松本零士「自分の少年の日からの夢が…」。舞台『銀河鉄道999』いよいよ出発!
さらに松下由樹が演じる“最後の敵”プロメシュームとの決戦シーンなどは迫力の立ち回りで、舞台作品ならではの魅力だ。映画とは違う、生身の人間が演じる面白さもしっかりと伝えた。人として大切なものを問うテーマなども、現代的。40年愛され続けているこの名作の舞台化を今やる意義もひしひしと伝わってきた。
初日の前には、キャストと原作の松本零士が登壇する会見も。松本は「ひと言ひと言、キャラクターの名前も何もかも、小学生の頃から一生懸命考えていた“憧れ”なんです。自分の少年の日からの夢、信念を皆さんに実際に演じていただける。苦労して頑張っていただいていることがとても嬉しい」と感慨深げに語る。
また中川は「この作品には夢も希望も詰まっています。見どころはたくさんありますが、宿敵であるプロメシュームとの戦い、そしてその娘であるメーテルとの旅の中で鉄郎は自分の役割を果たし、最後に鉄郎とメーテルがファーストキスをします。このキスの向こうにあるものをぜひ皆さんに感じていただきたい。甘酸っぱい気持ちもありますが、ピリっと刺激的なメッセージも含まれているかもしれません。どうぞ劇場に足をお運びください」とアピールした。