカードとはどう違うの?
2016年06月15日2015年12月16日(現地時間)、MicrosoftはNovember Update以来初めてのWindows 10 Insider Preview ビルド11082をリリースした。Microsoft Engineering Systems Team担当CVPのGabriel Aul氏は「(本ビルドは)大きな変更点はない」とブログで述べつつも、今後を見据えた構造的な改善に取り組んでいるという。○2016年の大型アップデートに向けた改善がスタートWindows 10 Insider Preview ビルド11082は、Aul氏が述べたように目立った変更点はない。ただ、2015年11月12日(現地時間)にリリースしたNovember Updateに対するフィードバックへの対応や、Windows 10 Mobile Insider Preview ビルド10586.29との連係、"One Windows"を実現するための心臓部となる部分の改善を行っているという。Aul氏は「OneCore」というキーワードを用いて、「PCやタブレット、スマートフォン、IoT、Hololens、Xboxといった多くのデバイス上で『OneCore』を実現する」と語る。"One Windows"構想は2014年に開催した「Build 2014」で明言化したものだが、Aul氏の説明をそのまま受け取ると"未だ道半ば"という印象を拭い切れない。だが、同氏は「2016年から始まる新機能の実装や既存機能の改善を行うため、OneCoreが正しく構成されているかリファクタリング(ソースコードを手直しして保守性や拡張性を向上させる手法)を行っている」と述べ、WaaS(Windows as a Service)の実現に向けて取り組んでいることを示した。そもそもWindows 10は「Threshold(スレッショルド) 1」というコード名で開発が行われている。November Updateは「TH2」と名付けられているが、Threshold 2の略称であることは察するまでもない。そして次のアップデートは「Redstone(レッドストーン)」というコード名を持ち、2016年夏頃リリースすると噂されている。そしてWindows Insider Programに参加しているWindows 10 ビルド10586では、既にその布石が行われていた。HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\WindowsSelfHost\Applicabilityキーの文字列値「BranchName」や「UserPreferredBranchName」を見ると、データには「rs1_release」が確認できる。海外のニュースサイトでは、Windows Updateの設定画面から「rs1_release」を選択する項目が出現したというスクリーンショットを2015年11月の時点で取り上げていたが、周到にRedstoneへのアップデートが進められていた証拠だ。Aul氏はブログで「今後のWindows 10 Insider Previewはアップデートのペースを速める」と述べている。これは多くのWindows Insider Program参加者からのフィードバックに応える形だ。具体的には以前「カナリアリング」と呼ばれていた社内向けに近いビルドをファーストリングに提供するが、それに伴い「一部の人々は小さな痛みを伴う可能性がある」と同氏は説明している。つまり"多くのバグに晒される可能性"が高まるということだ。新機能とバグのトレードオフになってしまうが、これを厭うWindows Insider Program参加者はスローリングに変更するといいだろう。なお、ビルド11082にもいくつかの問題が確認されており、言語パッケージやオプション機能といったオンラインベースで追加するコンテンツはインストールに失敗する。この点についてMicrosoftは現在回避策を検討中だ。また、ファイルのコピー中に現れるダイアログに進捗状況を示すプログレスバーが現れない。アクション自体は正しく完了するが、サイズの大きいファイルに対する操作を行う時が注意が必要になるだろう。なお、ビルド11082に限った話ではないが、ファイルの関連付けがリセットされる問題は解決していない。これらの情報はこちらのリンクから確認できるが、Webページではなく「Insider Hub」が起動するのでWindows Insider Program参加者限定となる。それ以外ではエクスプローラーの各種設定や、一部の関連付けを初期化することでアイコンカスタマイズ設定の破棄が確認できた。筆者は普段<背景から自動的にアクセントカラーを選ぶ>のスイッチをオフにし、<スタート、タスクバー、アクションセンター、タイトルバーに色を付ける>のスイッチをオンにしているが、この環境ではウィンドウフレームの周辺ピクセルが白くなっている。各項目のスイッチをオン・オフすることでビルド10536と同じ動作に戻り、OS再起動時はアクセントカラー自体の異常も何度か見受けられた。いずれも容易に改善するため軽微なバグだが、出くわした方はスイッチの切り替えを試してほしい。同じく軽微な変更点だが、配色選択時のタイルにチェックアイコンが加わった。その他には「Bcdedit.exe」でHyper-Vを一時的に無効にしている環境は再有効化されるため、他の仮想環境ソフトウェアを使っている場合は合わせて注意が必要である。この他にもさまざまな問題が潜んでいる可能性は拭い切れないが、いずれにせよ、本ビルドがRedstoneに向けた新たな始まりとなるのは確かだ。阿久津良和(Cactus)
2015年12月18日油井亀美也さんら、3人の宇宙飛行士が乗ったロシアの宇宙船「サユースTMA-17M(ソユーズ)」が、12月11日(現地時間)、141日間にわたる国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在ミッションを終え、地球に帰還した。同宇宙船は日本時間12月11日18時49分、アリェーク・カノネーンカ宇宙飛行士(露宇宙庁)、油井亀美也宇宙飛行士(JAXA)、チェル・リングリン宇宙飛行士(NASA)の3人を乗せて、国際宇宙ステーションの「ラスヴェート」モジュールから分離。単独で飛行した後、21時19分から軌道離脱のための噴射を開始し、完了後に各モジュールを分離した。宇宙飛行士が乗った帰還モジュール部分は21時49分ごろに大気圏に再突入し、パラシュートを展開しつつ降下。そして22時12分(カザフスタン時間19時12分)ごろに、カザフスタン共和国のジェズカズガンの北東にある平原地帯に着陸した。当時、現地の天候は悪く、着陸の瞬間の映像などはなく、宇宙船との通信もできない状態が続いたが、約5分後に無事に着陸に成功したことが確認された。その後、回収部隊が到着し、宇宙飛行士らは船外へ出ることとなった。3人の健康状態は正常だという。油井飛行士は帰還後「ただいま。体調は大丈夫です。重力を感じます。寒いけれど、みなさん大丈夫ですか? 宇宙も素晴らしいけど、地球も素晴らしい。冷たい風が心地よい。ゆっくりシャワーでも浴びたいが、ツイッターをフォローしている人がたくさんいるので、発信していきたい」と語った。同宇宙船は2015年7月23日に、今回帰還した3人を乗せて打ち上げられた。3人は到着後、141日間にわたってISSに滞在し、さまざまな実験や、ISSにやってくる補給船の運用などを行った。帰還は当初、12月22日と計画されていたが、11月に予定されていた新型のプログレス補給船の打ち上げが12月21日に延期となり、宇宙船の到着や出発が集中し、運用が大変になることから、帰還日の前倒しが決まった。また今回の着陸は、2012年以来の夜間着陸となった。サユース宇宙船がISSとの往復で使われるようになって以来、着陸が夜間になったのは、サユースTM-34(2002年)、サユースTMA-4(2004年)、サユースTMA-5(2005年)、サユースTMA-7(2006年)、そしてサユースTMA-05M(2012年)で、今回で6例目となる。