田口淳之介《あ、今日5月16日で、芸能生活23年になったみたいです。(中略)ちなみに、独立してからもう6年経ってます。時が経つのは早い!!》SNSで自身の芸能生活をしみじみ振り返るのは元KAT-TUNの田口淳之介。彼の語る独立後の“6年”は、まさに波瀾万丈だった。「2016年にジャニーズ事務所を退所し、ソロ活動を始めましたが、2019年5月には交際相手でタレントの小嶺麗奈さんとともに大麻取締法違反の容疑で逮捕。2020年11月に芸能活動を再開させましたが、当時はコロナ禍の真っただ中だったため、イベントごとは軒並み中止。思い描いていた独立後のビジョンとはかけ離れてしまったでしょうね」(スポーツ紙記者)先行きの見えない未来の中で感じた不安は、4月7日に配信されたネット番組の中でも垣間見えた。「極楽とんぼがMCを務める『迷えるとんぼちゃん』にゲストとして出演。加藤浩次さんの“KAT-TUNに戻りたいか?”という質問に対して“機会があれば、それは全然アリだと思います”と発言。さらに“もう1回、同じステージに立ってどういったことができるのか興味がある”とまで答えていました。アイドル時代に未練タラタラという感じですが、低調ぎみの田口さんからすれば、当然の発想なのかもしれません」(芸能プロ関係者)この発言には、KAT-TUNを長らく応援しているファンから戸惑いの声も。「田口さんがグループを抜けたのは、赤西仁さんや田中聖さんが辞めて間もなくのこと。彼の退所が結果的にグループを“充電期間”という活動休止状態に追い込んだわけですからね。あれだけグループに迷惑をかけたのに、なにを今さらと思います……」(KAT-TUNファンの女性)ホストクラブの記念ソングに抜擢か古巣にも居場所はなさそうな田口だが、起死回生の一手となりうる“大きな仕事”が舞い込みそうだという。「彼は現在『BACSエンターテイメント』という芸能事務所と業務提携をしているのですが、この事務所の運営母体は『AIR GROUP』という全国でホストクラブを展開している企業なんです。今年が創立20年を迎える節目の年ということで記念ソングを作るようなのですが、歌手の第一候補に田口さんの名前が挙がっているんです」(レコード会社関係者)“記念ソング”とは、いったいどんな曲なのか。「企画段階ではK-POP曲のカバーが挙がっており、ホストクラブで流れているようなハイテンションな楽曲になるようです。まだレコーディングはしていませんが、年内には完成予定だとか」(同・レコード会社関係者)田口が“ホストソング”を歌うことについて、BACSエンターテイメントに問い合わせると、「何もお答えできません」と、否定はしなかった。いっそのこと、ビッグマネーを目指して、ホストの世界に飛び込むのもアリ!?
2022年05月23日湾岸警察署から出てきた田口淳之介(’19年6月)古いブルーレイディスクを整理していたら『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)が録画されていて、4人時代のKAT-TUNが出ていた。現メンバーの3人プラス田口淳之介(36)という構成だ。ただし、2016年2月の回なので、その春でのグループ脱退とジャニーズ退所を発表していた田口にとって、最後の『Mステ』である。それから6年、いろいろなことがあった。田口淳之介のこれまでと最近’17年には、メジャーレーベルからソロデビュー。しかし、’19年、事実婚の相手といわれる女優・小嶺麗奈(41)とともに、大麻取締法違反の疑いで逮捕されてしまう。懲役6か月、執行猶予2年の判決を受け、活動は再開したものの、失速感は否めない状況だ。そんな田口がネット番組『迷えるとんぼちゃん』に登場。「けっこう何でもできちゃう」「器用貧乏」なタイプゆえ「個性が薄れていく」「自分の可能性が広がりすぎちゃってる」などと自己分析した。たしかに、今年3月には麻雀のプロテストに合格するなど多才なところは示しているが──。MCの加藤浩次からは「何でもできるってことは、何もできないっていうこと」とダメ出しされ「捨てろプライドを。KAT-TUN時代の栄光を捨てろ」と諭された。また「コアは音楽。それがやりたくてひとりで旅立った」とも語ったが、それならなぜ麻雀なのかというツッコミもネットにあがっている。辞めジャニが陥りがちな“錯覚”では、どうしてこういうことになっているかというと──。“辞めジャニ”が陥りがちな錯覚が原因だろう。そもそも、アイドルというのは曖昧で不安定な存在。「人気」という実にふわっとしたものに支えられている。初期のKAT-TUNが大ヒットを連発できたのも「人気」の後押しがあればこそだ。まして、田口はグループのエースというわけでもなかった。「入り口、出口、田口です」という自己紹介ギャグも、硬派なイメージのグループ内でやるボケだから有効だったのだ。韓国公演の際には「イック(入り口)チュック(出口)タグチ(田口)ムリダ(です)」という韓国語バージョンを披露。のちに「どんずべりしましたね」と自虐して笑いをとっていた。そういうキャラだったのである。とはいえ、この人気と実力をめぐる錯覚を修正するのは難しい。例えば、彼は逮捕される直前、岩手県平泉の恒例行事『春の藤原まつり』に源義経役で登場。20万人もの観客を集めた。全盛期の滝沢秀明が登場した’05年の30万人には及ばなかったものの「毛越寺があれだけ人で埋め尽くされた東下り行列は久しぶり」(観光協会)と地元を喜ばせたものだ。つまり、ジャニーズを辞めてもそれなりに人気者ではあるのだが──。ただで有名人が見られるから集まる人たちと、カネを払って曲を買う人たちとは別モノなのである。ちなみに、前述の『Mステ』では中丸雄一(36)がタモリを描いたイラストを持参してトーク部分の主役になっていた。こちらは「何でもできちゃう」というより「何でもやります」的なスタンス。それがよかったのか、この春『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)の2代目レポーター役に選ばれた。『シューイチ』(日本テレビ系)と合わせ、土日の朝のレギュラーを獲得したわけだ。グループ内では似たポジションだっただけに、田口と中丸の違いは象徴的だ。辞めジャニと現役ジャニーズの間にある壁は思いのほか大きい。PROFILE●宝泉薫(ほうせん・かおる)●アイドル、二次元、流行歌、ダイエットなど、さまざまなジャンルをテーマに執筆。近著に『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)『平成の死追悼は生きる糧』(KKベストセラーズ)
2022年04月19日元KAT-TUNの田口淳之介が、7日(23:00~)に配信されるABEMAのバラエティ番組『迷えるとんぼちゃん』#3に出演する。同番組は、極楽とんぼの加藤浩次と山本圭壱が、毎回登場するゲストと本音でぶつかるお悩み相談バラエティ。7日に配信される#3は、2019年の逮捕騒動後の活動休止を経て、今年3月に麻雀プロテストに合格した田口が登場。復帰後、初のバラエティ出演を果たす。極楽とんぼの2人は、久々の再会となった田口の人生年表を見ながら「アイドル時代のメンバーと連絡を取り合ってる?」「またグループに戻りたい?」と本音を深掘り。一方で田口も「調子に乗ってました」「グループの中で個性が埋もれているコンプレックスがあった」と自身のこれまでの活動を振り返った。また、「報道陣の前で土下座をした時の心境は?」「結婚はするの?」など、過去の騒動や噂にも直球で質問をぶつけ、田口の秘められていた本音を引き出した。
2022年04月06日BiSやBiSHのアイドルプロデューサー、渡辺淳之介が手がけるネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATiENTS)の2022年秋冬コレクションが、2022年3月15日(火)に発表された。“ふかふか”布団が敷き詰められたランウェイ今シーズンのコレクションを紐解く鍵は、ブランド名の頭文字を取った「NAP」というワード。ネグレクトアダルトペイシェンツの略称になぞらえて「TAKE the NAP」というシーズンテーマを掲げた。“「NAP」を着る”、あるいは“うたた寝をする”というダブル・ミーニングを持たせているようにも感じられる。このコンセプトが示す通り、ランウェイ一面に敷き詰められていたのはふかふかの布団。フロントロウはなんと“ベッド”で、招かれたゲストはこのベッドに寝転びながらステージを眺めるという遊び心あふれる演出を施した。パンク&ストリートウェアを“パジャマ”風にドリーミーな音楽と共に、布団を素足で踏みしめるモデルたちが披露するのは、ルームウェア風のルック。アイテム1つ取ってみればパンクやストリートの要素が強いのだが、スタイリングの妙で、あらゆるアイテムが“部屋着”のように見えてくるから面白い。ボンテージジャケット&パンツやケミカルウォッシュのデニムは、上下を揃えたセットアップで、パジャマ風に。時折り差し込まれるコミカルなキャラTシャツが、プライベート空間で纏う部屋着の趣を加速させる。ヒョウ柄のジップアップパーカーには、サイドラインの入ったジャージボトムを組み合わせ、気怠いムードで。オーバーサイズのフーディーはバサッと被り、ワンピース風に着こなしている。おなじみ“カップ焼きそば”は二人羽織で毎回“麺”類が登場することでおなじみのネグレクトアダルトペイシェンツのファッションショーだが、今回もカップ焼きそばが登場。ブランドロゴを配したリラクシングなスウェットワンピースを纏い、二人羽織で麺を頬張るのは、ASPの双子メンバー、マチルダー・ツインズとウォンカー・ツインズだ。彼女たちは、自分の部屋から寝起きのままランウェイにふらっとやってきてしまったかのようなフリーダムな雰囲気を放っていた。なお、モデルにはその他にも、アユニ・D、リンリン、ナ前ナ以など、渡辺淳之介が代表を務めるWACKのメンバーらが起用されている。
2022年03月18日「田中とはもう全然連絡とってないですね……」都内の路上でこう語ったのは田口淳之介(36)。5日に日本プロ麻雀協会のプロテストに合格したことを発表した田口。19年5月に大麻取締法違反容疑で逮捕され、懲役6カ月・執行猶予2年の判決を受けて以降は、音楽活動を再開し、再起に向けてひたむきな日々を送ってきた。しかし、そんななかかつてKAT-TUNで活動をともにした田中聖容疑者(36)がまたしても逮捕されたのだ。「田中容疑者は名古屋市内のホテルで覚醒剤を所持していたとして、2月24日に覚醒剤取締法違反容疑で逮捕。’17年の大麻取締法違反容疑に続き2度目の逮捕となり、その後の尿検査では覚醒剤の陽性反応も出たそうです」(芸能関係者)’13年にジャニーズ事務所を解雇されて以降は歌手、YouTuberなどマルチに活動してきた田中容疑者だが、その実情は厳しかったようだ。「『金が必要』が口癖で、女性に貢いでもらうだけでなく、弟・彪さんのライブにゲストとして出演した際は、物販で田中容疑者との2ショット撮影権を1万円で販売していたそうです」(前出・芸能関係者)そんなかつての仲間に何を思うのか。3月上旬、本誌が田口を訪ねると、冒頭のように“絶縁”を告白したのだ。田中は田口からの告白をどう受け止めるのだろうか――。
2022年03月08日BiSやBiSHのアイドルプロデューサー、渡辺淳之介が手がけるネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATiENTS)は、2022年春夏コレクションを2021年8月31日(火)渋谷ヒカリエで発表した。「作りたかった洋服」を“音楽”のアイデアで作るショー後のインタビューで「作りたかった洋服を作った」と話す今シーズンのテーマは「ベーシック コレクション(BASiC COLLECTiON)」。デザイナー渡辺と切っても切り離せない“音楽”をはじめ、彼自身のルーツに目を向けながら、毎日が楽しくなるような日常着=ベーシックウェアをデザインする。クラシックの巨匠の「バンドT」があったなら…印象的だったのは、モーツァルトやバッハ、ベートーヴェンといった音楽家たちのモチーフTシャツやスウェットだ。ピアノを嗜んできた渡辺は「音楽家のバンドTがあったなら…」とチャーミングな発想のもと“巨匠たち”のTシャツやスウェットをデザイン。きっと誰もが音楽室や学校の教科書で一度は見たことのある、音楽家たちの肖像画をイラストタッチで描き、ロックバンドKISSの白塗り化粧(コープス・ペイント)さながらの大胆なメイクを施して、ポップにアップデートした。フェイスモチーフの下には「猛津アルト」「バツ葉」「米藤勉」と“当て字”で名前を記し、Tシャツやスウェットの前身頃に大胆にのせた。合わせたジャケットやシャツ、ショートパンツは、どれも毎日使いしやすい気軽さを持ち合わせながらも、カラフルなチェック柄やジップのデコレーションなどをプラスして、パンキッシュにまとめている。スマートに着たブラックジャケット&スリムパンツのセットアップも、レオパード柄を同色であしらって、パンキッシュな強さをプラス。ネグレクトアダルトペイシェンツのロゴは「NAP」「N」など様々な形になり、くるぶし位置や胸元、アームラインなどにあしらわれ、バンドグッズのような統一感を発揮する。“おなじみ”麺演出&モデルのBiSH再びネグレクトアダルトペイシェンツ“おなじみの”麺演出は、今季もカップ焼きそばで実施。ぷわ~と会場に広がる香ばしいソースの匂いとともに、焼きそばを頬張りながらモデルが闊歩する姿は“リアルショー”ならではの面白さがある。今季は、ロックバンド「ナイン・インチ・ネイルズ」のミュージックビデオをインスピレーションに光で会場を装飾。スクエア型に整えたランウェイに光を灯して、牢獄や檻を表現したという。なお、ランウェイにはBiSHのメンバーがモデルとして再登場し、今季もキャットウォークを披露した。
2021年09月03日2020年7月に直撃したときは笑顔で話しに応じてくれた田口淳之介今年、デビュー15周年を迎えたKAT-TUN。現メンバーである亀梨和也、上田竜也、中丸雄一の活躍に負けじと、元メンバーの田口淳之介もアイドル時代からひと皮むけた姿を見せている。「ソロで音楽活動をやっていて、月に1回ライブを開催。趣味でやっていた麻雀の腕にも磨きをかけ、Abema TVの麻雀番組にも出演しています」(スポーツ紙記者)仕事は順調なようだが、プライベートでは少々不安なことが……。「かねて交際している小嶺麗奈さんとの関係がギクシャクしているそうなんです。なんでも、今春に彼女が家を出て行ってしまったらしく、今は遠距離の状態だといいます」(田口の知人)田口と小嶺は、10年以上交際しているが、ふたりで過ちを犯したこともあった。「’19年に小嶺さんとともに大麻取締法違反で逮捕され、懲役6か月・執行猶予2年の判決が下されました。公判では小嶺さんが田口さんに“交際を続けられるなら結婚したい”と公開プロポーズ。彼も“(交際を)続けていきたい”と答えていました」(前出・スポーツ紙記者)■ファンの熱が冷めたら“死活問題”逮捕されてからも“愛”は冷めなかったように見えたが、ふたりのあいだに何があったのか。「昨年の秋ごろ、小嶺さんが“そろそろ結婚しよう”と再びプロポーズしたのですが、田口さんが拒否したんです。煮え切らない態度に怒った小嶺さんは、一緒に住んでいた都内の家を出て、実家のある熊本に帰ってしまったといいます」(前出・田口の知人)小嶺は今年で41歳。苦楽を共にしたカレと結婚したいという思いが日に日に強くなっているのだろう。田口が、そんな彼女のプロポーズを拒んだのにはこんな理由が。「ファンが減ることを恐れたのでしょう。現在、田口さんには数百人の熱心なファンがいます。彼女たちは、CDやイベントに必ずお金を落としてくれる、いわば“太客”。結婚を発表したことでファンの気持ちが冷めてしまったら、彼にとって死活問題になりかねないですからね。事務所のスタッフも、必死に結婚を止めたといいます」(レコード会社関係者)応援してくれるファンのことを考えた末に選んだ決断だったのだろうが、その結果、パートナーから“別居生活”を突きつけられてしまった。現在もふたりは別々に暮らしているのだろうか。熊本に住んでいる小嶺の母親に話を聞いたが、「…………。何もお答えできません」田口の取材であることを伝えた途端、顔が青ざめ、何も答えることなくドアを閉めてしまった。ふたりの関係が悪化していることについて田口の所属事務所に問い合わせると、「そのような事実はございません。プライバシー保護のため、これ以上のコメントは差し控えさせていただきます」ふたりの未来は、“Dead or Alive”?
