「運命のいたずらがなかったら出会えていたかもしれないと思って、勝手に悔しい気持ちになったりするんです」と思いを語る。
今回、小泉が演じる長女の綱子は、ドラマでは加藤治子が演じていた。「その時の加藤さんと今の私がほぼ同い年、ご縁を感じます」。実生活では三姉妹の末っ子の小泉。「長女の気持ちはあまり考えたことがなかったですが、自分の人生は自分で責任をとる、みたいなちょっとサバッとしたところが綱子との共通点かなと思ってやっています」。
人気の長編ドラマを、たった6人でどう観せるのか。「脚色の倉持さんが、すごく上手に工夫して書いてくださっているので、楽しみにしていてください。今回の私たち4人だったらどんな姉妹になるかという作り方をしているので、とてもおもしろく観ていただけると思います」。
さらに今回、演出の木野のアイデアで舞台はセンターステージ形式での上演。観客席はそのままに舞台上の三方にも客席を特設、演技スペースを取り囲む仕様だ。四人姉妹の生々しい演技バトルが臨場感をもって立ち上がるだろう。「この『阿修羅のごとく』で兵庫に行けることが決まって、私はとても嬉しかったです。すごく楽しい、おもしろいことになっているので、たくさんの人に来ていただいて感想を聞きたいです。