くらし情報『深まり続ける「24のプレリュード」への理解』

深まり続ける「24のプレリュード」への理解

福間洸太朗

福間洸太朗


巨匠ネルソン・フレイレの代役としてフランスの名門トゥールーズ・キャピトル管定期公演デビューや、パリ・オペラ座バレエ団のエトワール、マチュー・ガニオとの共演、フィギュアスケーターとのコラボなど、この春夏も多彩な活動で次々話題を呼んだ、ピアニストの福間洸太朗。

福間洸太朗 コンサート情報

秋には、創意あふれるプログラムによるリサイタルに臨む。ショパンの命日の10月17日、サントリーホール、ブルーローズで昼夜別プロの公演を予定しているが、夜のオール・ショパンが即日完売したため、10月27日(木)紀尾井ホールで追加公演を行うことになった。

「テーマは、“熱烈に、火をもって”という曲想を表す『コン・フォーコ』です。コン・フォーコが出てくるのは、例えばバラード1番と2番、「革命」のエチュードなど。『24のプレリュード』では16番でたった一度登場します。激しい部分でモルト・アジタートはよく使われますがコン・フォーコは数少ないので、特別な想いが込められているのではないかと。彼がポーランドを離れてから10年ほどの間に書いた作品の中でしばしば使われ、後期作品では出てこなくなくなるのも興味深いです」

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