くらし情報『「昭和・平成という時代への讃歌」 梅棒第10回公演『OFF THE WALL』開幕』

「昭和・平成という時代への讃歌」 梅棒第10回公演『OFF THE WALL』開幕

メンバー全員が30代になった今、選んだテーマは「小学生」。作・総合演出を担当する伊藤今人が「我々を生み、育んでくれた『昭和・平成』という時代への讃歌です」と語るように、本作では、昭和の名曲から、誰もが一度は聞いたことがあるであろう人気アイドルグループの平成のヒットソングなど、カーンコールも含め20曲以上が次々と流れる。

それらの“懐メロ”で表現されるのは、子どものころに全力で遊んだゲームや遊び、小学校の日常風景、そして少しのファンタジー。小学生に扮装したメンバーらが全力で踊り、表現するその姿を見ていると、懐かしさが込み上げてきたのと同時に、あの頃に感じたワクワクした気持ちやどこか切ない感情も蘇った。

伊藤は「僕らギリギリ昭和世代が子どもの頃は、J-POPが全盛で流行した曲はみんな知っていてみんな歌える時代でした。対して今は、国民全員歌えちゃうようビッグヒットは生まれにくい状況にあります。楽曲に限らず、あらゆるものを消費者側が選んで入手できるようになった現代において、幼い頃の”あるある”みたいなものも人それぞれ。今の子供たちは大人になった時の思い出話に花が咲きにくいんじゃないかなあって思ったりします」

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