鴻上尚史と秋元龍太朗が語る虚構の劇団新作「久々に寝れない」
左から、秋元龍太朗、鴻上尚史撮影:川野結李歌
今年結成10周年を迎える「虚構の劇団」の第13回公演『もうひとつの地球の歩き方~How to walk on another Earth.~』が、1月19日(金)に開幕する。
虚構の劇団『もうひとつの地球の歩き方』チケット情報
劇団の主宰であり作・演出を務める鴻上尚史による、劇団として約2年ぶりの新作で、“記憶とシンギュラリティ(技術的特異点。人工知能が人類の知能を超える転換点、それがもたらす変化)と天草四郎の物語”という本作。稽古場で、主演の秋元龍太朗と鴻上に話を聞いた。
書き下ろしの本作について鴻上は「僕はずっとコンピューターに関心があって。囲碁のAI(人工知能)が人間をとうとう破ったとか、2045年にシンギュラリティっていうのを迎えるんだ、みたいなことにもすごく興味があったので、それがどうなっていくんだろうというのを考えてみたかった。それと今回、龍太朗が参加してくれるので、AIの反対、歴史上で似合うキャラクターを考えて“天草四郎のAIを開発しようとしているエンジニア”ができた」と語る。天草四郎という歴史上の人物が同物語に絡んでくるかと尋ねてみると「2020年(オリンピックイヤー)