○12月15日には新しい飛行士が出発、21日には新型補給船の打ち上げも油井飛行士らが帰還したことで、現在ISSにはスコット・ケリー飛行士(NASA)、ミハイール・カルニエーンカ飛行士(露宇宙庁)、シルゲーイ・ヴォールカフ飛行士(露宇宙庁)の3人が滞在している。今後、12月15日には、ユーリィ・マレーンチェンカ士(露宇宙庁)、ティモシー・コプラ飛行士(NASA)、ティモシー・ピーク飛行士(欧州宇宙機関)の3人の宇宙飛行士を乗せた「サユースTMA-19M」宇宙船が打ち上げられ、ISSは再び6人体制となる。この3人はISSの第46/47次長期滞在員として、約半年間滞在する予定となっている。また12月21日には、ロシアの新しい無人補給船「プラグリェースMS」の打ち上げも予定されている。プラグリェースMSには新型の航法システムや、自動ランデヴー・ドッキング・システムなど、多くの新しい技術が採用されており、ミッションが成功するかどうかが注目される。○現在のISS滞在員第43/44/45/46次長期滞在員(2015年3月23日~2016年3月)スコット・ケリー(NASA)ミハイール・カルニエーンカ(露宇宙庁)第45/46次長期滞在員(2015年9月2日~2016年3月)シルゲーイ・ヴォールカフ(露宇宙庁)参考・РОСКОСМОС. МЕЖДУНАРОДНЫЙ ЭКИПАЖ КОРАБЛЯ «СОЮЗ ТМА-17М» ВЕРНУЛСЯ НА ЗЕМЛЮ・NASA Astronaut Kjell Lindgren Safely Returns to Earth | NASA・JAXA | 油井宇宙飛行士搭乗のソユーズ宇宙船(43S/TMA-17M)の帰還について・ソユーズ宇宙船(43S)着陸!:油井宇宙飛行士ISS長期滞在 - 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター - JAXA
2015年12月12日絵画、彫刻、建築、音楽、演劇・映像の5つの部門で世界的に優れた芸術家に毎年贈られる「高松宮殿下記念世界文化賞」の受賞者が決定し、10月20日に都内で会見が行なわれた。【内田光子チケット情報はこちら】2015年の受賞者は、絵画部門が横尾忠則。彫刻部門がドイツ出身のヴォルフガング・ライプ。建築部門がフランス出身のドミニク・ペロー。音楽部門が内田光子。演劇・映像部門がフランス出身のバレエダンサー、シルヴィ・ギエム。シルヴィ・ギエムは会見で「受賞について、大変幸福に思う。なぜなら、私は幼い時から日本の文化に出会い、愛してきたから」とコメント。さらに「歴代の受賞者を見て、大変な賞をいただいたと改めて実感した。ただ、芸術を、文化を、様々な事を愛してきたことで、このような栄誉に結びついたと思っている」と語った。また、現在はロンドンに在住し、この日は体調不良によるドクターストップのため、ビデオでコメントを寄せた内田光子。「一生で何をするかに対し、私は音楽をつきつめただけ。そのため、このような賞をいただくのはずうずうしいが、光栄です」と話した。また「もっとも嬉しいことは、この賞の第一回の受賞者に尊敬するブーレーズ(フランスの作曲家・指揮者)がいることです。この事により、同じ賞を受ける事に大変な喜びを感じました」と語った。シルヴィ・ギエムはすでに引退を発表。12月より最後の来日公演を開催する。現在、12月16日(水)に行われる東京追加公演≪ライフ・イン・プログレス≫(東京文化会館大ホール)の先行を11月3日(火・祝)午後11時59分まで実施中。また、12月30日(水)に神奈川・神奈川県民ホール大ホールで行われるシルヴィ・ギエムファイナルの先行抽選申込を10月31日(土)午前11時より受付。内田光子は、11月7日(土)北海道・札幌コンサートホールKitara 大ホール、10日(火)・15日(日)東京・サントリーホール大ホール、13日(金)愛知・愛知県芸術劇場コンサートホールで公演を開催。すでに予定枚数を終了しているサントリーホール大ホール公演以外はチケット発売中。
2015年10月22日Windows 10無償アップグレード開始前、Microsoftは「システムの圧縮機能によって、OS(=システムファイル)の使用領域を大幅に節約する」とアナウンスしていた。弊誌Windows 10大百科の執筆時は具体的な動作を確認できなかったが、調べてみるとコマンドラインからNTFS圧縮を実行する「Compact.exe」に気になるオプションが加わっていた。このコマンドを使ったシステム全体の圧縮手順を紹介しよう。○生まれ変わった「Compact.exe」Microsoftの開発陣は2015年3月の時点で、圧縮済みシステムファイルから直接Windowsを起動する「WIMBOOT」の肥大化を避ける仕組みを加えると、公式ブログで表明している。これらは展開時に組み込む仕組みのため、一般的なスペックを備えるPCでは恩恵を受けることはできないと思われていた。だが、システムファイルの圧縮に対しては後から適用する方法を用意している。それが「Compact.exe」だ。以前から存在するCompact.exeはNTFS上のファイルをコマンドラインから圧縮するものだが、Windows 10では新たなオプションが加わった。例えば「/EXE」は変更頻度が低い実行形式ファイルに対して、XPRESSやLZXといった圧縮アルゴリズムも適用する。この圧縮を一括実行するオプションが、「CompactOs」だ。サブオプションとしては、圧縮状態を確認する「query」、すべてのシステムファイルを圧縮する「always」、すべてのシステムファイルを圧縮解除する「never」がある。これらはWindows 10インストール後でも実行できるため、ストレージの空き容量に悩んでいる多くユーザーにとって有益だろう。ただし、圧縮は伸長(解凍)とペアの存在だ。システムファイルを圧縮するということは、伸長処理もすべてのバイナリファイルに対して加わるため、必然的にパフォーマンスが落ちる。特にCPUパワーが乏しい場合は、体感的な速度低下は小さくないだろう。この点を鑑みて本Tipsを試してほしい。○システムファイルを圧縮する操作自体は簡単だ。管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、コマンドラインから「compact /CompactOS:always」と実行するだけでよい。ただし、進捗状況を示すプログレスバーなどは現れず、作業中はI/Oの負荷が大きいため、PCをそのまま放置できるタイミングで実行することをおすすめする。圧縮が完了すると、圧縮対象となったファイル数や全体の圧縮量と圧縮率を示すメッセージが現れる。今回試した環境では圧縮率「1.7対1」で、約3.5Gバイトのストレージ容量を空けることに成功した。前述のとおり、「compact /CompactOS:query」と実行すれば、現在の圧縮状態を確認できる。圧縮はしたものの、全体のパフォーマンスが低下する場合は、「compact /CompactOS:never」で圧縮を解除すればよい。圧縮時と同等の時間を要するが、筆者の環境では問題なく元の状態になることを確認した。阿久津良和(Cactus)
