シルビア・グラブが小劇場で歌い踊る、お葬式コメディ!
とシルビア。これまで暴走族、キャバクラ、ゾンビなど作品の切り口も斬新だが、特筆すべきは毎回全曲が有名ブロードウェイ・ミュージカルのパロディだという点。今回も超人気作の曲をお経調にアレンジするなど、替え歌を多彩にスタンバイ。韓流ダンスボーカルユニットH5のリーダーHONEYら複数の“歌ウマ客演陣”を迎えたことで、初演より曲数を増量してお届けする。しかも、本編終わりにはショータイムが付くのも恒例で、ダンスファン、演劇ファン共に爆笑と感動を味わえる、一粒で2度美味しい公演となっている。
林希とは20代の頃、玉野和紀作・演出・振付のミュージカル『THE GUEST SHOW』(1999年)で初対面し、「肝臓の強さが一緒で意気投合した」と笑うシルビア。後に『CULB SEVEN』の名物となる「50音順ヒットメドレー」が初登場した公演でもあったという。「希とは、稽古終わりに毎日呑んで、お酒をガソリンに換えていました(笑)」。
同世代で尊敬し合える仲間と出会い、同じく共演者だった岡千絵と3人で結成した音楽ユニットgravityの活動は、今年で14年目を迎える。「希は、面白いことをやろうぜとみんなを惹き付ける原動力を持っている人。