断頭台の露と消えたフランス王妃、マリー・アントワネット。舞台のみならず映画、小説など多くの作品で描かれている王妃を、今までにない新たな視点で描く新演出版 ミュージカル『マリー・アントワネット』。2018年9月の福岡公演を皮切りに、全国3都市での上演を経て、2019年元旦開幕の大阪公演で大千穐楽を迎える歴史ロマン大作だ。王妃マリー・アントワネット(花總まり/笹本玲奈)と対峙する民衆側の娘マルグリット・アルノーを演じるソニンが大阪で会見、公演への意気込みを語った。
ミュージカル「マリー・アントワネット」チケット情報
大好評に終わった福岡、東京公演を振り返りソニンは、「1幕終了直後は、誰にも感情移入できないとの感想をよく耳にした」と明かす。「マリーはハチャメチャで自由奔放だし、でも人々の誤解からマリーは悪人扱いされて、そう思い込んだ民衆も民衆だし、一体何なんだこの作品はと。でもそう思って観ていると、2幕でその疑問が全部回収され、納得や共感が生まれてくる。とてもチャレンジングな作品だと思います」。
マルグリット・アルノー(昆夏美とWキャスト)は、本作において唯一架空のキャラクター。マリーと同等の熱量で物語を牽引するもうひとりのヒロインでもある。