KAATの2019年度は「体力の限界に挑戦するような年」
KAAT神奈川芸術劇場 2019年度ラインナップ発表会
KAAT神奈川芸術劇場の2019年度ラインナップ発表会が行われ、同劇場で4年目の芸術監督を務める白井晃と、19年度の主催公演を担う小金沢健人、多田淳之介、松井周、山本卓卓、森雪之丞、渡邉尚、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、杉原邦生、長塚圭史、山田うんが登壇した。
冒頭で白井は「KAATという劇場は東京から“近くて少し遠い”という場所にあります。(だからこそ)できるだけオリジナリティのある劇場の特色を出していきたいと、演劇、ダンス、身体表現、現代美術、音楽、そういったアートが複合的にある劇場を目指してプログラムを組んできて、徐々にそのような空気がつくれてきたかなと自負しております」とコメントした。
まずは演劇作品に携わる面々が登壇。白井が「以前、衝撃的な『カルメギ』を上演していただいた多田さんにぜひまた新作をつくっていただきたいとお願いしました」という多田、「松井さんと“世の中に全体主義が蔓延してきている。そういう作品をつくれないだろうか”と話し、この作品を選びました」という松井、「雪之丞さんからご提案を受け、これは日本から出発するミュージカルとして楽しいものになるんじゃないかと思い、ぜひやらせてくださいと実現しました」