舞台「鉄コン筋クリート」で若月佑美&三戸なつめが少年役に
私も絵がドンピシャで好きでした。そしてキャラクター。そこから松本大洋さんのほかの作品も読み始めました」(三戸)
だが、好きで大切な作品だからこそ、自ら演じるプレッシャーが大きくもなりそうだ。かつ、少年役を女性が演じるというヒネリを効かせたキャスティング。「そこには壁があるなと思いました」という若月に対し、三戸はやや考え込み、「確かに、よく考えたら女の子がやるんですね。お話を頂いたとき、“1番好きなシロをやれる。やったー!”って。人生で1番うれしかったかもしれない。
とてもポジティブにとらえています」と、直感型で奔放なシロを思わせる“らしい”コメント。
心機一転、男前なショートカット(三戸曰く「キリっとした男顔だから余計似合う」)で挑んでいる若月は、「乃木坂46ではカワイイ女の子キャラではなくややボーイッシュな立ち位置なので、今回そこを生かせるようガンッと振り幅を振っていきたい」と語る。なお本作の閉幕とほぼ同時の11月末で乃木坂46から卒業となり、アイドルから女優へと羽ばたく。「『私はこういう場所でお芝居をもっと勉強するために卒業していきます』という意志表明みたいなものを、この舞台から受け取ってもらえたら」