柄本時生×篠山輝信、14歳の少年に変身しひと夏の大冒険へ
と話した。
20代後半の柄本と、30代の篠山。ともに14歳を演じることに対して、不安はなさそうだ。「マイクはすごく理屈っぽくて、周りが嘘っぽく見えている少年なんです。でもそういう気持ちは僕も持ってたなってすごく共感できる」という篠山。さらに柄本が「脚本を読んでいてもあんまり14歳って感覚がないよね。学ランを着るわけでもないし」と笑わせる。さらに「“少年の夏の冒険”と言ってしまえばよくある話に思えるけれど、この作品は設定や展開にも意外性があって、ひきこまれます」と作品の魅力を語る柄本。
篠山は「外の世界に対する恐怖とか、世界の広さに初めて気づく感覚。それが迫ってくる脚本だよね」と重ねた。
篠山演じるマイクはこの作品のストーリーテラーであり、膨大なセリフをとうとうと語らなければならない。「僕自身にとってはマイクを演じること自体が大冒険」という篠山を「マイクじゃなくてよかった!」と茶化す柄本。「ストーリーテラーがこんなにも細やかに語る演劇作品って、なかなかないですよ。その語りのなかで、僕らほかのキャストがどんなふうに舞台のうえに立つかを注目してほしい」と見どころを語った。
10代の旅の思い出を問うと柄本が「高校のときに友達3人と、自転車で東京から沖縄をめざしました。