2021年06月29日左から赤西人、田中聖、田口淳之介「いまは3人で楽しくやらせてもらってるけど、赤西くん、田口くん、田中くんとの6人でデビューして世に認知されたのも事実。いろいろあったけど、こうやって名前が出せるようになってよかったです」6月8日、福岡県で行われたKAT-TUNのコンサートで、中丸雄一が“あの3人”の名前を出すと、会場が歓声で沸いた!今年、KAT-TUNはデビュー15周年を迎えた。「ツアーでは、デビュー前の曲を歌ったり、姿は映っていないものの、6人時代の映像が流れるなど、ファンを喜ばせる演出がたくさんありましたね」(スポーツ紙記者)KAT-TUNは2006年に“ブラック&ワイルド”をコンセプトにデビュー。現メンバーの亀梨和也、上田竜也、中丸雄一に加えて、赤西仁、田中聖、田口淳之介の6人は絶大な人気を誇った。しかし、“栄光”は長く続かなかった。「2010年に赤西さんがグループを脱退し、2014年にジャニーズ事務所を退所。2013年に田中さんが度重なるルール違反によって契約解除になり、2016年には田口さんが事務所を退所しました。田口さんの脱退で、1年8か月間グループの活動を休止するなど、存続の危機もありましたね」(同・スポーツ紙記者)■脱退した3人の今ーー現メンバーは、それぞれの得意分野を生かして活躍しているが、“辞めメン”はいま何をしているのか─。ジャニーズ時代は亀梨とともに“仁亀コンビ”として、人気を二分した赤西は活動の拠点を海外に移している。「2018年からアメリカのハワイに引っ越して、現在はロサンゼルスを中心に仕事をしています。音楽活動だけでなく、個人事務所でグッズ制作、DVDの著作権管理、企業とのコラボなど、幅広く仕事を手がけています。赤西さんはスタッフ任せにせず、率先して企画を出すので、ビジネスマンとしても高く評価されていますよ」(芸能プロ関係者)ただ、昨年からのコロナは痛手だったようで……。「予定していたコンサートやイベントはすべて中止に。現地でやることがなくなったためか、昨年の7月下旬、日本に帰国していました。2か月ほど、滞在していたと聞いていますよ」(赤西の知人)昨年、ひそかに帰国していたことについて、赤西の個人事務所に問い合わせると、「そのような事実はございません。現在、赤西はアメリカに滞在しており、昨年は1度も日本に帰国しておりませんし、本年も1度も帰国しておりません」と否定したが、昨年9月初旬の夜、都内のお好み焼き店『P』ではこんな姿が目撃されていた。「赤西さんと錦戸亮さん、山田孝之さんの3人で食事をしていました。このお店は、赤西さんの家族が経営していたお店なので、“仲間内の会”という感じでしたね」(居合わせた客)赤西は昨年、錦戸とユーチューブの公式チャンネル『NO GOOD TV』を開設し、ユーチューバーとしても活躍している。ジャニーズを辞めてからは、日本のテレビに出なくなったが、最近の彼の活躍を見て、テレビ局内ではこんな声も。「“赤西さんを起用したい”という声が上がっているんです。彼のユーチューブ内での発言や行動は、ネットニュースに取り上げられるなど、影響力がある。ドキュメンタリー番組で、彼の仕事の裏側に密着したら、おもしろいと思いますよ」(テレビ局関係者)■麻雀の才能を開花させた田口淳之介独立後も順調な赤西とは対照的なのが田口だ。「2019年に、交際相手の小嶺麗奈さんとともに大麻取締法違反で逮捕され、懲役6か月・執行猶予2年の判決が下されました」(前出・スポーツ紙記者)道を踏みはずしたものの、現在は芸能活動を再開している。「音楽活動が中心ですが、最近は、趣味でやっていた麻雀の腕に磨きをかけ、AbemaTVの麻雀番組にも出演しています」(前出・芸能プロ関係者)田口は、今年KAT-TUNのデビュー日である3月22日にツイッターで、グループの公式アカウントと辞めた2人のアカウントにお祝いのコメントを投稿。“グループ愛”の強さからみると、メンバーとコラボする日も近い……わけではないみたい。「KAT-TUNが15周年を迎えたことが話題になったときに、仕事仲間が“ジャニーズにいるメンバーは難しいけど、田中さんと共演したら、おもしろいんじゃないですか?”と水を向けたそうです。しかし、本人は“絶対やりたくないです”と真顔で拒んだといいます」(レコード会社関係者)自分なりの仕事観があるのだろうが、最近はそれによって周囲を振り回すことも。「“自分はアーティストだ”という自負が強く、気に入らない仕事は絶対に受けず、取材のチェックなどもすごく細かい。田中さんとのコラボを拒んでいるのも、彼のことが嫌いだからではなく、“アーティストとして認めていないから一緒にできない”という思いからではないでしょうか」(同・レコード会社関係者)■YouTuberと連携する田中聖一方、田中はアーティストにこだわらず、幅広く仕事をしている。「ユーチューブや舞台の仕事もしています。ライブでは有名アーティストとコラボし、自分でPV撮影もしています。PVに人気ユーチューバーを呼ぶなど、幅広い人脈でさまざまな案件の仕事をこなしていますよ」(芸能プロ関係者)ジャニーズ時代にはたびたび“ルール違反”をし、2017年には大麻取締法違反で逮捕されたが(※のちに不起訴処分)、最近はすっかり“更生”していて─。「ライブのグッズ販売で、スタッフが机に商品を並べようとすると“自分で並べるから大丈夫ですよ”と、自らグッズを並べていました。周りのスタッフは、彼の腰の低さに驚いていましたよ」(イベント会社関係者)仕事先へ向かう移動手段も、庶民的だ。「どんな高級車で来るのかと思っていたら、地元の千葉県の柏ナンバーのプリウスを運転してきたんです。しかも、数人のスタッフもみんな一緒に乗せていて、まるでブレイク前のバンドみたいでした」(同・イベント会社関係者)かつては“ギリギリ”で生きていた6人だったが、ようやくそれぞれの“リアル”を見つけられた!?