2015年10月18日テレビ番組でも目にすることのある「地方の男性と他県女性のお見合いイベント」。過疎が進んだ地域、出会いの無い地方の若者には起死回生の一手になることもあるだろう。しかし、「住み慣れた地域・働いている社会の人間関係」を離れて見知らぬ土地に根付くのには、それなりの"人生設計"が必要不可欠になってくる。このほど、結婚支援事業を行うツヴァイ、地方生活の魅力を伝える情報誌『TURNS』(発行/第一プログレス)、広告会社の電通が協力して運営するUIJターン促進プロジェクト「ミライカレッジ」の自治体向け商品説明会が行われた。ミライカレッジは、現在自治体が抱える「人口減少対策」「地域活性化」などの課題に対し"人と出会う、街と出会う、未来と出会う"をコンセプトに、「若者自身のライフデザイン」と「地域の魅力発信」をサポート。結婚支援やビジネスマッチングを行い、少子化対策、定住の促進を行って地域の担い手を育成する試み。地方に若者を呼び戻すには、何が必要なのか。そこからさらに一歩踏み込んで「地域をまたいで地方で伴侶を見つけ、根付いてもらう」にはどういったものが必要なのか。発表会では各社のこれまでの取り組みが語られた。○「人を掘り下げる」ことで地方を紹介するTURNSの堀口正裕氏は、若者には「生き方の選択肢がいろいろある」ということを知った上で地方を選んでもらうことが大事だと語った。その方法として「地方の魅力を伝えるため、その地域で暮らしている人を掘り下げて紹介し若者とつなげる」活動を行っているという。具体的にはTURNS誌面で移住者や支援制度の紹介を行った後、都内で「TURNSカフェ」という移住者と交流できるイベントを開催。その後現地ツアーを行って実際の暮らしや職業を体験する。段階を踏んで理解を深め、現地を訪れることにより、"単なる観光"でなく移住の足がかりとなる現地とのネットワークや思い入れを形成する場を提供している。堀口氏によれば、「TURNSカフェ」に参加する時点で移住者や地域に関して下調べをしてきている人が多く、例えばクラウドソーシングで仕事をして地方で生活できるかなど、カフェでの交流会で具体的な話題が出ることも多い」という。○嫁いでもらうために地域の魅力を伝える続いてツヴァイの高田康太氏は、秋田と佐賀での婚活ツアーを例に県在住男性と他県女性のマッチングについて語った。「AKITA婚ツアー2014」はまず前段階として、都内の秋田県をコンセプトにした店で「秋田の魅力満喫パーティー」を開催。当日は男鹿市や千北市の市長も会場に訪れ、秋田の味や魅力をPRした。さらに女性を対象にした「地方暮らしのライフデザインセミナー 秋田」も開催。地方に興味のある首都圏の独身女性コミュニティーを形成した。その後、実際に秋田県を訪れるツアーを行い、最終的に秋田県外女性40名、秋田県男性56名が参加し、21組のカップルが誕生。そこから現在までに5組ほどが結婚したという。また「SAGA婚活」では佐賀県在住の「農業男子」を中心に男性だけのセミナーを2回、関東在住の女性だけのセミナーを2回行い、両方向からのアプローチを行った。男性には「自分たちで佐賀県や農業の魅力を考え、発信する力をつける」「服装などから結婚力を高める」ための後押し、女性には「佐賀県と佐賀県農業男子への興味喚起」「移住後のライフデザイン」「移住後の悩み解消やフォロー」などについて講義した。その後、初めて男女一緒でのツアーが開催された。高田氏いわく、大事なのは「関東の女性を、ストーリーを持って地方に連れていくこと」「男性自身が佐賀の魅力を伝えられるようにすること」「イベント当日だけ盛り上がるのではなく、翌日から遠距離恋愛になる2人の関係を結婚までサポートすること」「移住後のライフデザインをサポートし、"住む"ことを実感してもらうこと」だという。また、今後のプログラムでは「男性(花婿)を地方に呼ぶ」プログラムも想定に入れている。○3社の強みを合わせた支援ミライカレッジでは、都心での集客力と情報発信力に長けた電通、UIJターンを支援してきたTURNS、ライフデザインの設計や結婚への知見を持つツヴァイが、各社の強みを生かして自治体へのプログラムを提供するという。基本パッケージは「首都圏イベントを含む告知&集客」「地元ワークショップ&現地ツアーなどの実施」「TURNSでのレポート」「サポート」で1千万円(税込)ほどを想定。期間は5~6カ月ほどで、オプションで「移住促進プログラム」も用意している。また、基本パッケージ実施の前段として、地域内限定の「ローカル価値創造プログラム」もある。こちらは対象エリアでの「告知&集客」「ワークショップ&ローカル価値の取りまとめ」「TURNSレポート」「サポート」で500万円(税込)ほどを想定している。なお、パッケージの内容は自治体のニーズによって調整可能とのこと。また、依頼に関しては自治体以外の団体でも可能だという。
2015年10月08日宇宙航空研究開発機構(JAXA)所属の油井亀美也 宇宙飛行士が搭乗したソユーズ宇宙船が7月23日6時2分(日本時間)、カザフスタン・バイコヌール宇宙基地より打ち上げられた。宇宙船は6時11分(日本時間)に地球の軌道上に入り、打ち上げは成功した。油井宇宙飛行士は、第44/45次長期滞在クルーとして国際宇宙ステーション(ISS)に約5ヶ月滞在し、フライトエンジニアとして、「きぼう」日本実験棟を含むISS各施設のシステム運用、日本および国際パートナーの科学実験をはじめとする宇宙環境の利用に重点をおいた活動などを行う。また、8月16日に種子島宇宙センターから打ち上げられる予定のISS補給機「こうのとり」5号がISSへドッキングする際に、ISSのロボットアームを操作して「こうのとり」を把持する操作を担当する。地球への帰還は12月22日頃を予定している。油井宇宙飛行士は5月27日に国際宇宙ステーション(ISS)へと向かう予定だったが、5月に発生したプログレス補給船による国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキング断念を受けて延期されていた。
2015年07月23日国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げられたロシアの無人補給船「プログレス」がISSにドッキングし、食品や飲料水のほか、補給用推進剤、酸素、クルーの衣服、実験ペイロードなどを届けた。同補給船は日本時間7月3日午後1時55分にカザフスタン共和国にバイコヌール基地からソユーズUロケットによって打ち上げられた後、同7月5日午後4時11分にロシアのドッキング室「ピアース」へのドッキングに成功した。ISSへの補給は、4月末にプログレスが制御不能によりドッキングを断念、6月末に米スペースXの無人補給船「ドラゴン」を搭載したファルコン9ロケットが打ち上げ直後に爆発し、失敗が続いていた。
2015年07月07日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「ソフトウェアアップデート時のりんごマーク、しばらく表示されるのはなぜ?」という質問に答えます。***Apple Musicがサポートされた「iOS 8.4」の配布が開始されました。すでにアップデートされた方、まさにこれからアップデートしようとしている方、皆さん興味深くApple Musicのニュースを眺めていることでしょう。iOS 8.4に更新すれば、Apple Musicの世界はすぐそこです。そのiOS 8.4ですが、「設定」からソフトウェアアップデートを実行して更新を行います。システムソフトウェアの更新ですから、いちどシステム(iOS)を終了し、多数のファイルを追加/更新しなければなりません。システムソフトウェアが動作しているときに、その一部を書き換えると正常動作しなくなるという理屈はおわかりになると思います。システムの更新作業は、iOSとは別に存在するプログラム(ファームウェア)が担当するため、iOSが動作している必要はありません。ただし、描画は行わず操作も受け付けない特殊な動作モードとなるため、アップデート中のiPhoneは"身動きできない状態"になります。もし処理が中断されると、アップデートも元に戻すこともできなくなる可能性は高く、そのためにアップデート前にはバッテリー残量のチェックが行われるというわけです。りんごマークとともに進捗状況を示す棒(プログレスバー)が表示されるのは、アップデート中であることを示すとともに、プログレスバーの動きによってファイルコピーなどの処理が滞りなく進んでいることを示すためです。なにも表示されないと不安になりますが、動きがあれば"固まっていない"ことの確認にはなります。大量のファイルがフラッシュメモリに書き込まれるため、数分ほど時間はかかりますが、なにもせずただ待ちましょう。
