くらし情報『SF小説の金字塔「華氏451度」の舞台版に吉沢悠が主演』

SF小説の金字塔「華氏451度」の舞台版に吉沢悠が主演

解釈や演出の仕方で様々に形を変える題材ですね。白井さんと長塚さんがどんな舞台に仕立ててくださるのか、僕自身、早く知りたいです。ほんと、どんな舞台になるのか想像つかないんですよね……。って、事前に考えすぎて頭でっかちにならないようにしないと(苦笑)」

初となる白井の演出作で演じるモンターグは、「それまで模範的に生きてきたのに、ふと法に対し疑念を持ったことをきっかけに、反体制へと足を踏み入れてしまう」という役どころ。同役を掘り下げる稽古期間中には40歳の誕生日を迎える。「今回“3年ぶりの舞台ですね”と皆さんに言っていただくんですが、自分では“3年”という実感があまりなくて。それくらい瞬間瞬間を生きてきたのかも。30代は先々のビジョンに対していろいろと考えを巡らせ、焦りを感じることも多かった。
でもこれからは、目の前のものや自分の置かれている状況をしっかりと味わい、生きていきたいなと。不安もありますけど、それ以上に楽しむ。まずはこのタイミングで巡り合えたこの作品に、じっくりと取り組みたいと思います」。舞台本編はもちろん、役者・吉沢悠の進化が目撃できそうで、楽しみだ。

公演は神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場で9月28日(金)

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