ヨーロッパ企画・上田誠と戸塚純貴が“続・時かけ”への思いを語る
と笑顔を見せる。近年は福田雄一作品にも数多く出演し、二枚目からクセの強い役までこなす若手注目株だ。「最近、コメディしかできないんじゃないかって思われている感じがあるんですけど(笑)、上田さんはコメディでありながら、そうじゃない部分も引き出してくれると思うので、スマートな魅力も出していきたいと思っています」。
演じるケン・ソゴルについては「記憶を消してきれいに去っていったはずなのに、また来て和子を振り回すとんでもない男ですよね(笑)。でも、和子が惹かれる魅力も持っていて。その魅力的に思える部分をちゃんと出せたらと思います」と話す戸塚に、上田が「割と人に迷惑をかけるほう?」と尋ねると、「めちゃくちゃ迷惑かけますね。どっちかというと振り回すタイプで、最近よく“次男らしい”って言われます」と苦笑。上田はその言葉にヒントを得たようで「次男はいいキーワードですね(笑)。
役者さんと会話したりエチュードしたりすると、こんなふうにその人の素地が見えてくる。若い役者さんとか違うジャンルの方とやるときには、僕が知らないことがいろいろ出てくるはずなので、それをできるだけ乗せる劇にしたいですね。プロデュース公演ならではの面白さがあると思います」。