2021年06月17日3月31日(水)リリースとなる田口淳之介のEP『Stay True』。アーティストとしての覚醒を迎えたと言い切れる表題曲は、何より自ら書いたリリックのリアリティーと表現の深さが印象的だ。“あの時”感じた深い孤独や不安、そして希望……2年を経てようやく表現することができた歌の中にある真実をインタビューで明かす。――まずはサウンドに関してお訊きします。メロディメイクを水彩画Pさん、サウンドメイクがS-NAさんということで、田口さんのソロワークスにおけるここ最近の道のりを総括したようなクリエーターとの共作となりましたね。もともと僕が復帰したのが2019年11月だったんですけど、その時の一発目の楽曲『Voices』がS-NAくんのトラックメイキングだったんです。それ以降も彼とはたくさん曲を作ってきました。で、水彩画Pさんとは昨年6月に『ジュウゴノシンゾウ』っていうアルバムを出したときに、すごくウマがあったというか、もう一回やりたいなって思ったんです。だから僕の中ではすごく自然に彼らとの共作という形になりました。――R&Bとシティポップとギターロックの中間という独特な雰囲気を持った曲ですね。うんうん、たしかに。もともとS-NAくんはヒップホップがベースで、EDMとかも得意だし、今っぽいトラックを作る人ですね。かたや水彩画Pさんは今回ギターも弾いてくれているんですけど、キャッチ―なメロディラインをクリエイトするのがすごくうまい。だから全体として、R&Bまですかしてないし(笑)、メロディーも歌いやすいと思うので、誰もが好きになってくれそうな曲に仕上がったかなって思います。たくさんの方に聴いてもらって、そして歌ってもらいたいですね。――そして今回の新曲『Stay True』は何と言っても田口さんがリリックを書かれていることが、その内容も含めて最大のフックだと思います。これまではあんまり自分の気持ちをリリックに乗せたことがなかったんですよね。でも今回はちょっと曝け出してみようかなって気持ちで書いてみました。――なぜこのタイミングでそう思われたのですか?コロナ禍で世の中も大きく変わっていったことも含めて、この数年間、自分の中でも大きく変わった部分もあって。またここから生まれ変わって行くんだっていう部分を表現したかったというのはありましたね。あとはやっぱり、自分自身に対して再認識するじゃないけど、自分でどう思っていて、で、今後どうなりたいのか、みたいなところを考えたときに自然と湧いてきた表現でしたね。――そういう気持ちになれたというのは、トラックやメロディラインからの影響もあるんですか?そう……最初は特にそういうつもりではなかったんですよ。けど、このトラックを聴いていたらなんかすごくこみ上げるものがあって、これはこういう曲にしようって途中で決めていったという感じですね。――ご自身の体験されたことをここできちんと表現として形にしておくことは何を意味しますか?世界が変わったこの1年は僕も自分と向き合った1年でもあって、過去の僕そしてこれからの僕をすごく考えた上でそういう部分は必要なのかなって思ってて。――歌詞の言葉もそうですけど、こうやって面と向き合って語られる田口さんの言葉ひとつひとつもすごく正直ですよね。本当に沢山の人の協力もあって、社会に出てからすぐ活動を始められたっていうのは自分の中でとても大きかったんです。立ち止まってしまうと忘れられてしまうんじゃないかという不安はあったんですけど、何とか自分なりにがむしゃらにやって来られました。ここ数年間でいろんな人たちに会ったり、普通にイベントに呼んでいただいたり、そういう人たちと触れ合っていると、あんまりみんななんていうんだろ……僕が過去に頑張ってきたことや失敗してしまったこととかを、もちろんわかってはいるんだろうけど、あんまり僕がそんなに意識しなくてもいいような感じでいてくれるというか。好奇の目で見られていないというか、フラットに接してくれる方が多いんですよね。だから自分自身も向き合ってくれる人へ正直になれてるんだと思います。――だからこそ、ここで一度きちんと自分の気持ちを表明しておかないといけないと感じたんですね?そうですね。自分が表現するものは何だろう?って向き合ったときに、まずは今回のリリックとか楽曲のテーマだったりという部分が自然と出てきました。――メッセージすることに対して、それまでは抵抗があったんですか?抵抗があったわけではないです。ただ、自分の表現の見せ方としてダンスであったりパフォーマンスであったり、そういう部分をフィーチャーしていくことが多かったので。ダンスミュージックって自分の中ではそこまで歌詞を掘り下げなくてもいいかなという考え方もあったので、自分ではあまりリリックを書く思考がなかったんですよね。でもいざ書いてみるとスッと出てくるので自分でもびっくりしました。もちろん直接的な表現を使ってはいないですし、感じとり方によって、あのときこんなこと思ってたのかな?みたいな、そういうフワッとした捉え方でも大丈夫なものでもあるんですけど、自分の中ではすごく芯のある想いを込めて歌詞には乗せています。――フワッと言いつつ、いきなりドキッとする言葉、シーンから始まりますけどね(笑)。たしかに(笑)。Aメロに〈磨りガラスから〉って表現があるんですけど、実際に当時過ごしていた場所は磨りガラスなんですよ。5月末とかだったんで、暑いときは窓を開けてくださいって言ったら開けてくださるし。ちょうど夕日の時間帯にすごくセンチメンタルになったりして(笑)。夢って夜に見ることが多いから暗い中じゃないですか、でもなんか自分の中でそれが全部白くぼやけるんですよ。だから〈白い夢を視る〉って表現になったりとか、やはりその場にいて経験しないと感じえないものってあるから、そういう部分はちょっと自分でしか紡ぎ出せない言葉なのかなっていうのは思いましたね。――留置期間はどんな時間でしたか?自分自身とずっと向き合っていました。2週間くらいはひとりで、携帯電話とかPCとか外部との接触はない状態だったんです。新聞とかは読めたけど……。でもその、新聞とかでも芸能欄ってあるじゃないですか、スポーツ新聞とかだったら。収監されている人の記事は全部真っ黒に塗られているんですよ。それで、新聞を見たらラテ欄が全部真っ黒だったんです。これもう全部僕だ!って。もう見事に真っ黒なんですよ。こんなに朝から晩までワイドショーってやるんだって思って。で、ペラってめくると芸能欄で、そこも片面全部真っ黒でした。――その真っ黒に塗りつぶされたものって、言わば世間の圧みたいなものだと思うんですけど、それを見てどのように感じられたんですか?そのときちょうどツアーを準備していまして、ファンのみなさんに対しての申し訳なさが何よりありましたね。そのために飛行機を手配したりホテルをとったりしてきてくれる方もいますから、それを全部キャンセルさせてしまったわけだし、お世話になる予定だった会場の関係者の方々にもそうだし、他のお仕事も白紙にしてしまったので、多くの方々へ申し訳なさが日に日に募っていました……。だからそのことばかりを考えても答えが見つからないので本を夢中で読んでましたね。1日1冊しか借りれないので朝本棚から選んで1冊とって読み始めると午前中には読み終わっちゃうんですけど。――歌詞の中に〈希望〉という言葉が出てきますが、そういう日々の中でも感じた希望は何だったんですか?そうですね。それはやっぱり仲間だったり、自分をサポートしてくれている人だったりファンのみなさんだったりとか、そういう方々が自分の生きる希望というか、自分自身を信じられる要因というか。この曲はほんと素直に自分を信じて生きて行こうっていう曲なんですけど、やっぱり何かの理由がないと自分自身を信じられないじゃないですか。だから、どんな状況でも自分を必要としたり求めてくれる人たちがいるっていうのが、自分を鼓舞してくれるものだし、前に進めてくれるものだと思います。――そこの繋がりを強く認識されたんですね。ジャニーズを辞めて5年になるんですけど、その間にもいろんな人との出会いとか別れもあったし。でも自分ひとりじゃ歩いてはこれないなって思ったんで、やっぱりそういう人たちの助けがいまだにありがたいですし、それはずっと今後もそうだと思うし。だからそういう人たちに、ちゃんとリスペクトされるような人間でいたいと思います。昔のメンバーだったり、そのとき応援してくれてたファンの方とか、今は離れてしまっていても、いろんな繋がりは記憶には残っていると思うし、その人にとっても僕にとっても自分の人生の一部にはなっていると思うので、だからそこはやはり繋がりなんですよね。あとは失敗しても立ち上がれるっていうところは伝えたいなって思っています。自分自身がそれを表現することによって、そして自分自身がまた自分の歩幅で歩き出すことによってひとつの希望になるのかなって。そうありたいなって。海外ではそういうケースはありますけど、日本では少ないと思いますし。――そうやって希望を紡ぐ中で、表現に対する信頼というのもより強くなったんじゃないですか?そうですね。やはり自分はステージに立ち続けたいと思うし、だからリリックの最後〈ここで生きていたいんだよ〉っていう〈ここ〉っていうのはまさにステージっていうことなんです。やはりエンタテインメントを子供の頃からずっとやってきているんで、こんなコロナ禍であってもエンタテインメントがなくなることはないと信じられるし、とても必要なものだという意識はより一層強くなりましたね。今年は東日本大震災から10年ですけど、僕のツイートにリプライがきてて、KAT-TUNで2012年かな、前の年震災で中止になったから2年ぶりのツアーで仙台に行ったんですけど、「あの時の思い出が忘れられません」って。そうやってずっと覚えてくれる人がいると、やはりエンタテインメントって希望を培うものなのかなって思いますね。――歌詞はそこまで苦労しなかったっておっしゃいましたけど、この2年間、何かをやっている裏側というか、数%の部分でずっとそこの気持ちというのは機動し続けていたんでしょうね。だからこの曲になるまでひとつながりだったんだろうなって感じました。それはありますし、これがまたひとつの始まりだと思います。実際、このタイミングで新しい人たちとの繋がりもできて、だから本当に、常に新しいことがスタートし続けていると思います。――『StayTrue』という言葉に込めた想いは何ですか?リリックの中に〈Stay true to my heart〉っていうフレーズがあるんですけど、やはり自分自身を信じ続けるっていうところは核としてあります。今こうやって活動を続けてきて後悔がないというか、常に今を生きている感じがあるんです。そこは自分を信じているからこそそう思えるっいうのもあるし、ここで終わりたくないっていうのが気持ちとしては大きいので(笑)。――まだ全然足りない?はい、これからです(笑)。――それこそがアーティストとしての真実ですよね、いつだって。はい。もっとやらなきゃって自分自身に思います。悔しい気持ちが常にありますね。ただ後悔と悔しさは違うと思ってるんですよ。悔しさは前に進むための原動力。後悔はただ振り返るだけなんで。反省とも違いますね。反省はめちゃくちゃしています(笑)。――(笑)。これからやりたいことは?今年の8月に主演舞台が決まったんですよ。情報解禁したばかりですけど。芝居は7、8年ぶりくらいになるので。演技の仕事をしてほしいという声はたくさんいただいていて、それが今になって形になるっていうのはすごく意味があることだと感じています。もちろん音楽が自分の中では主軸なんですけど、今後は演技の仕事とかそれ以外にも表現するということに幅を広げていきたいなっていうふうに思います。――これからいろんな表現にチャレンジしていく中で、この『Stay True』という曲が出発点として、そして帰っていく場所として刻まれるんでしょうね。そうですね。それくらい思い入れの強い曲になりました。取材・文:谷岡正浩 /写真:森好弘田口淳之介New EP 『Stay True』2021年3月31日 Release!!田口淳之介が自分の現在地や、これからの希望を込めて作詞をした表題曲『Stay True』を含む計3曲のEPを、各音楽配信サイトにてリリース。1.Stay True"MV"同時公開2.Hold Us Down3.Take You Away■オフィシャルサイト ■舞台「One Night Butterfly」【東京公演】8月12日(木)〜8月15日(日)有楽町よみうりホール【大阪公演】8月21日(土),22日(日)ABCホールキャスト:田口淳之介斉藤秀翼遊馬晃祐上仁樹こんどうようぢ阿部快征谷津翼荒一陽佐藤弘樹服部武雄岩崎良祐きたつとむ高間淳平内田裕也八神蓮席種・料金SS席(特典付き):12,000円S席(特典付き):9,500円A席:7,500円N席:6,000円⇒チケット情報はこちら
