初舞台の宮沢氷魚ら充実キャストが集う藤田貴大の新作
「ある土地にやって来た飛行物体の脅威に右往左往する住民たちの人間模様を描きたい」と語る。
昨年俳優デビューを果たした宮沢は、本作が初舞台。「俳優としての履歴や経験よりも、宮沢さんがこの23年間をどう生きてきて、その目で世界をどう見てきたかに興味がある」という藤田の言葉に対し、「初めてお会いしたときから見透かされているというか、僕の中身をすごく見てくれている感じがした。僕も常にオープンな状態で、何も恥ずかしがらずに全部さらけ出していきたい。お客さんにお会いできることも含めて、今は不安より楽しみしかないです」と、爽やかに意気込みを語った。
豊田は、初舞台の藤田演出「ロミオとジュリエット」(2016年)にジュリエット役で出演。「『ロミオ~』での経験はオーディションから稽古、本番まで全てが大切すぎて、今でも色濃くて。『またいつか一緒にやりましょう』が実現することはめったにないんですが(笑)、本当に声を掛けてもらえたことがすごくうれしい。
私はファンタジーが大好きなんですけど、それは根源に必ず“ほんとう”の話が入っているから。藤田さんの作品はまさにそれです」と、すっかり魅了されている様子。
そして多くの藤田作品に参加し、常に重要な存在であり続ける青柳いづみ。