2018年9月27日 10:00
カミュが『誤解』で描いた不条理に現代人はどう立ち向かうのか?
どのような道筋を経て、衝撃のラストに辿り着くのか―?
「カミュがこれを書いた時期は大戦が続き、自分ではどうしようもない世界が広がっていて、人々が不条理というものを発見した」と稲葉。一方、いま本作を上演する意味について「いまは、不条理をみんながわかった上で“じゃあどうしようか?”と考える時代。今いる場所を逃げ出せない人たち、帰ってきたのに受け入れてもらえない人たちという構造は、今の時代に通じる」とも。現代の観客にこの不条理がどう響くのか楽しみだ。『誤解』は10月4日(木)より開幕。
取材・文:黒豆直樹
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