2015年07月02日米スペースXは6月28日(現地時間)、国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を届ける無人補給船「ドラゴン」を載せた自社のロケット「ファルコン9」の打ち上げに失敗した。「ドラゴン」にはISSへの補給物資のほか、千葉工業大学が開発した流星観測カメラなどの機器が搭載されていた。同ロケットはフロリダ州ケープカナベラル空軍基地から飛び立ったが、打ち上げ139秒後に問題が発生し爆発した。今後、失敗の原因についてスペースX、アメリカ航空宇宙局(NASA)、アメリカ連邦航空局(FAA)による調査が行われる予定だが、現段階ではロケットの2段目に何らかの異常があったと考えられている。なお、ISSには10月までは物資がストックされていることから、NASAは「今回の打ち上げ失敗はISSの運用にすぐに影響を与えるものではない」とコメント。7月3日に予定されているロシアの無人補給船「プログレス」の打ち上げや、7月23日に予定されている油井亀美也宇宙飛行士が搭乗する「ソユーズ」宇宙船の打ち上げにも影響は無いとしている。
2015年06月29日ロシア連邦宇宙局は6月9日(現地時間)、油井亀美也宇宙飛行士が搭乗するソユーズ宇宙船(43S/TMA-17M)の打ち上げ目標日を7月23~25日と発表した。具体的な日程は後日決定される予定。油井宇宙飛行士は5月27日に予定されていた打ち上げで国際宇宙ステーション(ISS)へと向かう予定だったが、プログレス補給船による国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキング断念を受けて延期されていた。同日の発表では今年12月までの打ち上げ計画が発表されており、油井宇宙飛行士の打ち上げの前に7月3日にプログレス補給船の打ち上げが行われることになる。今回発表された計画は以下の通り:7月3日:プログレス補給船(M-28M)(ソユーズUロケット)7月23日~25日:油井宇宙飛行士搭乗のソユーズ宇宙船(43S/TMA-17M)(ソユーズFGロケット)9月1日:ソユーズ宇宙船(TMA-18M)(ソユーズFGロケット)9月21日:プログレス補給船(M-29M)(ソユーズUロケット)11月21日:新型プログレス補給船(MS)(ソユーズ2.1aロケット)の最初の打上げ12月15日:ソユーズ宇宙船(TMA-19M)(ソユーズFGロケット)なお、これらの日程は今後、日本を含む参加国間で安全性などの確認をした上で正式に決定される。
2015年06月10日ロシア連邦宇宙局は5月12日(現地時間)、プログレス補給船による国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキング断念を受けて、5月27日に予定していたソユーズ宇宙船の打ち上げを延期すると発表した。延期となった打ち上げにはISS第44次/第45次長期滞在クルーに任命されている油井亀美也 宇宙飛行士が搭乗する予定だった。新しい打ち上げ予定日時は7月下旬を目標としているという。プログレス補給船は、4月28日に行われた打ち上げで制御不能の状態に陥り、5月8日に大気圏に突入して消滅したばかりで、油井飛行士が参加するミッションへの影響が懸念されていた。
2015年05月13日第1回では、国際宇宙ステーションの成り立ちと、ロシアが2024年に国際宇宙ステーションの運用から抜けること、そしてその後、3基のロシア側モジュールを引き連れて、ロシア独自の宇宙ステーションを建造することといった内容の方針を発表したことを紹介した。今回は、その3基のロシア側モジュールを基に建造される「ロシアの宇宙ステーション」が、いったいどのようなものなのかについて紹介したい。○ISSから分離される3基のモジュールロシア連邦宇宙庁が2015年2月24日に発表した文書の中で、国際宇宙ステーションから分離すると記されているのは、「多目的実験モジュール」(MLM、愛称「ナウーカ」)、「ウズラヴォーイ・モジュール」(UM)、そして「科学・電力モジュール」(NEM)の3基だ。ナウーカ・モジュールは、軌道上で科学実験を行うことを目的としたモジュールとして開発されている。ナウーカとは「科学」という意味だ。これまでに打ち上げられたロシア側モジュールのザリャー、ズヴィズダーは、宇宙飛行士の居住区や倉庫などの用途で使われているため、ナウーカは初の科学実験を目的としたロシア側モジュールとなる。打ち上げにプロトーンMロケットが使われる。ウズラヴォーイ・モジュールは、球体に6か所のドッキング・ポートを持った形をしている。少し詳しい人なら、昔「ミール」宇宙ステーションの中心にあった、ドッキング部分を思い出すかもしれない。ウズラヴォーイ・モジュールもまさにミールと同じように、この6か所のドッキング・ポートにモジュールを結合させ、巨大なステーションを建造することが考えられている。もちろんソユース宇宙船やプログレス補給船のドッキングも可能だ。ウズラヴォーイとは「結節点」や「中心点」といった意味で、まさに各モジュールをつなぐ節として機能する。打ち上げの際は、プログレス補給船の先端にある軌道モジュール部と取り替えるような形で搭載され、ソユース2ロケットで打ち上げられる。科学・電力モジュールは、実験区画と巨大な太陽電池を持つモジュールで、ロシア側モジュールに対して電力を供給し、また独立後も発電所として機能する。以前は「科学・電力プラットフォーム」と呼ばれており、規模も今よりもう少し大きなものであったが、計画は中止され、部品の一部はラスヴェート・モジュールへ流用されている。その後計画が見直され、規模を縮小した科学・電力モジュールの開発が始まった。打ち上げにはプロトーンMか、アンガラー・ロケットが用いられる予定だ。この3基のモジュールはまだ打ち上げられておらず、地上で開発中、もしくは保管中の状態にある。計画では、まずナウーカを打ち上げ、ズヴィズダー・モジュールの地球側のドッキング・ポートに結合する。そして後ろからウズラヴォーイを結合し、それを介する形で科学・電力モジュールを結合する。ウズラヴォーイはすでに完成しているとされるが、こうした組み立て方であることから、まずナウーカが先に打ち上げられないことには何もできない状況にある。しかしナウーカは製造が遅れており、打ち上げは早くても2017年以降になるといわれている。したがってウズラヴォーイや科学・電力モジュールはさらにその後ということになる。ただ、ロシアにとって都合の良いことに、もし予定通りに2017年に打ち上げられたとしても、2024年時点で7年しか宇宙で使われていないことになり、また打ち上げが遅れれば遅れるほど、その時間はより短くなる。ナウーカの設計寿命は15年ほどとされているため、ロシアにとっては寿命が十分に残った状態のモジュールを、自身の宇宙ステーションに使えることになる。○国際"じゃない"宇宙ステーションナウーカ、ウズラヴォーイ、科学・電力モジュールを引き連れて独立したロシアの宇宙ステーションは、それだけは少し貧相だが、徐々に新しいモジュールが結合され、かつてのミールに匹敵するほどの宇宙ステーションが造られる予定だ。まだその具体的な姿かたちは明らかにされていないが、ソヴィエト・ロシアの宇宙開発に詳しいWebサイト「RussianSpaceWeb」によれば、「オーカT-2」、「トランスフォーマブル・モジュール」、「モジュール・シップヤード」という3基が結合される可能性があるという。オーカT-2は、ソユース2.1bロケットで打ち上げられる比較的小型のモジュールで、主に実験場として使用されるという。かつてはオーカ2-MKSと呼ばれており、国際宇宙ステーションへ結合するために造られていたが、計画変更により中止されている。トランスフォーマブル・モジュールは空気で膨らむモジュールで、主に居住区として使用されるようだ。