注目のビリー役に決定した少年たちが公開レッスンをお披露目
会見より。前列左から、加藤航世、木村咲哉、前田晴翔、未来和樹、山城 力。後列左から、吉田鋼太郎、柚希礼音撮影:田中亜紀
英国北部の炭鉱町で普通の少年が偶然バレエに夢中になり、大人たちを巻き込みながらも、やがてプロのダンサーを目指すまでを描いた映画『ビリー・エリオット』(邦題は『リトル・ダンサー』スティーヴン・ダルドリー監督)。2005年にはダルドリー自ら舞台化、エルトン・ジョンが楽曲を担当してトニー賞の10部門を獲得するなど、21世紀のマスターピースともいえるミュージカルだ。その待望の日本版を7月に控え、6月10日、都内のスタジオで公開レッスンが行われた。
ミュージカル『ビリー・エリオット』チケット情報
まずは演出補のサイモン・ポラードより、「私たちは昨年4月から1年かけてレッスン形式のオーディションをし、(主人公の)ビリー役を5人、(友人の)マイケル役を4人、500人以上の男の子から選びました」とアナウンス。
これは初演のロンドン版、その後のブロードウェイ版も同様で、今回の日本版が世界基準に倣っていることを示すものだ。
まずは1幕6場。ボクシングの練習に来ていたビリーが、女の子たち(バレエガールズ)