2021年03月25日BiSやBiSHのアイドルプロデューサー、渡辺淳之介が手がけるネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATiENTS)は、2021-22年秋冬コレクションを2021年3月18日(木)に渋谷ヒカリエにて発表した。屋外で楽しむ“レイブパーティー”今シーズンは、屋外で弾けるレイブパーティーをイメージ。ランウェイにはカラフルなライトを放つドームを設置し、フェスに向かう時のようなウインドブレーカーや、Tシャツ、パーカー、ジャージといったラフなスタイルをメインに、開放感に満ちた楽しさを表現した。現代の閉塞感を吹き飛ばすかのように、ライブで飛び跳ねる人々、自由に遊ぶ人々の楽しく賑やかな雰囲気をコレクションに投影している。愉快な着ぐるみパーカーや寝袋ドレスファーストルックには、着ぐるみのようなシルエットのヴィヴィッドなピンクのパーカーが登場。フード部分には中綿を詰め込み、ポケットには手にも持っているフィギュアを入れた愉快なルックによって、ライブならではの"ぶち上がり感"を冒頭から表現している。オールナイトパーティーに欠かせないアイテムの寝袋は、そのまま着られる“寝袋ドレス”に。中綿入りの寝袋が丸ごと身体を包み込み、着たまま歩ける仕様となっている。90年代ファッションのムード真っ赤なパーカーや緑のサスペンダーパンツ、マスタードイエローのスウェットといった原色使いのスタイルや、ジャストな丈のウォッシュドジーンズ、ややゆったりとしたパーカーの仕立て、と言った要素からは、どこか90年代ファッションの雰囲気が漂っている。グラフィックTシャツの裾はハイウエストのパンツにタックイン、首にはイエローのバンダナを巻き、足元にはエアソールのスリッパを履いてアクティブなスタイリングを提示した。ラメを配したチェック柄ジャケットや幾何学柄ブルゾンまた、きらびやかなラメを配したチェック柄ジャケットやパンツ、シャイニーなジオメトリック柄ブルゾンなど、ネオンライトを受けて光を放つウェアも目を引いた。キラキラとした光を放つブルゾンには艶やかなベルベットのパンツ、ゴールドカラーのベルト、チェーンネックレスをコーディネート。煌びやかな佇まいに、フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)とコラボレーションしたイラストTシャツで遊び心と抜け感をプラスしている。今回はざる蕎麦が登場毎回麺類が登場することでおなじみのネグレクトアダルトペイシェンツのショーだが、今回はBiSHのリンリンがざる蕎麦を持って登場。着ているのはフミト ガンリュウとコラボレーションしたTシャツだ。リンリンは2日前のフミト ガンリュウのショーに登場した時と全く同じファーの帽子とデニムを着用。まるでふらっと遊びに来たかのような佇まいで、隣で人が寝ていても気にすることなく蕎麦をすすり、フリーダムな雰囲気を演出した。
2021年03月21日さまざまな視点から歌舞伎の演目を捉え直し、新たな演出でいまを生きる人々に届ける木ノ下歌舞伎。そのレパートリーのひとつ、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』がこのたび上演される。2012年に初演、2016年に再演され高い評判を得た演目が5年の歳月を経て蘇る。「義経千本桜」といえば、18世紀に人形浄瑠璃をもとに誕生して以来、人気の歌舞伎の演目。源氏と平氏の戦いが終わり、兄・頼朝に追われて都落ちした義経と、実は生き延びていた平家の残党を描いている。全五段あるなかの二段目にあたる「渡海屋・大物浦」は、源平合戦で海に身を投げて自害したはずの平知盛が船宿の主人に姿を変えて源氏への復讐を狙う物語。一度は敗け、全てを失った者の悲哀と、その復讐劇がダイナミックに描かれる話だ。今作の演出を担当するのは、東京デスロックの多田淳之介。古今東西のさまざまな名作を手がけてきた彼は、常に現代を感じさせる要素を巧みに取り入れ、一見遠いものに思ってしまいがちな古典を、今の私たちが触れられる場所に差し出す。義経も知盛も、時にジャージやスニーカーなどの現代の服装で登場し、若者言葉でしゃべったりもする。観る者は今を生きる人々と同じ感覚で登場人物のやりとりを受け取る。その中にさし挟まれる古典らしい着物姿、歌舞伎ならではの節回しが際立ち、描かれたテーマの大きさをいつの間にか肌で感じることとなる。歌舞伎を新しい形で伝えるという難しい演技に挑むのは、2016年の上演時と同じメンバーの佐藤誠、大川潤子、立蔵葉子、夏目慎也、武谷公雄、佐山和泉、山本雅幸、大石将弘、さらに今回初参加となる三島景太(SPAC)という、いずれ劣らぬいずれ劣らぬ小劇場界の手練れたちが揃っている。主宰の木ノ下は、再演にあたっても毎回新たに作品にあたり、補綴を繰り返す。そもそも、「渡海屋・大物浦」はシンプルな1対1の復讐ではなく、源氏が勝って平氏が敗けるという大きな歴史をやり直そうという企みであり、知盛は平家全体を背負って義経へと襲いかかる。 コロナという未曾有の敵に遭遇し、2020年という年を喪ったままのような私たちは、いま知盛の「やり直し」を観てどう感じるだろうか。文:釣木文恵木ノ下歌舞伎『義経千本桜-渡海屋・大物浦-』作:竹田出雲 / 三好松洛 / 並木千柳監修・補綴:木ノ下裕一演出:多田淳之介出演:佐藤誠 / 大川潤子 / 立蔵葉子夏目慎也 / 武谷公雄 / 佐山和泉 / 山本雅幸三島景太 / 大石将弘【東京公演】2021年2月26日(金)~2021年3月8日(月)会場:シアタートラム【愛知公演】2021年3月13日(土)・14日(日)
2021年02月25日田口淳之介問題を起こしたとき、釈明や謝罪会見を開いてきた芸能人たち。カメラの前でときには毅然と、ときには涙を浮かべて反省の弁を。彼らが紡いだ“詫びストーリー”を振り返る――。■「謝罪会見」で決まる、これから芸能人たちが不祥事や騒動などを起こしたときに開かれる謝罪会見。視聴者にしてみれば、興味本位で“謝罪ショー”として面白がる場になる。しかし当の本人たちにしてみれば、これからの活動がどうなるかが決まる人生の分岐点なのだ。「多くの関係者の方々に大変ご迷惑をおかけし、多くの視聴者の方に不快な思いをさせてしまったことを、深くお詫び申し上げます」’20年12月、神妙な面持ちで深く頭を下げた渡部建。“多目的トイレ不倫”を報じられ、半年間、姿を隠したのちに開いた会見だった。「年末のテレビ番組で復帰すると報じられると、“謝罪もしないで復帰するつもりか”と、世間からバッシングの嵐。その反応に驚いた渡部サイドが、あわてて会見を開きました」(ワイドショーデスク)その結果、会見では約100分にわたり、芸能レポーターからの質問攻めに。「飛沫対策で着用していたマウスガードは吐息で曇り、顔じゅう汗だく。ときに涙を流しながら“本当にバカなことをした”と繰り返していました」(同・デスク)改めて“不貞行為”をテレビの前でさらした渡部だったが、このあと仕事復帰とはならず。謹慎状態が続いている。せっかく開いた謝罪の場も、一歩間違えればイメージを回復するどころか、取り返しのつかないことに。一体、どんな会見が“天国”へと導き、どんなしくじりで“地獄”へ落とされるのか──。■かえって炎上!?ネット謝罪のデメリット謝罪は記者などを集めて会見にて行うもの、という考えはもう古いかもしれない。自ら動画を撮影し、ユーチューブなどで反省の弁を述べるというスタイルも出てきた。「華原朋美が高嶋ちさ子と元所属事務所の社長に対して、泣きながら謝罪した動画をユーチューブにあげました」(スポーツ紙記者)友人である高嶋から紹介されたベビーシッターが、自分の息子を虐待していると、写真週刊誌に“暴露”。それが自分の誤解だったと動画をアップしたのだが──。「騒動の詳細には触れずに、いきなり謝罪を始めました。号泣する彼女の様子が異様で、高嶋サイドや事務所から謝罪を強要されたのでは、という憶測までささやかれました」(同・記者)また、コロナ禍に10人と会食をしていたことが報じられた石田純一も、動画で謝罪。だが謝罪はしたものの、店に行ったのは3人、といった言い訳も付け加えて、炎上の元になった。こういった動画での謝罪に、ある芸能事務所のスタッフは、「いちばんのメリットは、自分の言いたいことを自分のペースで伝えられるということです。質疑応答がある会見だと、海千山千の記者の質問によけいなひと言が飛び出す心配がありますが、動画ならそれはない。ただ、核心について話していないと、“知りたいことを言っていない”とバッシングされます。そのバランスが難しい。デメリットも大きいんですよ」動画での謝罪は所詮、一方通行。せっかく謝ってもよけいなひと言があれば火消しにならず、かえって傷口を大きく広げてしまう危険もあるのだ。■まさにオンステージ湾岸署前での“謝罪ショー”これまで出てきた不祥事とは違い、笑いごとではすまされない謝罪の場がある。犯罪を犯し釈放されるタイミングで、警察署に集まった報道陣の前でひと言、というあの場面だ。「ひき逃げの疑いで逮捕された伊藤健太郎、酒気帯びで事故を起こし逮捕・送検された歌手の小金沢昇司。違法薬物では大麻取締法違反で起訴された伊勢谷友介、コカイン使用容疑のピエール瀧など、多くの芸能人が東京・台場の湾岸署前で謝罪しています」(同・ワイドショーデスク)しかし、どうしていつも湾岸署なのか?所轄の違う場所で逮捕されても、芸能人の多くは湾岸署へと移送され、釈放時にカメラの前に姿を見せるのも同署だ。「タレントなど有名人が逮捕されると報道陣が集まってしまい、狭い警察署だと周囲の迷惑になってしまうということが理由です。’09年に覚せい剤取締法違反で逮捕された酒井法子のときが最初だったと思います。湾岸署は’08年に新築され、女性用の収監施設も整っているそうです。署の正面玄関前は広く、釈放されて出てくるタレントを撮影しやすい。また、署の敷地内なので報道規制もされていて、タレントも質問に答える必要もなく、謝罪の言葉だけですみますから、タレントにとってもありがたい場所でしょう」(同・デスク)そんな場所でも思わぬことが起こることもある。’19年6月、元KAT-TUNの田口淳之介が保釈されたとき、大声で謝罪をしたあと突然、土下座したのだ。「20秒くらい額を地面につけて……。あの姿は痛々しかった」(同・デスク)そんなドラマも生んだ湾岸署前。しかし、芸能人なら誰でもこの署に移送されるというわけではない。前出のデスクはこう話す。「逮捕されて騒ぎになる人。言い換えれば、人気があって売れている芸能人ということです」犯罪を犯して湾岸署に移されなければ、芸能人としても終わっているということなのか。■子どもの不祥事に――いつまでたっても親は親先日、菅義偉首相の息子が総務省幹部との違法接待疑惑を報じられた。菅首相は「息子とは別人格」として、コメントしようともしなかった。だが、芸能界は政治の世界と違うようで……。「’16年6月、強姦致傷容疑で逮捕された高畑裕太、’17年の10月に覚せい剤取締法違反で逮捕された清水良太郎、ともに親の高畑淳子と清水アキラが会見を開き謝罪しています」(ワイドショーデスク)高畑淳子は面会したときの裕太の様子を、「すいません、を繰り返して震えて泣いてばかりでした」と話し、事件が起きたのは「彼の甘さ」と言い切った。清水良太郎は以前にも賭博疑惑が報じられ、親・アキラは「そのときも何度も聞いたり怒鳴りあったりもした。何もないということだったので、信じてあげたいと思いますが……」と涙を流し、「バカ野郎と突き放したいですけど、家族ですから。私の育て方がダメだったんだと思います」と肩を落とした。このふたりは子どもも芸能人として活動していたが、子どもが一般人でも親がタレントなら注目を集めてしまう。「会社員の長女が大麻取締法違反の疑いで、’18年2月、大竹まことが会見を開きました。このとき、娘の状況について質問したレポーターに“娘がこの業界にいるなら話しますが、娘は一般人なので”と父親として娘を守る姿勢を見せました」(前出・スポーツ紙記者)毅然とした態度で会見に臨みつつ、親としての思いもにじませた3人。「“いい大人なんだから、親が出てくる必要はない”といった声も聞こえてきますが、一般人以上に親としての説明責任が求められます。会見をしなければ“無責任”、すれば“親バカ”といわれてしまう。親にとっては地獄以外の何物でもないでしょう」(前出・ワイドショーデスク)■会見でついたウソで地獄落ちした芸能人「お付き合いということはなく、友人関係であることは間違いありません」’16年1月、『ゲスの極み乙女。』のボーカル、川谷絵音との不倫交際が報じられたベッキーが会見で謝罪し、ふたりの関係をこう説明した。しかしこの言葉が、のちに彼女自身を窮地に追いやることに──。「この1週間後、ふたりの不倫を報じた週刊文春が第2弾としてLINEでのふたりのトーク画面を掲載。《友達で押し通す予定!笑》《逆に堂々とできるキッカケになるかも》といったやりとりが暴露されました」ウソで貫き通すはずが、まさかのLINE流出ですべてが明らかになってしまった。結果、半年間の活動自粛となり、現在も本格復帰といえる活動はできていない。ベッキーと同じく、会見でウソの釈明をしながらも後日、自らファックスで不倫を認めたのが斉藤由貴。「’17年8月に50代の開業医との不倫関係が報じられ、釈明会見を開きました。相手は《家族がお世話になっているお医者さん》と説明。好意はあると認めつつも、一線は越えていないと話したのですが……」(ワイドショーデスク)会見の約1か月後、斉藤はファックスで「本当のことを話していなかった」と、不倫関係を認めるコメントを発表。この日、相手の男性が情報番組の取材で不倫関係を認めたことで彼女もコメントした。しかし、ベッキーが騒動以前のように活動できていないことに比べ、斉藤は女優としていろいろな作品に出演している。前出のデスクは、「斉藤は過去に尾崎豊、川崎麻世(「崎」は正しくは「立さき」)との不倫を報じられています。世間に“魔性の女”というイメージがある斉藤に対し、ベッキーは川谷とのことが初スキャンダル。不倫という言葉から、もっとも遠い存在と思われていました。そのギャップで世間の嫌悪感が強かったのかもしれません」最近、知人男性が自分の部屋でコカインを使用し、逮捕されていたことを報じられたゆきぽよ。出演番組で「単なる知り合い」と説明していたが……。「ネットでは“単なる知り合いが部屋の鍵を持っている?”などと書き込まれています。新たな事実が出てきて、話していたことと違っていたとなると、また大騒ぎになりますよ」(前出・スポーツ紙記者)芸能人はイメージが命。それが謝罪の仕方により、先の人生が天国にも地獄にもなる。ふたつは隣り合わせなのだ──。取材・文/蒔田稔
