でも結局思ったのは、このイベントで大事なのはやっぱりゾンビだということ。だから今年はスベるかどうかは置いといて、とにかくゾンビ要素を強く、使い回しも出来ないようなネタで臨みたいと思います」と、新たにネタを書き下ろすことを明かした。
入江自身が披露するのは、彼の代表作であり、年頭に舞台版としても上演した一人芝居『帰郷』。入江は、「毎年夏の終わりに『帰郷』をやりたいっていうのも、これを始めたきっかけのひとつですからね。ただ今年は舞台版をがっつりやっているので、ひとり版の舞台上からの見え方が、きっと今までとは違うだろうなと。それはお客さんも同じだと思うので、またちょっと楽しみですね」と期待を寄せる。
夏の風物詩として定着しつつあるこの『ゾンビフェス』。岩崎は「すごく夏っぽいイベントだなと思いました。
あんまり他のライブにはない、独特な雰囲気があるというか。渋谷っぽくもないですし(笑)。すごく不思議な空間で、夏の夢みたいな感じ」と表現すると、入江はすかさず「それいいね」とひと言。「お題がとりあえずゾンビってだけで、僕が1番伝えたいのは夏の終わりのムードですからね」と続けた入江の言葉に、『ゾンビフェス』ならではの味わいの理由を垣間見た気がした。