長塚圭史初期の代表作『はたらくおとこ』12年ぶり再演!
役者の体温を皮膚感覚で感じられる小空間も功を奏し、贅沢な劇体験を約束してくれるはずだ。
長塚作品をどの時期で観始めたかによって、その印象は大きく異なるかもしれない。初演を観劇した人は今の自分にこの作品がどう響くのかも楽しみだろうし、2000年代から観始めた人には、彼の作品に対する見方が変わるかもしれない。いずれにせよ、小説のように何度も目にすることが難しい生の舞台において、名作を”読み返せる”絶好の機会となりそうだ。
公演は12月2日(金)、3日(土)大阪・松下IMPホールにて。その後、愛知・名古屋市青少年文化センター アートピアホール、岩手・盛岡劇場 メインホール、宮城・電力ホールを巡演。
取材・文:石橋法子