2021年02月21日2月6日(土)、大阪・SUNHALLにて田口淳之介ワンマンライブ『JUNNOSUKE TAGUCHI LIVE 2021 in Osaka』が開催される。田口淳之介 チケット情報3部制の開催となり、第1・2部は有観客ライブ、第3部は配信限定のパフォーマンスライブとなる。実に2年ぶりとなる大阪での公演!田口は「この度約2年ぶりとなる大阪でのワンマンライブを開催することになりました。ソーシャルディスタンスを保った約10曲のショートライブです。是非、至近距離で僕の歌とダンスをお楽しみください」と意気込む。第1・2部のチケットは、1月23日(土)12:00より一般発売開始。一般発売に先駆け、1月22日(金)11:00まで先行抽選プレリザーブを受付中。第3部のチケットは、1月23日(土)10:00より一般発売開始。
2021年01月19日BiSやBiSHのアイドルプロデューサー、渡辺淳之介が手がけるネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATiENTS)は、2021年春夏コレクションを2020年8月24日(月)に渋谷パルコの屋上「ROOFTOP PARK」にて発表した。ランウェイには、BiSHのアイナ・ジ・エンドやセントチヒロ・チッチ、リンリン、アユニ・D、BiSのチャントモンキーなどが登場した。大人になりきれなかった大人による“制服スタイル”夜風の吹き抜ける屋上。ライトアップされたランウェイに現れたのは、高校生の制服を思わせるスタイルのモデル達だ。「CONSERVATiVE COLLECTiON」と名付けられた今季、大人になりきれなかった大人のフィルターを通した“制服スタイル”の様式美を見せつつ、アナーキーな姿勢を提示した。“ギャル”系着こなしやパーカースタイル一口に“制服スタイル”といっても、そのスタイルの在り方は多様だ。カーディガンにミニスカートを組み合わせ、スクールバッグのハンドルをリュックのようにして両肩にかけた“ギャル”風の着こなしや、スカートをほとんど覆ってしまうほどのゆったりとしたオーバーサイズパーカーにリュック、大ぶりなヘッドフォンを組み合わせたカジュアルなコーディネート、超ミニ丈のスカートの下にジャージを履いたスタイルなど、どこか学生時代の記憶に心当たりのある“制服スタイル”が続々と登場した。焼きそばやタピオカを片手にちなみに、ショーで麺類が登場するのはネグレクトアダルトペイシェンツおなじみの演出だが、今回登場したのはカップ焼きそば。ブラウスの上からビッグTシャツを重ね、ふくらはぎまで覆うひざ下丈のスカートを組み合わせた、抜け感のある着崩し“制服スタイル”の緩やかな奔放さを焼きそばが引き立てていた。さらに、ギャル系のコーディネートを身に着けたモデルの手にはタピオカドリンクが。小物や手に取る食べ物まで含めた、それぞれの“制服スタイル”が、個人のキャラクターや姿勢を象徴する記号になっていることにふと気が付く。制服然とした佇まいと独自性のあるディテール1つ1つのピースを細かく見ていくと、制服を意識したデザインではあるが、パターンメイキングやディテールに独自性が見て取れる。従来パリッとした生地でジャストなフィット感に仕立てられるブレザーには風になびくようにしなやかな素材を採用し、袖口や裾にはリブの切り替えを配した。カーディガンやニットベストは、ネオングリーンやネオンピンクでヴィヴィッドにカラーリングしてエッジを効かせる。一見オーセンティックに見えるタータンチェックのパンツは、ファスナーを配してボンデージパンツに仕立て、パンクな佇まいに仕上げた。また、制服だけでなく、ジャージスタイルも登場。体操着のジャージを連想させるトラックジャケットやパンツは、サイドにロゴを並べてポップに。グラデーションカラーのソールを配した、スニーカーのようなスライドサンダルとともにスタイリッシュなジャージスタイルを提示した。制服やユニフォーム然としていながら、制服では叶えられないデザインを組み込むことで、そこはかとなく反骨精神を漂わせた。ディーゼル&GR8とコラボレーションコレクションの中で、ひときわ目を引いたのがディーゼル(DIESEL)と、セレクトショップ・GR8とのコラボレーションウェアだ。フロントや袖に大きくディーゼルロゴをあしらったスウェットや、コピーライト表記を袖ロゴに用いたカットソー、ネグレクトアダルトペイシェンツのボックスロゴをシールのように剥がしたグラフィックにディーゼルロゴを重ねたフーディーなど、遊び心に溢れたロゴアイテムが展開された。また、サブスクリプション型家具ブランド・カマルク(KAMARQ)ともコラボレーションを行っている。
2020年08月28日7月下旬、直撃を受ける田口淳之介元『KAT-TUN』の田口淳之介と恋人の小嶺麗奈が、大麻取締法違反容疑で逮捕されたのは、昨年5月22日のこと。ふたりは10年前から大麻を常用していたという。ふたりの裁判では、ア然とするやりとりも話題となった。「公判の席で、なんと小嶺さんは“交際を続けていきたい。続けられるなら結婚したい”と公開プロポーズ。これを受けて田口さんも“僕も彼女と一緒で(交際を)続けていきたい”と答えました。傍聴席の記者たちはアキレ顔でしたよ」(スポーツ紙記者)結局ふたりは昨年10月21日に懲役6か月、執行猶予2年の有罪判決を言い渡される。「そのわずか2週間後に、田口さんはさっそく活動再開を表明。さすがに復帰が早すぎるのではと世間は騒然となりました」(同・スポーツ紙記者)それでも昨年12月からは、小規模な会場でのライブ活動や、ユーチューブで歌やダンスの動画をアップしている。今年4月には、ユーチューブに『入口出口田口CHANNEL』も開設して、オリエンタルラジオの中田敦彦とのコラボ動画も披露した。「歌って踊るといったアイドル活動だけでなく、仕事の幅も広げたいようです。最近は、ジャニーズ時代から趣味で遊んでいた麻雀を仕事につなげています。彼の麻雀好きはそうとうで、自宅には雀卓があり、友達を呼んで夜が明けるまで遊んでいたそうです。確かにプロとも戦える腕前で、テレビではありませんが、ネットで配信予定の麻雀大会に参加していて、今のところ成績も好調ですよ」(制作会社スタッフ)■田口を直撃して語ったこと……7月下旬、都内の自宅近くにある駐車場に車を運転して現れた田口。声をかけると、ニコッと微笑みながら話をしてくれた。─最近の活動は?「おかげさまで、ファンのみなさまに支えられて、できる範囲の中で頑張らせていただいております」─コロナによる影響は?「ありますね。ライブは今、配信がメイン。でも、1日も早く、生のライブができるようになればいいなと」─ライブ活動のほかには?「俳優業もこれからできれば、やっていきたいですね」俳優といえば先日、三浦春馬さんが亡くなったばかり。「とても残念なことです……。面識はありませんでしたが、どうしてそんなことになっちゃったんだろう……ということは、僕もずっと考えています」さらに7月22日には、TOKIOから長瀬智也が来年3月で脱退して、新たに株式会社TOKIOが設立されることが報じられたが─。「それについては、僕はよくわかりません。具体的な話を聞いているわけではないので……」─ジャニーズ事務所のタレントや、KAT-TUNのメンバーとの連絡は?「ないです」最後に、小嶺との結婚について聞いてみると─。「まだ奥さんじゃないですけどね(笑)。いい関係ですよ」─薬物とは縁を切った?「はい、もちろんです」最後に写真撮影をお願いすると快く応じてくれ、一礼をすると“婚約者”の待つ自宅へと帰っていった。
2020年08月08日CA4LA(カシラ)と、BiSHなどのアイドルグループを手掛ける渡辺淳之介のネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATiENTS)のコラボレーションハット第3弾が登場。2020年3月13日(金)より、CA4LAと、東京・渋谷のマルチプルマニアックスにて販売される。CA4LA×渡辺淳之介のネグレクトアダルトペイシェンツ渡辺淳之介は、BiSHやBiS、ギャングパレード(GANG PARADE)、エンパイア(EMPiRE)、豆柴の大群などの人気グループを輩出するWACKの代表を務めるアイドルプロデューサー。そんな渡辺が手掛けるファッションブランド・ネグレクトアダルトペイシェンツは、アイドルたちがランウェイに登場することでも毎シーズン注目を集めている。CA4LAのコラボレーション第3弾では、2型のキャップを用意。ブランドロゴを刺繍したツバに大きく穴を開けたモデルは、ブラックとホワイトの2色を取り揃える。個性的なデザインながら、モノトーンでまとめることでミニマルな雰囲気に仕上げた。ブルーとレッドの2色を展開するタータンチェック柄キャップは、クラウンをクロス型にデザインしたアバンギャルドなアイテム。クラウンを取り外せば、サンバイザーとしても活躍してくれる。BiSHらをビジュアルに起用なおネグレクトアダルトペイシェンツとCA4LAのコラボレーション第3弾のために撮り下ろしたビジュアルには、BiSHのセントチヒロ・チッチやリンリン、ギャングパレードの月ノウサギ、豆柴の大群のカエデ・フェニックスらを起用。購入者限定で、このビジュアルを使用したポストカード5枚セットがプレゼントされる。【詳細】ネグレクトアダルトペイシェンツ x CA4LA コラボレーションキャップ発売日:2020年3月13日(金)販売場所:CA4LA、マルチプルマニアックス(東京都渋谷区道玄坂2丁目20−0 道玄坂柳光ビル B1)・NEGLET ADULT PATiENTS x CA4LA CROSS CAP SS 16,500円(税込)カラー:ブルー、レッド・NEGLET ADULT PATiENTS x CA4LA NOBRIM CAP SS 16,500円(税込)カラー:ブラック、ホワイト【問い合わせ先】CA4LA ショールームTEL:03-5775-3433
2020年03月16日マンガ『レッド・ベルベット』の著者・多田由美さんに、作品に込めた思いを聞きました。絵を読み、物語の世界に浸る映画のようなマンガ体験。‘86年にデビューし、現在活躍しているマンガ家にも一目置かれている多田由美さん。現在は大学でマンガを教える側にも回っているのだが、待望の連載である『レッド・ベルベット』は、以前からのファンはもちろん、多田さんのマンガを初めて手に取る人にも、独特の体験を与えてくれるような作品となっている。「古いファンが読んで、作風が全然違うとびっくりするかなと思い、昔と差が出ないようにしたら、暗い話になってしまいました(笑)」登場するのは、アールとランディというふたりの少年。物語は映画の回想シーンのように、ケーキ店を営む幼いアールの母親が急死する場面から始まる。時が過ぎ、高校生になったアールは、母が残したケーキのレシピを集めることに執着し、幼なじみのランディは母の入院費を稼ぐべく、窃盗団と関わりを持つようになり、どんどん深みにハマっていく。「問題を抱えている人を描くのが好きなんです。一生懸命生きようとしているけど困難に立ち向かえず、言い訳をして逃げちゃうような弱い人が、なぜか放っておけないんですよね。アールとランディは、ふたりでようやくひとりの真人間になれるような関係性。どちらも自分のほうが強くて、しっかりしていると思っているのかもしれないですね」お互いのことを思いやるあまり、自分の弱さを見せられないふたりの成長が描かれていくのだが、ぜひとも注目してほしいのが、独特のマンガ体験を可能にしている、その表現力。ナレーションや擬音のような状況説明を極力排し、絵で見せることに重きを置いているのだが、ロサンゼルスという舞台設定も相まって、ノスタルジックなアメリカ映画を観ているような気分に浸ることが。「まず頭に映像が浮かぶので、カメラをコントロールする感覚でカットを考えながら、見たままを描いていくんです。構図はかなり気にしていますね。言葉に関しても語りすぎるとぼやけてしまう気がして、大事なところを目立たせるために、前後をあえて省いたりしています。伝わるかどうかギリギリだなと思いつつ、画力頼みというか、絵で頑張ったらいけるかなと必死に描いてます」物事が思うようにいかないふたりの姿は、見ていて苦しくなってしまうが、やはりそれも物語の醍醐味。「暗い始まりで、暗い途中で、暗い終わりだったら描く意味がないですよ!