くらし情報『イッセー尾形が初登場!二期会公演『こうもり』』

イッセー尾形が初登場!二期会公演『こうもり』

ときどきホモキ自身が日本語の台詞まわしを、コンナフウニ、と声に出して指導する場面も!また、フィレンツェに留学していたロザリンデ役嘉目真木子にはイタリア語で、ウィーンで学んだアイゼンシュタイン役又吉秀樹にはドイツ語でそれぞれ直接に指示の言葉を伝えていたことも印象深い。そうやって、笑いの神は細部に宿ると言わんばかりの細かさと、妥協のなさで、コメディならではの台詞と間と身体の動きの絶妙なタイミングが作られていった。

第2幕はヨハン・シュトラウスの名曲ぞろい。オルロフスキーの「私はお客を招くのが好き」、アデーレの「公爵様、あなたのようなお方は」、ロザリンデの「チャールダーシュ」、ロザリンデとアイゼンシュタインの「時計の二重唱」などにも細やかな演技が施されている。ぜひ劇場でお楽しみいただきたい。

オペレッタ『こうもり』は、金満な銀行家アイゼンシュタインを、彼に騙されて町中の笑いものになってしまった悪友ファルケが、その仕返しをやってのけるというストーリー。今回の演出では、ファルケの仕掛け人ぶりがとても際立って、シュトラウスの華やかな音楽とともに物語もすんなりと入ってくる印象をうけた。第2幕では特にオルロフスキー公爵の登場シーンが斬新。

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