モジュール・シップヤードは、宇宙飛行士が船外活動する際の出入り口(エアロック)が装備されている他、宇宙飛行士を乗せた宇宙船や補給物資を積んだ補給船のドッキング・ポートとしての機能も持つという。実際にどうなるかはまだ不明だが、ウズラヴォーイのドッキング・ポートは6か所あるから、もう1つモジュールが増えることもあるだろう。ロシアはこの新しいステーションを使い、有人月探査を始めとする将来の有人深宇宙探査に向けた足がかりとして、宇宙飛行士の長期滞在実験や、深宇宙探査から帰ってきた宇宙飛行士のリハビリ施設として使うことを目指しているという。○高緯度宇宙ステーションとヴァストーチュヌィ宇宙基地このロシアの宇宙ステーションは、国際宇宙ステーションよりも軌道傾斜角(赤道上からの傾き度合い)が大きくなるといわれている。国際宇宙ステーションの軌道傾斜角は51.6度だが、このロシアのステーションのそれは64.85度になり、また高度も高くなるという。その理由について、ロスコスモスのオレーク・オスターペンコ前長官は「ロシアの上空を通過する頻度が増え、地表が観測しやすくなる」と語ったりしていたが、それは事実ではあっても、おそらく最大の理由ではないだろう。ロシア上空を通過する頻度が増えることで交信可能な時間も増え、また軌道傾斜角が大きいことで宇宙船や補給船の打ち上げがしやすくなるという、どちらかといえばロシアが単独で宇宙ステーションを運用する際の、運用上の必然からもたらされたものであると考えられる。軌道傾斜角が大きいことで宇宙船や補給船の打ち上げがしやすくなる、という点については少し説明が必要かもしれない。現在ロシアは、国際宇宙ステーションへのモジュールや宇宙飛行士、補給物資の打ち上げ場所として、バイコヌール宇宙基地を使っている。バイコヌールはカザフスタン共和国内にあるため、ロシア政府は料金を払って使用している状態にある。ちなみにロシアは、ロシア北東部にプレセーツク宇宙基地を持っているが、ここは地球を南北に回る極軌道への打ち上げに特化した基地であり、国際宇宙ステーションへの打ち上げには使われていない。一方で、ロシアは極東部に「ヴァストーチュヌィ」という新しい宇宙基地を建設している。ヴァストーチュヌィはバイコヌールに取って代わる宇宙基地に位置づけられており、ここが完成すれば、カザフスタンに気兼ねなく、新しいモジュールや宇宙船、補給船を打ち上げられるようになる。しかし、このヴァストーチュヌィ宇宙基地は立地上、国際宇宙ステーションの軌道傾斜角である51.6度の軌道への、有人宇宙船の打ち上げには適していない。というのも、東側には太平洋が広がっているため、万が一ロケットが飛行中に問題を起こして宇宙船を緊急脱出させた場合、宇宙船は太平洋上に着水する羽目になるからだ。ソユース宇宙船は基本的に着水するようには造られておらず(まったくできないというわけではない)、救助用の船なども新たに用意しなければならない。一方、軌道傾斜角64.85度へ向けた打ち上げであれば、ロケットはシベリア北部のツンドラ地帯を突っ切ることになり、ロケットから脱出した宇宙船は陸上に降りられることになるため、捜索や回収が比較的簡単になる。(次回は3月17日に掲載予定です)
2015年03月13日第一プログレスは1月20日、雑誌「カメラ日和 vol.59」を発売した。第一特集として、毎号好評の猫特集の第3弾「猫づくし3」を掲載している。同特集では、写真家の平間 至さんを審査員に迎えて実施した猫写真コンテストの結果を発表。飼い主の愛にあふれた多数の猫写真を掲載している。また、話題の「猫転送装置」を使うときの心得のほか、「困り顔の猫」「ガラスの下から猫撮影」など、総勢184匹の猫が紹介されている。また、獣医と猫カフェスタッフに聞いた、猫とカメラの上手なつき合い方も掲載。写真撮影のコツや、獣医からのアドバイス、猫の魅力のひき出し方も紹介している。その他、写真家・佐藤健寿さんの猫写真コラム「ちょっと奇妙な猫の話」や、手作り猫グッズの情報も掲載。動物のあかちゃん写真も紹介している。詳細はカメラ日和の公式サイトまで。
2015年01月23日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「どうしてソフトウェアアップデートのとき再起動されるの?」という質問に答えます。***iPhoneでは、ときどきソフトウェアアップデートが配布されます。目的や内容はさまざまで、機能の追加もあれば修正もあり、容量が小さいときもあれば大きいときもあります。アプリの新機能として結果を確認できることもあれば、セキュリティアップデートのように一見すると違いが感じられないこともあります。しかし、どのようなソフトウェアアップデートでも、ほぼ確実にiPhoneのシステムが再起動されます。画面を眺めていれば、インターネットからファイル(アップデータ)をダウンロードしたあと、自動的に「インストール」が始まり、数度の再起動を経て更新されたシステム(アップデートされたiOS)でiPhoneが起動します。その「インストール」ですが、実態はアップデータに含まれる大量のファイルをコピーする作業です。ファイルの種類は多岐にわたり、アプリを構成する一部もあればシステム用もあります。コピーはプログラムにより自動処理されるため、詳細を知ることはできませんが、システムが稼働している間はコピーできない(書き込めない/書き込んでも機能を有効にできない)ファイルが含まれています。システムが稼働している間コピーできないファイルは、システムを特殊モードで起動したうえでコピーします。システムの再起動後、Appleロゴの下にプログレスバーが表示されている期間がその特殊モードです。特殊モードはいちどシステムを終了しなければ起動できないうえ、システム起動時でなければ有効にできないファイル(プログラム)もありますから、ソフトウェアアップデートのときはシステム再起動がつきもの、というわけです。
2015年01月17日SCSKは、アシストとビジネスルール管理システム(以下、BRMS)分野において協業し、アシストが取り扱うBRMS製品「Progress Corticon(プログレス コーティコン)」(開発元:米Progress Software Corporation)を中核とした「BRMSトータルソリューション」の提供を12月9日から開始すると発表した。アシストが2013年11月から提供開始した「Progress Corticon」は、世界各国500社以上で利用されているBRMS。ビジネス・ルールの変更をコーディングレスでシステムに反映することができる。SCSKでは2011年からBRMS製品を利用したシステム構築を行っており、今回アシストと協業し、「Progress Corticon」の取り扱いを開始、「Progress Corticon」を中核とした「BRMSトータルソリューション」の提供をスタートする。BRMSトータルソリューションでは、BRMS導入のためのコンサルティング、適用可否など事前評価支援、プロトタイプ作成の実施、ルールモデリングの実施、ルール設計・構築、ルールパフォーマンス評価、「Progress Corticon」を利用したシステム構築を行う。価格は、「Progress Corticon Server(ビジネスルール・エンジン)が、880万円/1コア (ライセンス)、年間保守193万6,000円/1コア。Progress Corticon Studio(ルールモデリング)が55万円/1ユーザー(ライセンス)、年間保守12万1,000円/1ユーザー。BRMSトータルソリューションが300万円/月~。SCSKは「Progress Corticon」を中核としたシステム全体をワンストップで構築する「BRMSトータルソリューション」を提供し、アシストは販売面および製品に関する技術面においてSCSKを支援していく。また、両社共同でのマーケティング活動も推進する。