ただ暗いだけなのは、作品ではないような気がするんですよね」その言葉を信じて、彼らの選択を見守っていこう。多田由美『レッド・ベルベット』2犯行計画に巻き込まれるランディと、母のケーキ店を再開すべく動きだすアールの行く末は……。約15年ぶり、かつ多田さん史上最長の連載作としても話題。講談社1150円©多田由美/講談社ただ・ゆみ1986年『月刊ASUKA』でデビュー。以後短編集を多く手がけ、イラストレーターとしても活躍。現在は神戸芸術工科大学で教鞭をとる。※『anan』2020年3月4日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2020年02月27日KAAT神奈川芸術劇場の2020年度ラインアップ発表会が行われ、同劇場芸術監督の最終年度を迎える白井晃、2019年から参与を務める長塚圭史のほか、本年度の公演に携わるクリエイター計10人が登壇した。【チケット情報はこちら】冒頭で白井は「大きく揺らぐ過渡期の日本で“忘れられがちだが大切なこと”に着目する、社会的な題材のプログラムを前半に揃えました」とコメント。その筆頭として、白井は自身の演出作『アーリントン〔ラブ・ストーリー〕』、音楽家の清水恒輔が「発展しすぎた資本主義が現代に通じる」と述べた『メトロポリス 伴奏付上映会 ver.2020』、演出家・桐山知也によるリーディング公演『ポルノグラフィ』の3作品を紹介した。白井いわく、「シーズン後半はKAATの10周年企画が続きます」──。自身が1995年に青山劇場の10周年記念で演出した音楽劇『銀河鉄道の夜』、芸術監督の就任後に取り組み続けたブレヒト劇の集大成となる『コーカサスの白墨の輪』、任期ラストを飾るミヒャエル・エンデ原作のオペラ『モモ』に懸ける思いを語る。地点×KAATの第3弾企画に新作『君の庭』を書き下ろす松原俊太郎は「今回は法廷劇」と構想を明かした。谷賢一はベストセラー『サピエンス全史』に想を得た『人類史(仮)』で「ヒトの起源を探りたい」とひと言。日韓共同製作に定評のある多田淳之介は『外地の三人姉妹(仮)』でチェーホフ劇の翻案に臨む思いを「日韓の芸術交流を粛々と進める」とした。長塚は『セールスマンの死』再演に対して「新作の消費より1本をゆっくり見つめ直して」と呼びかける。岡田利規からは「ザハ・ハディドと高速増殖炉もんじゅを主人公に据えた夢幻能『未練の幽霊と怪物』をつくる」という映像コメントが到着。ギリシャ悲劇をもとにした新作現代劇(作:瀬戸山美咲)に挑戦する杉原邦生も映像コメントで「大スタジオより広いホールをどう活用するか」と思いを巡らせた。なお、野村萬斎の演出版が2018年に多数の演劇賞を獲得した『子午線の祀り』もラインアップされている。サン=テグジュペリの名著『星の王子さま』をダンス化する森山開次は「哲学的な言葉をどう身体表現で見せるか」を課題に掲げ、小野寺修二は「“わからないけど魅力的なもの”に好奇心を向けさせる作品を」としてルーツのパントマイムに立ち返る点を強調。現代美術家の冨安由真は「現実と非現実の境が曖昧になるインスタレーションを」と意気込んだ。キッズ・プログラムは2本。昨夏、山本卓卓によって上演された『二分間の冒険』は全国7会場の巡演ツアーとして復活。初の子ども向け作品に挑戦する松井周からは映像コメントが到着し、「白石加代子さん演じる認知症の老婆が子どもと記憶を探す物語」である『さいごの1つ前』が紹介された。就任当初から「事件を起こせる劇場でありたい」と目指すKAAT像を設定し、2020年度もラインアップに落とし込んだ白井。ラストイヤーの芸術監督ぶりから目が離せない。取材・文:岡山朋代
2020年02月07日12月3日、約200人が入る会場での復活ライブを終えて出てきた田口淳之介「大麻に手を出したのは悪いことだけど、今までたくさんパワーをもらったし、これからも応援します。ハイタッチしたときの田口クンが涙目になっていて、私は号泣しちゃいました」(会場を訪れた30代女性)12月3日、都内のライブハウスで“ファンミーティング”を開催した元KAT-TUNの田口淳之介(34)。10月21日に大麻取締法違反の罪で懲役6か月、執行猶予2年の有罪判決を受けて以来、初めてファンの前に姿を見せた。■「土下座」の理由「判決後に出した新曲などを披露しました。途中のMCで、保釈されたときに警察署の前でした土下座はファンに向けたものだったという説明も。“新しい田口淳之介の姿を見て”と話してはいましたけど、例の“彼女”とは、その後、結婚したとか破局したとかの説明はまったくありませんでした」(客の1人)“彼女”とは、年上の元女優・小嶺麗奈(39)のこと。この日、会場には田口とともに有罪判決を受けた小嶺の姿はなかった。裁判中、「交際を続けていきたい。続けられるなら結婚したい」と、田口にプロポーズまでしてみせた小嶺。「田口さんも判決後に女性週刊誌のインタビューで、13年間も一緒にいる小嶺さんは、もはや結婚している感覚と語る一方で、実の母親とは3年以上も絶縁状態だと明かし、小嶺の母親のほうが“本当の母親な気がする”と答えていました」(スポーツ紙記者)しかし、こんな声もある。「薬物で逮捕されたカップルが本当に更生するには、別々の人生を歩むしかないと言われています。一緒にいると、クスリをやっていたころをどうしても思い出してしまうからです」(医療関係者)小嶺とはその後、どうなったのか。ライブ後に会場から出てきた田口を直撃したが、無言のまま車で去っていった。■田口本人と小嶺の伯母が語ったのはライブ翌日、週刊女性は田口と小嶺が住んでいて逮捕現場になった都内マンションへ。すると、田口本人が姿を見せた。再度、直撃をして今後の更生について聞くと、「それは、僕を見てくださる人が感じることなので……」2度と大麻をやらない自信があるか聞いてみると「はい」とキッパリ答えたが、それ以上の質問には答えず、車に乗って走り去ったのだった。「田口さんなら9月いっぱいまでお部屋を借りていましたよ。猫がいたけど、小嶺さんのご実家に移したみたい。引っ越しの日に“お騒がせしてすみませんでした”と、田口さんひとりだけでご挨拶に見えましたよ」(マンションに住む女性)近くに引っ越して、今は駐車場だけ借りているという。「お引っ越しの作業を2人でやっているのを見ましたよ。荷物を運んでいる小嶺さんの表情は、ちょっと暗かったかしらねぇ」(近隣住民)小嶺の実家・熊本にいる伯母にも電話で話を聞いた。「事件以降、連絡はないです。身内だからショックでした。田口さんは何回か麗奈が連れて来て、お会いしましたよ」ただ、小嶺の現状については「わからないです」。田口が実の母親とは絶縁状態で、小嶺と彼女の母親を“家族”だと語っているのを伝えると、「あら、そうなると麗奈の責任は重いですね。いま初めて聞きました」今後は毎月ライブを行うという田口。“家族”の存在は隠し、ファンに向けた“アイドル活動”を続けていくのか。
2019年12月10日人気グループ「KAT-TUN」の元メンバーで歌手の田口淳之介(33)が11月4日、音楽活動の再開を発表した。11月7日には、自社レーベル「Immortal-Records」から初の楽曲『Voices』をリリース。また12月3日には毎年恒例のファンミーティングも開催される予定。田口本人は新曲についてこうコメントをしている。《僕の新たな1歩を刻む楽曲が完成しました。協力してくれた仲間や支えてくれたスタッフに本当に感謝しています。力強い踊りで何事にも立ち向かう強さを表現しました。歌と共に僕からのメッセージを受け取って下さい》また、ファンミーティングについてはこう続けている。《そしてファンの皆さんには大変お待たせする事になりましたが、僕とファンの皆さんだけの特別な時間を用意することが出来ました。この日は皆さん一人一人と心が通じ合える様に、しっかり準備してお待ちしています。楽しみにしていてください。これからしっかり前に進んで行ける様に、努力して参ります。応援のほど何卒宜しくお願い致します》田口は10月21日、大麻を所持した罪に問われた裁判で、東京地裁から懲役6か月、執行猶予2年を言い渡されたばかり。判決から2週間のスピード復帰となった。
2019年11月04日渡辺淳之介さん撮影/矢島泰輔女性アイドルグループのBiSやBiSHの生みの親として、さらには株式会社WACK代表、音楽プロデューサー、作詞家、ファッションデザイナーとしても幅広く活躍する渡辺淳之介さん。挫折多き学生時代のエピソードから、音楽業界を志したきっかけやアイドルプロデュースで心がけていること、そして、これからの芸能界での展望にいたるまでを大いに語ってくれた。■渡辺淳之介が「音楽業界」を志すまで――進学校である桐朋中学・高校に通われていたということですが、どのような学生時代を過ごされましたか?「やばかったっす。母親が小学校の教師だったんで、小学校3年生くらいまでは勉強してたんですよ。塾も行ってましたし。だけど、中学1年のときにギターを持ちはじめて、バンド活動が楽しくなったもんで、中学2年くらいから学校に行かなくなっちゃって。不登校といっても引きこもりだったわけではなく、学校外の友達とずっといたので、出ずっぱりの不登校児ですね。学校や家には帰りたくない、社会に対して中指を立てたいという感じで」――そのバンドで芸能界を目指そうと?「高校2年で学校をやめて、地元・八王子のライブハウスで、プロになりたいバンドマンや大学生に交じって演奏していたんで、こうやってインディーズに上がっていくのかなって思っていたんですよ。だけど、あるとき高校生の音楽フェスがあって、その地区予選を見に行ったんです。そしたらオリジナル曲もやる、同い年のすげぇうまいバンドがいて。“あ、これちょっと勝てないな、自分には才能がないな”と実感したんです。そこから次第に裏方をやっていきたいなと思うようになりました」――高校は中退されたそうですが、芸能界の裏方を目指すにあたり、具体的にはどんなことをされたのでしょうか。「いろんな就活本を読んだところ、裏方の仕事といってもレコーディングエンジニアとか、照明さんとか、いろいろあるなかでいちばんカッコいいなと思ったのがレコード会社のディレクター、A&Rという職業だったんです。だけど同時に、就職難易度ももっとも難しくて、有名大学ぐらいは出ていないとまず無理な超狭き門だと。高卒のままだとスタート地点にすら立てないということで、大検を受けて大学受験をしようと決意しました」――そして見事、早稲田大学に合格されたわけですが、学生生活はいかがでしたか?「普通に遊んでましたね。新歓コンパでは、大学のネームバリューを利用して取っ替え引っ替えするという“ヤンチャ”をして大顰蹙(ひんしゅく)を買ったりしました。学園祭の実行委員会にも入ったんですけど、1年でやめてしまい……。そんな感じで楽しんでいたら、授業には行かなくなりまして。結局、留年して大学には6年通いましたが、4年のときから業界で働くようになり、5年生のときには小さい音楽事務所で社員をしていました」――実際に音楽業界で働かれてみて、その印象はいかがでしたか?「ちょうどiPodが流行(はや)りはじめ、違法ダウンロードも活発になってきたりと、デジタルなものが一般的になってきた時期だったんですね。とにかくタイアップをとってCDを売るという形態からの移行期だったので、チャンスさえあれば新しいことをやって業界を席巻(せっけん)することも可能なんじゃないかなと、その機会を虎視眈々(こしたんたん)と狙っていました。もちろん失敗も多かったですけど、学校の先生に褒められたことは1回もなかったのに、音楽業界に入ってからは自分の企画書や提案に対して褒めてもらえたんですよ。こんなに居心地いい場所があるのかと思いました」■アイドルは「消費されやすい」――渡辺さんの中で、 “アイドル”とはどのような存在だと思われますか?「一般的にアイドルって寿命が短いじゃないですか。例えば18~25歳までやると、まだ全然若いのに“賞味期限”が切れたと思われてしまうような、非常に消費されやすい存在ですよね。だけど結局、彼女たちがアイドルでいられるのは、事務所があって、サウンドを作る人がいて、CDを出してくれるレコード会社があるからこそなので、そうした状況に文句を言いづらいという面がありますよね。その意味では、搾取しようと思えばいくらでもできる存在ではあると思います」――そうしたなかでも、WACK所属のアイドルたちは、「渡辺さんは私たちをアイドルという商品として扱うのではなく、人間として対峙(たいじ)してくれる」とおっしゃっています。実際Twitterでもアイドルの子たちのつぶやきに対してコメントをされたりしていますよね。「会話は大事にしています。ただ、いま所属の子が30人以上いて、どうしても会話できない部分も多くなってきたので、先日も所属アイドルを含めたみんなで熱海に社員旅行に行くなど、コミュニケーションの機会は積極的に作っています」――会話のなかで、彼女たちにどのようなアドバイスをされますか?「オーディションを受けてくれる女の子たちもそうなんですけど、自分は“ありのままでいい”って思っている子が非常に多いんですね。だけどそうではなくて、もっとしっかり考えなきゃいけないよと。僕も20代後半でやっと気づいたんですけど、自分の主張ばかりするんじゃなくて、相手に合わせることができないと成功しないよとは、常に言っています。