芝居に殺陣にとさらに進化した“るろ剣”が絶賛上演中
浪漫活劇「るろうに剣心」囲み取材より (画像左から)小池修一郎、松岡充、早霧せいな、上白石萌歌
アニメ化に実写映画化、さらには宝塚歌劇団での舞台化と、様々なメディアでヒットを飛ばし続けている人気コミック『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』(和月伸宏作、集英社ジャンプコミックス刊)。その宝塚版で原作ファンもうならせた元雪組トップスターの早霧せいなが、退団して女優になった現在、舞台浪漫活劇「るろうに剣心」において、再び主人公の緋村剣心を演じている。ヒロインの神谷薫役に、テレビドラマ『義母と娘のブルース』で人気急上昇の上白石萌歌、舞台版オリジナルの敵役・加納惣三郎役に松岡充と、華やかな顔ぶれでの上演。10月11日に行われたゲネプロに足を運んだ。
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物語は江戸末期、まだ“人斬り抜刀斎”と恐れられていた剣客・緋村剣心が、新撰組と立ち回りを繰り広げるシーンから始まる。花道から現れた早霧剣心は殺気を漂わせ、小柄だが俊敏な動きで10余人の隊士を次々に斬り捨ててゆく。殺陣の後、息も切らさず端然とたたずむ早霧がなんとも魅力的だ。その後、舞台は明治時代の東京へ。
ある事件から“不殺”の誓いを立てて過ごす剣心は、偶然、神谷道場を守る少女・薫と出会う。