ミュージカル『マリー・アントワネット』開幕、コロナ禍での上演「全身全霊で」
王妃と庶民という決定的な立場の違いがあり、対照的な運命をたどる2人ではあるが、その人生が交錯するときに、ふと浮かび上がる「共通点」の見せ方が見事で、不思議な説得力があるペアだった。
東京公演は2月21日(日)まで。大阪公演は3月2日(火)から11日(木)まで梅田芸術劇場メインホールで上演される。
初日に向けたキャストのコメントは以下の通り。
■花總まり
今回はコロナ禍での上演ということで特別な想いをキャスト一同が抱いてでの舞台になります。この舞台をご覧頂きたい、成功させたいという気持ちで各自様々な感染予防対策を精一杯行ってまいりました。観客の皆様におかれましてはどうぞこの特別な『マリー・アントワネット』をお楽しみ頂ければ幸いです。残念ながら観劇が叶わなかった方々にもこの舞台上から熱いメッセージをお届けする気持ちと全てに感謝して演じたいと思っております。
■笹本玲奈
徹底された厳しい感染対策の中で進めてきたお稽古を経て、今日無事にこの日を迎えられることを心から嬉しく思っております。今後どのような状況になるかは誰にも分かりませんが、1回1回の公演を『今日と言う日は今日しかない』という心持ちで務め、劇場にお越しくださったお客様に最高の舞台を全身全霊でお届けします。
取材・文・撮影:五月女菜穂