PK戦では豪胆さを見せた。キッカー全員がきっちりと決め、優勝した2012年以来3大会ぶりの準決勝進出となった。
G大阪はラスト万博できっちりと勝ち星をあげた。MF・倉田秋からのロングパスをピタリとトラップし、すぐさま左足を振りぬいた宇佐美貴史の技ありゴールで先制。後半初めにはサガン鳥栖の波状攻撃に苦しめられながらも、宇佐美は79分に2点目をマークし、1分後に決まったFW・長沢駿のゴールをアシストした。9月26日の『明治安田生命J1リーグ』2ndステージ第12節以降得点から遠のいていたエースの活躍で、2連覇へ一歩近づいた。
一方の広島は、FC東京の粘り腰を振り切った。前半37分、FC東京に自慢の鉄壁をこじ開けられ先制を許したが、61分にスピードスター・浅野拓磨を投入すると状況は一変。
退場者を出した敵の隙を突きMF・柏好文が上げたクロスを、浅野が打点の高いヘッドで合わせた。そして、1-1で迎えた延長前半終了間際、またも浅野が頭で逆転弾を産んだのだ。最終的に9人となったFC東京の追撃を抑え、2冠達成にむけ士気を高めた。準決勝を勝ち抜き、元日決勝へと駒を進めるのは果たして。12月29日(火)・『天皇杯』準決勝のチケットは、2016年1月1日(金・祝)・決勝とともに発売中。
安全地帯の“原点”をたどる特番 デビュー前の貴重映像・音源公開