「想像を絶するスリリングな展開がある」チルドレン、開幕!
(画像左から)高畑淳子、鶴見辰吾、若村麻由美
いま、世界的に注目を集める女流作家ルーシー・カークウッドによるサスペンス仕立ての傑作「チルドレン」が、2018年、栗山民也の演出により、日本で初めて上演される。9月12日、東京・世田谷パブリックシアターでの上演を前に、報道陣向けにフォトコールと出演者による囲み取材が実施された。
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巨大地震、大津波、それに伴う原発事故が起きた影響で海辺のコテージに移り住んだ夫婦の妻・ヘイゼルを高畑淳子が、夫・ロビンを鶴見辰吾が演じ、ふたりを数十年ぶり訪ねてくる女友達・ローズを若村麻由美が演じる本作。人生の後半に差し掛かった3人だが、昔は原子力発電所で一緒に働いていた核技術者同士。若村演じるローズは、その過去を踏まえ、衝撃的な提案をするためにふたりのもとへやってきたのだった――。
すでに9月8日に埼玉・彩の国さいたま芸術劇場大ホールでの公演を経た3人は、本作の手応えをすでに感じ取ったようだ。「お客様にじっくり観ていただき、大自然の警鐘などのテーマを表現した明かりがとても美しかったというお声をいただいた」と高畑が語ると、続く鶴見は、「帰りの電車の中でぐるぐる想像が止まらないような状態になる作品だと言われた」