くらし情報『綾田俊樹×ベンガル×平山秀幸が挑む、ホームレス芝居の新たな地平』

綾田俊樹×ベンガル×平山秀幸が挑む、ホームレス芝居の新たな地平

綾田俊樹×ベンガル×平山秀幸が挑む、ホームレス芝居の新たな地平

綾ベン企画VOL.14「川のほとりで3賢人」より、平山秀幸、ベンガル、綾田俊樹 撮影:源賀津己


劇団東京乾電池の綾田俊樹とベンガルによるユニット、綾ベン企画にとって約3年ぶりとなる公演『川のほとりで3賢人』が間もなく幕を開ける。演出は、前作『やんごとなき二人』を手がけた映画監督・平山秀幸が続投。本読みを終え、立ち稽古2日目を迎えた1月半ば、綾田・ベンガル・平山がインタビューに応じた。

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木野花をゲストに迎えて上演された『質屋の女』(1990年)以来、女優と三人芝居を繰り広げることの多かった綾ベン企画。今回は、東京乾電池を1999年に退団した広岡由里子をゲストに、多摩川の河川敷で隣り合わせに暮らす男性ホームレスふたりと、彼らの前に現れた「福祉課・馬場マチコ」を名乗る女性の“哀しくもおかしな”物語が展開される。

本作のはじまりは、前回公演に遡る──。「ホームレスに興味があった」綾田とベンガルは、平山をはじめスタッフと実際に多摩川を訪れ、河原で暮らす人々と交流を図った。煙草を差し入れると喜んで会話に応じる者も、一方で「絶対に口を閉ざす話題があった」と語るのはベンガル。

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