2014年12月09日2014年10月28日、国際宇宙ステーションへの補給物資を搭載したアンタレス・ロケットが打ち上げに失敗し、大爆発を起こした。その原因として、今から約40年前に製造された、ソ連製のロケットエンジンが疑われている。本稿では、アンタレス・ロケットと、その第1段のソ連製ロケットエンジンの概要、現時点での原因の調査状況、そして今後の動きについて解説したい。○アンタレス、墜落米オービタル・サイエンシズ社は米東部夏時間2014年10月28日18時22分(日本時間2014年10月29日7時22分)、無人のシグナス補給船を搭載したアンタレス・ロケットを、ヴァージニア州ウォロップス島にある中部太平洋地域宇宙港(MARS)から打ち上げた。シグナスの船内には、国際宇宙ステーション(ISS)に向けた補給物資として、約2,290kgもの水や食料、実験機器などが搭載されていた。しかし、離昇から約6秒後にロケットの下部で爆発が起き、地上へ墜落して、さらに大爆発を起こした。アンタレスやシグナス、補給物資はすべて失われ、発射台の周囲は火の海となった。事故後、真っ先に心配されたのはISSに滞在している宇宙飛行士のことであった。だが、ISSへの補給は、アンタレス/シグナス以外にも、スペースX社のファルコン9ロケット/ドラゴン補給船や、ロシアのソユーズ・ロケット/プログレス補給船、また日本のH-IIBロケット/「こうのとり」が存在する。実際に事故の約9時間後には、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から、ISSへの補給物資を搭載したプログレスM-25M補給船が打ち上げられ、6時間後に送り届けられている。やりくりに多少の変更は生じるかもしれないが、宇宙飛行士の生命にかかわるほどの問題にはならない。むしろ不幸だったのは、実験機器や衛星を預けていた企業や大学、研究機関などだ。その中には日本の千葉工業大学・惑星探査研究センターも含まれている。保険は掛けられていただろうが、新たに代替機を造るには時間がかかり、また時間は保険では戻ってこない。アンタレスが打ち上げられたのは今回が5機目だったが、皮肉なことに、多くのメディアがトップニュースとして報じたことで、過去4回の打ち上げよりも高く注目される結果となった。○アンタレス・ロケットとシグナス補給船ギリシア神話において、英雄オリオンはあまりにも傲り高ぶったことから、生みの親であるガイアからサソリを送り込まれ、尾の毒針に刺され死んでしまう。彼を殺したサソリはその功績により、天へと上がり、「さそり座」が生まれたとされる。そのさそり座の中でも、ひときわ明るくて赤く輝く星が「アンタレス」だ。アンタレスという名前は、ギリシア語で「火星に対抗するもの」を意味する。ギリシア神話で火星は「アレース」、それに対抗するもの(アンチ)というところから、アンタレスというわけだ。条件が整えば、赤い惑星としておなじみの火星とアンタレスとが並び、両者が赤さを競い合うように輝くことから、その名がつけられたとされる。その名を冠するアンタレス・ロケット(正確にはアンタリーズと発音する)は、米国のオービタル・サイエンシズ社(以下オービタル社)によって開発された。オービタル社は1982年に設立された会社で、設立当初は小さなベンチャー企業ではあったが、現在では数多くのロケットや人工衛星を製造する、大手企業のひとつにまで成長した。アレースはかつて、米航空宇宙局(NASA)の新型ロケット、エアリーズ(Ares)の名の由来となり、オリオンもまた、現在NASAが開発中の新型宇宙船オライオン(Orion)の名の由来となっている。オービタル社がロケットにアンタレスと名付けたことに、もちろん深い意味はないのだろうが、1980年代から官が支配する宇宙開発に挑戦し続けてきた同社の、強い対抗心が見えてくるようだ。同社がアンタレスを開発した背景には、NASAが2006年に立ち上げたCOTS計画がある。これは民間の企業に、宇宙ステーションなどへの人や物資を輸送を担わせようとするものだ。COTSとは「商業軌道輸送サービス」(Commercial Orbital TransportationServices)の頭文字から取られているが、より一般的な「商用オフザシェルフ」(Commercial Off-The-Shelf)という言葉の頭文字にも掛かっている。もともとNASAでは、1980年代に、小型ロケットと小型衛星の開発や打ち上げに関して、民間に委託する計画を始めていた。実際に補助金も出され、多くの起業家が挑戦した。その中で成功し、生き残った企業こそ、こんにちのオービタル社でもあった。まずNASAは、ISSに貨物を輸送する無人補給船と、それを打ち上げるロケットの開発、運用を民間に委託することにした。そして2006年に、新興のスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)社と、同じく新興のロケットプレーン・キスラー社に契約を与えた。だがロケットプレーン・キスラー社はその後経営難に陥ったため契約は破棄され、それに代わって2008年に選び直されたのがオービタル社だった。スペースX社とオービタル社はともにNASAからの資金援助を受けつつ、ロケットと無人補給船の開発をはじめた。だが、両社が開発したロケットには大きな違いがある。スペースX社のファルコン9ロケットとドラゴン補給船は、ともに同社内で設計、製造された。もちろん米国の厚い宇宙産業の下地があってこそ可能だったことだが、ともかく開発はすべて自社内で完結している。それに対してオービタル社のアンタレス・ロケットは、ほとんどが他社で開発、製造されれたものを組み合わせて造られている。例えば第1段のタンクはウクライナのユージュノイェ社から購入しており、またその設計はウクライナのゼニート・ロケットのものを短くしたものだ。そこにロシアで約40年間保管されていたロケットエンジンを装着する。そして第2段には米国のアライアント・テックシステムズ(ATK)社が製造する固体ロケット・モーターを装備している。この第2段はもともと大陸間弾道ミサイルのLGM-118ピースキーパーで使われていたもので、その後アジーナIIやトーラスXLなどのロケットにも使用されたキャスター120というロケットモーターからさらに派生したものだ。またシグナス補給船も、貨物を搭載する部分はスペースシャトルで使われていた多目的補給モジュール(MPLM)が基になっており、製造もMPLMと同じくフランスのタレス・アレーニア・スペース社が手がけている。バッテリーや太陽電池、スラスターなどが載るサーヴィス・モジュールも、多くが既製品を流用して構成されている。対照的な両社ではあるが、一概にどちらが優れているかといえることではない。単純にアプローチが違うというだけで、既製品をまとめあげるというのも大変な技術が必要なものだ。アンタレスの1号機は米東部夏時間2013年4月21日17時ちょうど(日本時間2014年4月22日6時ちょうど)に打ち上げられた。この1号機は純粋にロケットの性能を確かめることを目的としており、頭の部分にはシグナス補給船と同じ質量を持つダミーのペイロードと、4機の超小型衛星が搭載されたのみであった。ロケットは順調に飛行し、打ち上げは完璧な成功に終わった。続く2号機は同年9月18日に打ち上げられた。この2号機ではシグナスの試験機を搭載しており、ロケットからの分離後、ISSへと飛行し、結合、物資の補給、そして大気圏への再突入までを予定通りこなした。3号機は2014年1月10日に打ち上げられた。この号からシグナスの実運用機を搭載し、NASAとの契約に基づいたISSへの商業補給ミッションを担うことになる。アンタレスもシグナスも問題なく飛行し、ミッションをこなした。また、第2段には性能を向上させた新しい固体ロケットが搭載され、従来型がアンタレス110、この3号機からはアンタレス120と呼ばれている。同年7月13日には4号機が打ち上げられ、こちらも成功している。今回の打ち上げは、アンタレスにとって5機目、シグナスにとっては4機目であった。また第2段がさらに強化されたアンタレス130の初打ち上げでもあった。これまで順風満帆な歩みを続けてきたアンタレスだが、ここにきてついに最初のつまづきを経験することになった。(次回は11月21日に掲載します)参考・・・・・