僕もかつてレコード会社に対しては“こいつらわかってねえな”って思ってましたし、彼女たちも落ちていくときには“なんで私のことわかんねえんだ”って思うはずなんですよ。だけど、その考え方こそが敗因だったんですよね」――自らの失敗の経験から、同じ道を歩まないようにアドバイスをされていると。「もちろん失敗から学ぶこともありますけど、もっとうまくやれたのに……という後悔がすごく多かったので。必死にやることをちょっとカッコ悪く感じたりとか、みんなで頑張ろうよってなっているところで、ちょっと斜に構えてダルそうにやってみたり。いま考えたら真剣にやっときゃよかったなと」――11月1日より公開される映画『IDOL-あゝ無情-』では、オーディションサバイバル合宿に密着。アイドルを目指す女の子たちの姿をノンフィクションで追う様子が映し出され、劇中では、厳しい言葉を投げかける渡辺さんが“悪役”に見える場面も多かったです。「彼女たちが苦しんでいる顔を見ると楽しくなってきちゃうんですよ。悪役として生まれてきたんだろうなと思います、正義の仮面ライダーにはなれないですね(笑)」――過激な発言もカットせずに映し出されていました。「僕は、映像も写真も基本的にはNGは出さないんですよ。“あちゃ~これやっちゃったな”と思っても、自分自身カメラが回っているとわかってやっていることだし、それがリアルだと思うので、基本的にはカットしないようにしています」■これからの芸能界と自らの目標――吉本興業がエージェント契約を始めましたが、これからの芸能界についてはどのようにとらえていますか?「変わっていくと思います。経営者目線でいうと、頑張って育ててきて売れそうになったところをいきなり大手に引き抜かれても文句を言えない状況になってきたなと。だからこそより一層、タレントさんと事務所側の信頼関係、人間性、裸一貫のつながりというのがすごく大事になってくるはずなので、気を引き締めなきゃなと思っています」――今後、どういったことをエンターテインメント業界に仕掛けていきたいですか?「自分自身、中学高校時代、“なんで誰も認めてくれねえんだ”という絶望感があったので、そういう絶望感を抱いて“死にてえ”みたいに思っているやつに“もうちょっと生きてみようかな”って思わせることができたらいいなとは思っています」■渡辺淳之介が考えるアイドルの「定義」――最後に、渡辺さんが考えるアイドルの定義、そして、どういう女の子がアイドルに向いていると思われているか教えてください。「アイドルとは、生身の人間ではあるんですけど、本物じゃない偶像ですかね。正直、アイドルに向いている女の子っていないと思うんですよ。自我を出さなきゃいけないけど、同時にその自我を殺さなきゃいけないという紙一重なところを求められているので、すごく人間としても難しいですし。だから、ちょっとワガママな、基本的には性格の悪い子がアイドルを目指すんだろうなと思っています(笑)」■映画『IDOL-あゝ無情-』毎年恒例となったWACKによるアイドル最終合宿オーディションが2019年3月に行われた。場所は2回目の開催地となる九州の離島、壱岐島。アイドル候補生たちだけでなく現役メンバーも参加し、一週間の過酷なサバイバルオーディション生活を繰り広げるが……。11月1日(金)よりテアトル新宿、11月8日(金)よりシネ・リーブル梅田、11月9日(土)よりシネマスコーレにて公開
2019年10月31日東京地裁は10月21日、大麻取締法違反(所持)の罪に問われた田口淳之介被告(33)と交際相手の小嶺麗奈被告(39)に懲役6月・執行猶予2年の判決を言い渡した。起訴状によると2人は5月22日、都内の自宅マンションで乾燥大麻約2.2gを所持。7月11日の公判で2人は起訴内容を認め、検察河側は懲役6月を求刑し即日結審となった。当初は30日に判決が言い渡されることになっていたが、検察側の申し入れで延期になっていた。そしてこの日、延期になった理由が発覚した。「検察側によると、厚労省関東信越厚生局麻薬取締部(麻取)が一部マスコミに家宅捜索の模様を記録した動画を提供していたというのです。そのため捜査過程に問題がなかったかを調べることになり、判決が延期になっていたといいます。結果的に証拠として認められ、判決公判を迎えたそうですが……」(傍聴した記者)そしてもう1つ注目されていたのが、両被告の今後だった。「交際中の男女が薬物事犯で逮捕されるとそのまま別れるケースが多いのですが、田口被告は初公判で『交際を続けて結婚したい』とまさかの“公開プロポーズ”。そのため傍聴した記者たちの間では『判決を受けて結婚宣言が飛び出すのでは』と言われていました。ただ証言台に立った両被告は今後の更生を誓いましたが、結婚についての発言はなし。今後、2人の動向に注目が集まりそうです」(前出・傍聴した記者)
2019年10月21日BiSやBiSHのアイドルプロデューサー、渡辺淳之介が手掛けるネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATiENTS)、Rakuten Fashion Week TOKYO 2020 S/S2日目となる2019年10月15日(火)に2020年春夏コレクションを発表した。10代の頃憧れていたファッションを模倣「ティーンエイジドリーマーズ(tEEnAgE DrEAmErs)」というテーマの通り、今シーズンは渡辺淳之介の10代の頃に憧れた音楽、ファッションなど全てを詰め込んだコレクション。“男子校出身で彼女が欲しかった、異性とイチャイチャしたかった…”そんな少年のピュアな憧れも、ペアルックの提案やカップルでのウォーキングなどでチャーミングに表現している。人気ドラマのキャラクター再登場!?新作ピースと言いながらもどれも“どこかで見た見かけたことがある”ような馴染みのあるスタイルだ。ビッグサイズのチェックシャツにホワイトのワイドパンツ、イエローのチーフを身に着けた男性は、まさに池袋ウエストゲートパークのキングの姿そのもの。“連れの”女の子もパンチの効いた濃いメイクにバンダナを巻いたロングヘア。お尻も太ももも露わにしたマイクロミニスカートにブラックのジャケットは、間違いなく“ジェシー”を再現しているようだ。今季は、中学・高校時代の渡辺青年に影響を与えたカルチャーをこういった形でコミカルに模倣した。そのファッションに憧れ、その音楽に酔いしれたカート・コバーン、マルコム・マクラーレン…彼らのエッセンスもふんだんに取り入れられている。地べたに座って食べるヤンキー再現そして渡辺青年がもう一つ憧れたのは、ヤンキー。やんちゃな悪になりたいのになりきれなかった…そんな心残りをヤンキールックで形にした。上下ジャージのスタイルや、アニマル柄のスウェットセットアップなど、地元にたまるヤンキーを想起させるウェアが展開される。ショーの最中には、地べたに座って食事する姿も。今季食べたのは、流しソーメンだった!ヤンキーが好むもの…とアイデアを膨らませたのは、漢字のモチーフだ。カート、マチルダ…など憧れの人の名を漢字で当て字にして、ジャケットのバックスタイルや、ジャージのサイドラインなど、あらゆるところにあしらった。輝くレーザー演出で約40年後の“いま”を再現飛び抜けて印象的なのは、レーザーの演出だ。オーロラのように輝きゆらめくレーザーは、デザイナー本人が歌ったという音色にあわせて色とりどりに変わり、リズムに合わせて動き出す。モデルが通ると洋服に当たって、流れ星のようにキラキラと輝くときもあった。このレーザー演出には、登場しているものは80~90年代のものでも、発表しているのは約40年後の現代だよ、とメッセージを込めたものだという。今季も仲間たちとコラボレーションを行い、丹野真人によるTシャツレーベルタンタン(TANGTANG)や、日本のハットメーカーカシラ(CA4LA)コラボレーションピースを展開。オタク文化などをモチーフに描くJUN INAGAWAのイラストもウェアに登場している。
2019年10月18日田口淳之介大麻取締法違反に問われた元KAT-TUNの田口淳之介被告と小嶺麗奈被告の裁判が、10月21日に再開されることが決まった。「2人は5月22日に逮捕され、7月11日には初公判が行われました。法廷で小嶺さんが“交際を続けるなら結婚したいと思っている”と発言するなど話題になりました」(スポーツ紙記者)公判では、検察側が懲役6か月を求刑して即日、結審。「7月30日に判決が言い渡される予定でしたが、なぜか検察側が突然の判決延期を要求しました。その時点では新たな期日などはまったくの未定。判決直前の要求というのは、異例中の異例でしたね」(同・スポーツ紙記者)このようなドタバタ劇が起きてしまった理由については、とある噂がささやかれている。「今回の延期は、捜査機関側のミスがあったからではないかと言われていました。大麻は使用だけでは罪に問うことができず、所持を立証できないとダメなんです。初公判の供述によると、小嶺さんが独自のルートから入手した大麻を2人で使用していたといいます」(法曹関係者)“捜査機関側のミス”とは具体的にどのようなものなのか。「小嶺さんは所持を認めていますが、田口さんの所持を裏づける証拠が不十分だったことは考えられます。そのまま判決を迎えたのでは、無罪の結論が出てしまうという懸念があったのでしょう」(同・法曹関係者)この事態に気づいた検察側が、あわてて延期したのではないかというのだ。「本来、延期が公表されたときにその理由も検察は公表するべきです。何の見解も示されていないことが気になりますね。法曹界でも“異例すぎて理由がわからない”と疑問の声が続出しています」(同・法曹関係者)前回の公判ですでに結審しているが、再開される法廷ではすぐに判決が言い渡されるのだろうか。「どうやらもう1度、公判をやり直すようですね。新たな証拠を検察側と弁護側が持ち寄って審理をしたうえで、判決になるのだと思います」(同・法曹関係者)■異例すぎる判決の延期今後の対応について、小嶺被告の弁護士である、日本羅針盤法律事務所の望月宣武氏に話を聞いた。──2か月以上も判決が延期となった理由は?「具体的な理由は公判廷で明らかになるはずです。捜査機関側に原因があり、田口さんや小嶺さんにはまったく責任はありません」──10月21日は、公判をやり直すということですか?「“やり直し”ではありませんが、第1回公判でいったん終結した弁論を再開して継続審理となります」“検察側の原因”という点について、東京地方検察庁広報室に問い合わせたところ、「個別の事件に対する取材は受け付けておりません」とのことだった。21日の公判ではいったい何が語られるのだろうか。
2019年10月16日進学や結婚などのライフイベントや日々の労働、食事に至るまで、「日本人」の暮らしをさまざまな「儀式」として見せた『CREMONY』(2014年)、「平和」をめぐる演説や詩をコラージュした『Peace (at any cost?)』(2015年)など、演劇の手法を使い、私たちが生きる社会を捉え直し、思考する場を仕掛けてきた東京デスロック。ここ数年は、東日本大震災後の日本とチェーホフが描いた革命前夜のロシアを二重写しにした『亡国の三人姉妹』(2016年)や同じくチェーホフの『かもめ』を下敷きに韓国の第12言語演劇スタジオと協働した『カルメギ』(2013年・2018年再演)などの戯曲上演でも、奥行きのある世界観を作り上げてきた彼らが、久々に戯曲を使わず構成のみで取組む新作『Anti Human Education』のテーマは「教育」だ。そのきっかけとなったのは、主宰で演出家の多田淳之介自身もその渦中にあるという「育児」だ。「子供が生まれたら、親としては、病気のことから社会にうまく適応するにはどうするかみたいなことまで、いろいろなことを調べるんですよね。そうすると世の中に対して疑問に思ってたことの多くが“教育”にかかわっているなぁと気がついたんです。そもそも、子育てしていて面白いのは、人間ができあがっていく過程を見られること。人がどう育つかは、周囲の環境や獲得する母語によっても変わってくる。であれば、僕自身小中高校でのワークショップをやったりもしていますし、この機会にあらためて“教育”という視点から人間について考えてみたいと思いました」とはいえ、よくある“当事者ならではの発信”にこだわっているのではない。狙いはむしろ、子育てをしている/していない、教育にかかわる/かかわらないの分断を超えるところにある。「僕自身は、子供を持つことで、より踏み込んでこういう問題について考えるようになったけど、たとえばこれからの学校教育がどうなっていくかといった問題にどのくらいの人が関心を持てるか。僕らの公演を観に来てくれる人は若い人が多いですし、同年代でも結婚していない人、お子さんのいない人は多い。ましてやこれから教え育てる側にまわる人もそう多くはないはずです。だからまずは、僕らも含め劇場に集まった人たちが、今までどういう教育を受けてきたかを入り口にしながら“人間とは何か”というテーマに行き着きたいと思っています」タイトルの「Anti Human」には、「非人間」と医学用語で「抗ヒト」のふたつの意味が込められている。クリエーションにあたって参照したのは、近代教育のバイブルとされるルソー『エミール』と、育児本、教育本、殺人事件などの資料。さらに、日替わりでゲストに迎える教育の専門家たちにも取材し、その内容をメンバー内で共有しながら、パフォーマンスの構成を練っている。「ルソーが教育を通じて変革しようとしていた不平等や格差の問題は、今の社会にも通じるものです。劇中では実際に犯罪を犯してしまった人もモチーフとして使ったりもするので、もちろん被害者の方を一番に考えて作ってはいますが、でも重要なのは、どうして彼らが犯罪を犯すに至ったのかということ、そこに感情移入したい。教育の目標は、社会を構成するための心身ともに健康な人を育成することとされていますが、実際にはそこから外れる人が出てきている。外れるということがある時点で、もうそれは非人間を生み出すシステムでしかないのではと問いたい。その上で、ゲストのお力も借りつつ、もしかしたら変えられる可能性があるんじゃないかと考えてみたいと思います。そうやって何かしらこの作品が、ヒトに効くワクチンのようになれたらいいなと」毒を含みつつ、薬にもなる。それだけに、東京デスロックの作品は、観客に強くコミットしようとする。その多くは、客席と舞台の境目を曖昧にしており、観客は嫌が応にも、俳優が発する問い、感情を間近で受け止めることになる。「どういう会場にするかは、今回もギリギリまで試行錯誤していくつもりです。回によって、教室っぽかったり、ひな壇風だったりと変えてもいいんですけど……いずれにしても、お客さんとの双方向性が持てる作品にしたいですね。家庭教育は別としても、大まかには同じ時代の教育を受けてきた者同士、共有できるものもある気がしますし」時にはそのストレートな問いかけに戸惑うこともあるだろう。想像以上に重い宿題を背負わされる居心地の悪さを感じることさえあるかもしれない。だがその違和感はきっと、次なる思考、行動へと観客を誘うはずだ。簡単には消化できないが、そのぶん効力を持つ。それが、東京デスロックの仕掛ける演劇の時間だ。東京デスロック『Anti Human Education』は、8月31日(土)から9月8日(日)まで横浜・STスポットにて上演。取材・文:鈴木理映子
