伝説のミュージカル・サスペンスが10年ぶりに再々演!
大塚千弘
サスペンス映画の巨匠ヒッチコックが映画化した、ダフネ・デュ・モーリアの長編小説「レベッカ」。2006年にミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)とシルヴェスター・リーヴァイ(音楽・編曲)のヒットメーカー・コンビがミュージカル化し、2008年に日本初演。2010年の再演を経て、3度目の日本版公演が決まった。主人公は“わたし”。南フランスで出会った上流紳士マキシムと結婚し、広大なマンダレイの屋敷で暮らし始めるが、そこはマキシムの亡くなった先妻レベッカの影に支配されていて…。初演から“わたし”を演じてきた大塚千弘が来阪、作品への想いと初演から10年目で挑む今回の“わたし”を語った。
ミュージカル「レベッカ」チケット情報
「今でも人生で一番大事な作品と言ってもいいくらい、思い入れのある作品です。とても好きで、大切な作品です」と話す大塚。
初演と再演で200回以上演じ、10年の再演では第36回菊田一夫演劇賞を受賞している。「絶対にやり抜きたいという一心で、とにかく必死でした。21歳の“わたし”は年相応で、自分に自信がなくて。でも、私は“わたし”から自信をもらいました」。演じる上で大切にしたのは「身寄りもなく孤独で愛を知らない女の子だけれど、愛によって自信を得る。