2014年11月20日英国ジャガー・ランドローバーはこのほど、「レンジローバー」「レンジローバー・スポーツ」に次世代オールテレイン・プログレス・コントロール(ATPC)を初めて搭載するなどの刷新を行うと発表した。今回の刷新では、次世代オールテレイン・プログレス・コントロール・システム(ATPC)の採用が最大の変更点となる。ATPCは、停止状態または走行時において、ブレーキペダルから足を離し、いっさいのペダル操作をすることなく、ドライバーが望む速度を維持するシステム。車両の設定を継続的にモニタリング・調整し、あらゆる状況下でトラクションを最適化し、車両の前進・後退を続ける。ATPCはドライバーの負荷を減らし、急勾配の斜面や起伏のある地形、低グリップ路面などでも車の挙動を安定させ、「レンジローバー」が世界に誇るオフロード走破能力をさらに強化する。非常に低速で粘り強い走行が求められる過酷なオフロード環境で、とくに効果を発揮するものだ。前進・後退ともに、1mphから19mph(1.8km/hから30km/h)の間で作動可能となっている。エンジンも改良された。「TDV6」に搭載されるランドローバー製3.0リットルV6エンジンは、これまでのツインターボをボールベアリング式シングルターボに変更。ロープレッシャーエグゾーストガスリサーキュレーションなどにより、最高出力258PSを発揮する。同時に燃費は、「レンジローバー TDV6」で8.5%、「レンジローバー・スポーツ TDV6」で5.7%向上した。「SDV6」「SCV6」に搭載されるエンジンもそれぞれ改良され、最高出力と燃費が向上している。ヘッドアップディスプレイ(HUD)が新たに採用されたことも大きな改良点となる。HUDに映し出されるデータは速度、ギアポジション、シフトインジケーター、クルーズコントロール情報、ナビからの指示などで、ドライバーは視線を前方からそらすことなく、その情報を確認できるという。
2014年11月11日英国ジャガー・ランドローバーはこのほど、2014年パリモーターショーでミッドサイズ・セグメントに投入するドライバーズ・カー「XE」の詳細情報を公表した。アルミを多用した軽量ボディに2.0リットルおよび3.0リットルのエンジンを搭載する。「XE」は後輪駆動でアルミニウムを多用したモノコックボディを持つクラスで唯一のモデル。ダブルウィッシュボーン式フロント・サスペンションとインテグラルリンク式リア・アクスルによって新たなベンチマークを打ち立てるモデルと位置づけている。ボディはジャガー・ランドローバーが新たに開発したモジュール車体構造を初めて採用した。2,835mmと長いホイールベースと低いシートポジションによって、流線形のシルエットを実現している。Cd値はわずか0.26という、ジャガー史上最も低い数値を達成した。これは数値流体力学に基づく1,200回ものシミュレーションと、CPU時間で800万時間以上に相当する計算をした成果だという。エンジンは新開発の「INGENIUM(インジニウム)」が初めて搭載される。このエンジンはガソリン・バージョンとディーゼル・バージョンがあり、いずれもまったくの白紙から開発されたという。「XE」に搭載する最初のINGENIUMエンジンは2.0リットル4気筒ディーゼルで、160PSと180PSという最高出力の異なる2つの選択肢が用意される。もちろんガソリンエンジンもあり、「XF」と「XJ」でデビューしている2リットル4気筒直噴ターボチャージド・ユニットと、「Fタイプ」と同じ3.0リットルV6スーパーチャージド・ユニットが搭載される。装備面でもステレオカメラによる自動緊急ブレーキや悪条件下でもトラクションを確保するオール・サーフェス・プログレス・コントロールなど、最先端のテクノロジーを投入。ジャガーは創始者のウィリアム・ライオンズ卿のビジョンである「クルマは人間が創り出したものの中で最も"生き物"に近い」という考えを証明するモデルがこの「XE」だとしている。
2014年10月06日2014年9月26日、3人の宇宙飛行士を乗せて打ち上げられたソユーズTMA-14M宇宙船は、ロケットからの分離直後、2枚ある太陽電池パドルのうち片方が開かないという問題に見舞われた。また3月に打ち上げられたソユーズTMA-12Mではスラスターに問題が発生し、ソユーズの貨物機版であるプログレス補給船でも問題が頻発している。2011年にスペースシャトルが引退して以来、ソユーズは国際宇宙ステーション(ISS)へ宇宙飛行士を送り込むことができる唯一の宇宙船であり、米国をはじめ、ISS参加国はソユーズへの依存を続けている。当のロシアもそれを誇り、シャトル引退直後には「ソユーズの時代がやってきた」と声高々に宣言した。だが、その直後からソユーズやプログレスをはじめ、ロシアのロケットや衛星に問題が相次いでおり、信頼性は大きく揺らぎつつある。ソユーズは1960年代に開発された宇宙船だ。もともとは有人月飛行もできるように造られたが、実現することはなく、もっぱら単独での地球周回ミッションや、サリュートやミール、ISSといった宇宙ステーションへの飛行など、地球周回軌道でのみ運用されている。開発以来、基本的な構造はそのままで、改良を重ねつつ運用が続けられており、現在はコンピュータなどを新しくしたソユーズTMA-Mと呼ばれるバージョンが運用されている。ソユーズはこの半世紀で123回のミッションを行い、300人を超える数の宇宙飛行士を宇宙へ送り込んだ。しかしその中で2回の事故を起こしている。1回目は1967年のソユーズ1、つまりソユーズの最初のミッションのときで、打ち上げは成功したものの軌道上で問題が続出し、なんとか地球への帰還を試みるも、最終的にはパラシュートが開かず墜落し、搭乗していた宇宙飛行士が死亡している。2回目は1971年のソユーズ11で、このときは帰還時に、帰還カプセル内の通気弁が何らかの理由で開いてしまい、中の空気が抜け、搭乗していた3人の宇宙飛行士が死亡した。この2回以外は、宇宙飛行士が死亡するような事故は起きていない。しかし、その一歩手前だったことはいくつもある。2003年5月、ソユーズTMAの1号機であるソユーズTMA-1が、ISSからの帰還時に技術的な問題が発生し、「弾道再突入モード」と呼ばれる、緊急時の際に使われる帰還方法で大気圏に再突入する羽目となった。ソユーズは通常、揚力突入といって、機体の姿勢を制御することで揚力を発生させつつ大気圏に再突入する。これにより宇宙飛行士が受ける加速度(G)を小さくすることができる。一方の弾道再突入モードは、打ち上げ時にロケットが故障したりといった緊急事態の際に「飛行士の命だけは助ける」ことのみを考えたモードであり、乗り心地に関しては保障されておらず、このときは約10Gもの加速度が加わったという。また着陸地点も大きくずれ、アンテナも損傷したため位置の特定も難しくなり、回収部隊の到着が大きく遅れたことで、宇宙飛行士は待ちぼうけを食らう羽目にもなった。2007年10月には、ソユーズTMA-10が、やはりISSからの帰還時に弾道再突入モードに陥った。さらに2008年4月には、ソユーズTMA-11でふたたび同様の問題が発生した。この2件は、大気圏再突入の直前に分離されるはずの帰還モジュールと機械モジュールとが繋がったまま再突入したために起きた。運良く再突入時の高熱によって両者は分離されたことで大事故にはならなかったものの、やはり弾道再突入モードであったため、宇宙飛行士には大きな負荷がかかり、着陸地点もずれることになった。分離されなかった原因は爆発ボルトの不点火であったと結論付けられている。以降は改修が施されたためか、同様の事故は発生していない。また、ソユーズは通常、耐熱シールドがある底部から大気圏に突っ込むが、この3件では頭部側から大気圏に再突入したため、ハッチには大きな圧力と熱が掛かった。