激戦オーディションを勝ち抜くのは誰? 舞台『転校生』最終選考レポート男子ver.
そして、また別の誰か1人を自分を守ってくれる“シールド(盾)”として心の中で決め、“爆弾”と自分との間に常に“シールド”がいるような環境をつくるというゲームだ。最初はただ歩いていた参加者たちが、「まもなく爆発するから必死になって」という指示が出ると、ほとんどがなりふり構わず走り出した。戦略を立てて生き残った人もいれば、ルールを十分に理解できず脱落した人も。なかなかスリリングなゲームで、協調性と身体性、そして計画性が問われていると感じた。
次は、9人ずつのグループに分かれて、ひとつのシチュエーションを静止画で表現するゲームだ。お題は“悪い知らせ”。話し合いの時間が5分ほどあり、各チームが発表する。発想力もさることながら、それをいかに分かりやすく表現するかが試される。
合格発表を表現しているチームや、「部活のエースが怪我をして試合が出場できなくなった」という難しい設定を表すチームがあった。女子のオーディションの時も同様の課題が行われたが、男子オーディションの方がいい意味で盛り上がりがあり、部活動のような妙な“一体感”を感じた。ゲームを終えた後は、最後は自己PRタイム。ただし、1本の綱を渡るように歩きながら、話すという設定だった。