創立40周年のSET稽古場で、三宅裕司&小倉久寛が“幸福度”追求
青金台・素裸無町・行政の三つ巴となる抗争シーンでは、バットや傘を振り回す激しいアクションが繰り広げられた。
真摯なテーマを据えながらも、SETらしいギャグ満載のコメディーは健在。プレイングマネージャーとして演出席とステージ上を行き来する三宅と、彼の盟友といえる小倉が主にその側面を担う。三宅の挑発に乗って小倉がコミカルな一芸を見せると、脇で見学しているキャストやスタッフから大きな笑い声が上がるひと幕もあった。練りあげられた笑いながら、アドリブとも台本ともつかないこの絶妙な掛け合い、ぜひ劇場で楽しんでほしい。
公演は10月11日(金)から27日(日)まで、東京・サンシャイン劇場にて。その後、11月8日(金)・9日(土)に愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT、11月13日(水)・14日(木)に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールと巡演する。
チケット発売中。
なお東京公演のみ、サンシャインシティプリンスホテルの「カフェ&ダイニング シェフズパレット」で行われるハロウィーンスイーツフェアとコラボした“S席スイーツブッフェ付チケット”が販売中。取材・文:岡山朋代