山崎、梶原、上地を中心にそれぞれの役柄や演技に絶妙なツッコミを入れると、作品の面白さと相まって会場は爆笑につぐ爆笑。次第にキャストたちも普通に作品を鑑賞し、大笑いして楽しんだ。
初参加の松島は「びっくりするほど何にも成長してないですね。稽古場と全く一緒の芝居(笑)」と感想。ボケまくるヒロインを引き継ぐ前島は、「“どうやったらもっとバカになれるんだろう”と毎日考えて稽古を頑張ってます」と意気込みを明かした。梶原は「これ結構楽しいから、次(「派」)が終わったらすぐにやりたいね。また飲みましょう」とイベント自体が楽しかった様子。上地も「みんなと出会って、こんなふうに一緒の空気って吸えないさ~ね。
何回も会える関係になりたい」と沖縄弁で熱弁し、会場を沸かせた。最後は「小劇場のカーテンコールっぽくマイクなしで」と前置きし、「本日はご来場ありがとうございました!」と力強く山崎が挨拶し、幕を閉じた。
「崩壊シリーズ」第3弾「派」は、若き新進気鋭作家を劇団に迎え、新生「荻窪遊々演劇社」として再起を図るという物語。東京公演は11月4日(月・休)まで俳優座劇場にて上演中。その後、11月9日(土)・10日(日)