2019年08月30日小嶺麗奈撮影/齋藤周造KAT-TUNの元メンバー田口淳之介被告と、その交際相手である元女優・小嶺麗奈被告の判決期日を延期することを東京地裁が7月29日に決定したという。「判決の前に延期になるというのは異例のことすぎるため、“なぜなのか?”とメディアに問われてすぐにコメントを出すと言うのも、なかなか難しいと思いますよ。ある意味“異常事態”と言ってもいいかもしれません」(法曹関係者)今回の件は、これまで数多くの案件をこなしてきた弁護士たちの間でも前例がほとんどないことだとか。「2人は5月22日、一緒に住んでいた都内マンションで乾燥大麻約2.2グラムを所持していたとされます。そして7月11日の初公判で起訴内容を認め、検察側がいずれも懲役6か月を求刑して即日結審していたのですが……」(全国紙記者)そして7月30日に大麻取締法違反(所持)の判決が言い渡される予定だったのが、検察側が変更を請求。「新たな期日は未定とのこと。公判直前、異例も異例で衝撃です」(前出・全国紙記者)たしかにこんなこと、今までちょっと耳にしたことがないけど、いったいどういうことなの?ある別の法曹関係者によると「公判記録を確認している中で、証拠の不備などを見つけた可能性がありますね。たとえば、大麻の扱いでツメきれていない部分があったのかもしれませんし、それにともなって立証をもう少しちゃんとやらなければならなくなったということも想像できます」とのこと。そうだとしたら、今のままでは判決が言い渡せない云々ではなく、仮に本人たちが認めていたとしても、罪に問われない可能性すら出てくる。小嶺被告の弁護人・望月宣武氏も≪明日の判決期日が延期になった理由は捜査機関のミスが原因で、無罪判決になりかねないことが判明したからです。こっちは何の過失もありません。大迷惑です≫とツイッターで明かしているが……。「この変更が判決に与える影響も気になります」(前出・法曹関係者)さらに余波は当事者の“あの件”にも大きいハズ。「田口さんと小嶺さんは結婚の意志を表明していますが、判決が出ないことには入籍もできないでしょうから、こちらもギリギリで先延ばしになったかたちですね」(スポーツ紙記者)いずれにせよ、検察側の説明が待たれる。
2019年07月30日7月11日、東京地方裁判所で田口淳之介被告(33)と恋人・小嶺麗奈被告(39)の初公判が行われた。大麻取締法違反で逮捕・起訴されていた2人がそろって出廷するという異例の裁判。法廷でも、驚きの証言が飛び出した。隣り合って座り、ともに起訴内容について「間違いありません」と認めた2人。田口が小嶺について「これからもいっしょに交際を続けていきたい」と告白すると、小嶺も田口について「出会ったなかで、いちばんやさしい人」と語る。そして交際についても「……続けていきたいと思います」としたうえで、こう続けた。「交際を続けるなら、結婚したいと思っています」この“法廷プロポーズ”とも報じられた小嶺の発言は、大きな話題を呼んだ。いっぽう、田口も実はすでに小嶺との未来に向けて保釈後更生ライフを描き始めていた。公判直前の7月上旬、彼の姿は都内のショッピングセンターにあった。駐車場に愛車が止まると、助手席から田口が出てくる。運転していたのは、知人とおぼしき男性。しばらくすると、別の男性も合流してきた。どうやら愛車の売却相談をしていたようで、田口は車検証を合流した男性に見せている。男性は車検証をスマホで撮影すると、続いて車を品定め。その横で、彼は熱心に説明していた。そこから話し込むこと1時間。“商談”を終えると、田口はショッピングセンターに入ることなく再び車へ。そして知人の運転で走り去っていった。田口の決断について、レイ法律事務所の松下真由美弁護士はこう解説する。「車の売却相談をしていたのであれば、それは判決後の生活を見据えているのだと思います。もし執行猶予がついた場合、その期間中に車の運転で事故を起こしたら実刑になる可能性もありますからね。そうならないために車を処分することはあります」小嶺の発言を受け、けじめの決意をした田口。公判の最後、彼は今後についてこう語っていた。「たくさんの方にご迷惑をおかけしました。自分自身を律して生きていきたいです」すでに裁判は即日結審しており、判決は7月30日に言い渡されるという。田口は小嶺と身を固めることで更生し、第二の人生を正しく歩むことができるのだろうか。
2019年07月23日降り出していた雨が上がった、7月15日の夕暮れ時。都内のマンション前に、1台の自転車が止まった。乗っていたのは、田口淳之介被告(33)だ。マンションには戻らず、駐車場で荷物の出し入れをしている。そして再び自転車に乗ると、勢いよくペダルをこぎだした。キリッとしたその表情からは、再出発にかける固い決意がうかがえた――。さかのぼること4日前の7月11日、東京地方裁判所で田口と恋人・小嶺麗奈被告(39)の初公判が行われた。大麻取締法違反で逮捕・起訴されていた2人がそろって出廷するという異例の裁判。法廷でも、驚きの証言が飛び出した。隣り合って座り、ともに起訴内容について「間違いありません」と認めた2人。田口が小嶺について「これからもいっしょに交際を続けていきたい」と告白すると、小嶺も田口について「出会ったなかで、いちばんやさしい人」と語る。そして交際についても「……続けていきたいと思います」としたうえで、こう続けた。「交際を続けるなら、結婚したいと思っています」この“法廷プロポーズ”とも報じられた小嶺の発言は、大きな話題を呼んだ。「裁判では小嶺被告が20歳のとき、仕事のストレスからパニック障害と診断されたことを告白。さらに田口被告と交際後は、ファンからの嫌がらせを受けるようになっていたといいます。そして睡眠障害や摂食障害、さらにはうつ病などに悩まされていたことも明かしていました。そんな彼女のことを支え続けていたのが、田口さんでした。彼女は3年前にプロポーズを受けたとも語っています。しかし当時の彼はまだ独立したばかり。そのため、結婚するまでには至らず“内縁状態”が続いていたようです」(社会部記者)16年の独立から3年。待ち続けた小嶺は法廷で意を決し、「結婚したい」と口にしたのだ。それに対し、いまの田口はなんと答えるのだろうか。冒頭の直後、記者は彼に声をかけた。田口はこぎだしたペダルを止めると、振り返って耳を傾ける。「小嶺さんとご結婚されるおつもりでしょうか?」と問いかけた記者に、彼は迷うことなくはっきりとこう即答した。「はい、そのつもりです」ついに田口も結婚宣言!小嶺の発言を受け、けじめの決意をしたのだろう。そこで記者は「いつごろを考えているのか」と聞いてみた。だが、「詳しいことは……。今はまだ公判もすべて終わってないので控えさせていただきます。すみません……」と語るのみ。つまり、判決が出た後に入籍するつもりのようだ。そして最後は笑顔で記者に頭を下げると、マンションへと入っていった。田口の決断について、レイ法律事務所の松下真由美弁護士はこう解説する。「判決前に結婚宣言をすると、“いっしょにいると再犯につながるのでは”という人もいるでしょう。しかし私は、2人の決断が判決に影響することはないと考えています。互いに監督者としては適切といえないかもしれません。しかし裁判で問われるのは、あくまで今回の罪について。今後のことはまた別の話です。もっといえば、大麻などの事犯は入手経路を断ち切ることこそが重要なのです。だから大麻が手に入らない環境に身を置き、2人でいっしょにやり直してほしいと思います」
2019年07月23日田口淳之介大麻取締法違反の罪で起訴された田口淳之介被告と小嶺麗奈被告の初公判が、7月11日、東京地裁で行われた。「共犯関係にあることから、2人一緒の公判となりました。田口さんは黒いスーツ姿で、小嶺さんは白のストライプシャツにグリーンのパンツ。ともに起訴内容を認めました。検察は懲役6か月を求刑しました」(スポーツ紙記者)仕事や人間関係のストレスから大麻に手を出し、定期的に使用していたという。「弁護人から田口さんについて聞かれた小嶺さんは“交際を続けるなら結婚したいと思っている”とプロポーズのような発言をしました。田口さんも“これからも一緒に交際を続けていきたい”と答えていて、お互いを思っていることが明らかになりましたね」(同・スポーツ紙記者)さらに法廷では“今後も芸能活動を続けていきたい”とも話していた田口被告。しかし、それはなかなか難しそうだ。「日程も会場も決まっていたライブツアーは、すべてキャンセルになりました。田口さん主演の映画の話も白紙になり、インディーズ前に短い間契約していた『ユニバーサルミュージック』とも円満に別れたわけではないといいます。正直、彼と一緒に仕事をしたいという人は、当分現れないでしょうね」(レコード会社関係者)■別れたほうがいい判決公判は7月30日に行われるが、量刑はどのようなものになるのか。『弁護士法人・響』の西川研一代表弁護士に話を聞いた。「懲役6か月に執行猶予が1年から3年ほどつく形になると思われます。懲役1年6か月に執行猶予が3年程度つくのが一般的なので、今回の求刑はそうとう軽いと思います。なんらかの形で、司法取引が行われたというのは予想できます」ともに暮らすマンションで、大麻を使用していた2人。お互いが別れない意思を法廷で明らかにしていたが、判決に影響はあるのだろうか。「過去に犯した罪に反省の色がなく、それを前提とした関係を続けていきたいということであれば、悪い情状として考慮されると思います。しかし今回は完全に薬物を断ち切るために支え合って生きていきたいとのことなので、大きく量刑に影響する可能性は低いと思います」(西川弁護士)執行猶予期間中、会うことや同居することへの制限はないとのことだ。しかし、回復支援の日本ダルク代表の近藤恒夫さんは、「ダルクでいえば、それぞれが違うグループに参加して、治療したほうがいいと思います。恋人と大麻をやっていた過去があれば、どうしてもそれにとらわれて完全に自立することが難しいからです。1度しっかりと別れて、自分の力で治療していかないと完治は難しいと思います」再起への道は険しい─。
2019年07月17日大麻取締法違反(所持)の罪で起訴されたKAT-TUNの元メンバーで歌手の田口淳之介被告(33)と女優の小嶺麗奈被告(38)。来月11日に開かれる初公判で、同じ法廷で裁かれることを一部スポーツ紙が報じた。起訴状によると2人は5月22日、同居していた東京都世田谷区内のマンションで乾燥大麻2.2gを所持。逮捕・起訴され、今月7日に2人は勾留先の警視庁東京湾岸署から保釈された。その際、小嶺被告は集まった報道陣に姿を見せなかった。田口被告は報道陣に対して土下座し謝罪していた。「これまで男性芸能人が愛人とともに薬物事件で逮捕された例はありましたが、公判は別々に行われていました。2人の公判が一緒に行われるのは、かなり異例といえるでしょう」(全国紙司法担当記者)同日公判となった背景には、理由があったようだ。「2人は捜査当局に必要な情報を提供するなど、 いわゆる“司法取引”に近いことをしたといわれています。というのもこれまでは2人が会えば証拠隠滅の恐れや口裏合わせの可能性があるため、公判終了後まで別々の場所で生活することが義務づけられていました。そのため法廷で“再会”したいと希望したのでしょう」(全国紙社会部記者)法廷で再会する2人。その発言に注目が集まりそうだ。
2019年06月23日