底部とは異なり、ハッチ側は最低限の耐熱処理しか施されていないため、もし加熱が続いていればハッチは破壊され、船内に高熱のプラズマが流れ込み、宇宙飛行士が死亡する事態になったはずだ。また、同じく頭部にあるパラシュートのハッチが壊れ、中のパラシュートが燃えるようなことになっていれば、再突入後の減速と着陸ができず、帰還モジュールは地面に叩きつけられ、やはり飛行士が死亡する事態になっていただろう。その後ソユーズTMAは、ソユーズTMA-22をもって引退し、ほぼ時を同じくして次世代のソユーズTMA-Mが登場した。前述のようにソユーズTMA-Mはコンピュータを中心に大きな改良が加えられており、軽量化のほか、従来打ち上げからISSへの到着までは約2日間掛かっていたが、わずか6時間での飛行が可能となった。当然これほど多くの改良を加えることに対しては、不安視する声もあったが、1号機から11号機までは安定した飛行を続けていた。しかし今年3月、ソユーズTMA-12Mが打ち上げ後に、スラスターの噴射で問題が発生し軌道変更に失敗し、予定では6時間でISSに到着するはずが、2日掛かる旧来の飛行プロファイルに急きょ変更された。このときの原因はソフトウェアにあったとされている。そして9月にはソユーズTMA-14Mが、ロケットからの分離直後に、2枚ある太陽電池パドルのうち片方が開かないというトラブルに見舞われた。原因は今も調査中だ。なお、開かなかった太陽電池パドルはISSとのドッキング後に展開した。ドッキング時の衝撃で引っかかっていた何かが外れたためであると推測されているが、こちらも詳しくは調査中だ。さらに、ソユーズの貨物機版であるプログレス補給船でも近年問題が多発している。例えば2006年と2008年、2013年に、プログレスの展開式アンテナに関する故障が発生している。このアンテナはソユーズにもまったく同じものが使われており、今後ソユーズでも同様のことが起こる可能性は十分にある。また、現在ロシアは新しいランデヴー・ドッキング装置の開発を進めており、ソユーズへの搭載に先立って、まずプログレスに搭載されて試験が行われている。しかし問題が多発しており、実用化のめどは立っていない。この装置はもともとウクライナで製造されていたもので、部品などをすべてロシア製にし、かつ性能をも向上させるという二兎を追ったものであったが、皮肉にもロシアの宇宙技術力の低下を示すことになってしまった。こうした問題続きの中で、しかしロシアは、プログレスとソユーズの大規模な改良を計画している。この改良型はプログレスMS、そしてソユーズMSと呼ばれており、まず前述の新しいロシア製ドッキング装置が正式に搭載され、また太陽電池も発電能力と効率がより高いものになるという。さらにスラスターも改良され、新しい航法装置も搭載される。通信システムも改良され、また船体を構成する材料や部品も新しくなり、スペースデブリからの防護システムも搭載されるとのことだ。まずはプログレスMSが先行して開発され、実際に飛行を行い、これらの改良点に問題がないことが証明された後、ソユーズMSが運用に入るとされる。現時点ではプログレスMSは2015年に、ソユーズMSは2017年にそれぞれ初打ち上げを迎える予定となっている。しかし、現在のソユーズやプログレスでも問題が頻発し、さらに新しいドッキング装置の試験も不満足な結果に終わっている今、プログレスMSやソユーズMSが無事に開発され、大きな事故を起こすことなく運用されるという見込みは小さい。またロシアの他のロケットも頻繁に失敗しており、また打ち上げられた衛星が、その後問題を起こすことも多い。ロシアはそもそもロケットや衛星の打ち上げ数が多いということを勘案する必要はあるが、一方でほぼ同じ頻度で打ち上げている中国や米国ではこれほど多発していないことから、やはりロシアの宇宙開発において、設計、製造、検査の質が低下していることは明らかだ。ソユーズがふたたび問題を起こすのも、またそれが今までよりも深刻な事態になることも、そしてそれが人命に関わるほどの事故になることも、もはや時間の問題であろう。だが、米国の民間企業によって開発されている宇宙船は2017年にならなければ運用に入らないため、それまでISS参加国は、否が応でもソユーズに命を預け続けなければならない。それは言わば、ロシアン・ルーレットの引き金を、連続で引き続けるようなものかもしれない。
2014年10月03日富士通は、顧客のシステム開発を支えるアプリケーションフレームワーク「INTARFRM(インターファーム)」の全エディションに、マルチデバイス、マルチブラウザ対応のWebアプリケーション開発機能を追加し、4月25日から順次販売を開始すると発表した。新製品は、HTML5やjQueryを利用したWebアプリケーションの開発支援機能と部品が拡充されたほか、スマートデバイスで多く利用されているGoogle ChromeやMobile Safariなどのブラウザにも対応。また、新規にiOSやAndroidで動作させるスマートフォン向け画面を開発するためのテンプレートと部品も拡充し、ユーザーエクスペリエンスの高いWebアプリケーションの開発・実行を実現するための機能を強化した。これにより、顧客はマルチデバイス、マルチブラウザに対応したWebアプリケーションを効率的に開発可能となった。発売するエディションは次のとおり。大規模システム向けのアプリケーションフレームワーク、Enterprise Editionの「INTARFRM RIA Java Ajax」では、より効率的に、操作性・視認性に優れたWebアプリケーションの画面を開発するための部品を新たに追加。Web画面の作成で、同じような記述を複数回繰り返し記述していたところを1つの記述で複数表示することができる部品や、HTML5が提供しているファイルアップロード/ダウンロード機能を利用した部品を新規に提供する。ファイルアップロード/ダウンロード部品では、ドラッグ&ドロップによる直観的な操作を可能とし、プログレスバーによる進捗状況の表示が可能になる。中・小規模システム向けのアプリケーションフレームワーク、Professional Editionでは、従来は作り込みが必要だった、画面の一部分のみの更新やページング機能、列ソート機能を、リポジトリ内の設計情報に必要事項を記述することで実現でき、入力ヒントや複数選択リストボックスなどのGUI部品も拡充され、これらの作り込みも不要となった。さらに、短期に開発を繰り返しながらシステムの拡張を実現するシステム開発に適したアプリケーションフレームワーク「Rapid Edition」では、スマートデバイスに合った画面デザインの用意により、既存のシステムを変更することなく、スマートデバイスからも利用できる新機能を追加した。
2014年04月28日シングル『ライク・ア・G6』がアメリカiTunesシングルチャート1位、ビルボード・ホット100シングルチャート3週連続1位!全世界でムーヴメントを巻き起こしている、話題のアジアン・ユニット、ファー・イースト・ムーヴメントの日本単独ツアーが決定した。ファー・イースト・ムーヴメントの公演情報ファー・イースト・ムーヴメントは、アジア系アメリカ人の4人、日本と中国の血を引くケヴ・ニッシュ、コリアン系アメリカンのプログレス&Jスプリフの3人のMCと、フィリピン系アメリカンのDJヴァーマンからなるアジアン・ヒップホップ・ユニット。2010年4月のレディ・ガガ日本ツアーでオープニング・アクトとして来日し好評を博したが、単独来日公演は今回が初めて。公演は11月28日(月)より東京・Zepp Tokyoほかにて。チケットの一般発売は9月24日(土)より開始。また一般発売に先駆けて、チケットぴあでは先行抽選プレリザーブを受付中。■FAR EAST MOVEMENT Free WiredJapan Tour 2011【東京】11月28日(月)Zepp Tokyo【大阪】11月29日(火)Zepp Osaka【愛知】11月30日(水)Zepp Nagoya
2011年09月16日