白い手袋で手話によるコーラスを行なうことからこの名がある。日本の「東京ホワイトハンドコーラス」は昨年結成、「ララ・ソモス」の主なメンバーもベネズエラの「ホワイトハンドコーラス」に属している。指導者で、駐日ベネズエラ大使夫人でもある声楽家のコロンえりかは言う。「子供たちは昨年共演したララ・ソモスに夢中で、今年はぜひベネズエラの曲に取り組みたいと必死に練習してきた。地球の反対側に遠く離れていても、思いがつながれば一緒にできる。互いの励ましや友情、美への思い。私たち人間が目指す社会が、実はこんなふうに簡単に作れるのだと感じてもらえるはず」
公演は12月1日(土)午後3時より東京・池袋の東京芸術劇場で。
取材・文:宮本明