高校演劇の名作を小野莉奈、石原壮馬ら若手俳優が熱演
(画像左から)中村守里、西本まりん、小野莉奈、石原壮馬撮影:村田麻由美
第63回全国高等学校演劇大会で文部科学大臣賞(最優秀賞)に輝いた名作『アルプススタンドのはしの方』が6月5日(水)から16日(日)まで、東京・浅草九劇にて上演される。公演に先駆け稽古場を取材、演出の奥村徹也(劇団献身)にも話を聞いた。
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物語は、4人の冴えない高校生が同級生の出場する甲子園を“アルプススタンドのはしの方”で見つめる1シチュエーションの会話劇。試合が進むにつれ、変化していく高校生たちの心情を描く。登場する高校生4人を演じるのは、この作品が初舞台となる小野莉奈と西本まりん、主演舞台を成功させたばかりの石原壮馬、アイドルグループ「ラストアイドル」の中村守里といった今後が楽しみな若手俳優たちだ。さらに劇団ゴジゲンの目次立樹が、今回の上演にあたってのオリジナルキャラクターとして出演する。
稽古前のウォーミングアップでは、石原が積極的に声を出し、舞台に慣れないキャスト陣をひっぱる様子が見られる。その後、奥村も混じってゲームのようなウォーミングアップが行われ、お互いに和気藹々とした雰囲気になるが、芝居稽古が始まるとキャストの表情は一変。