シンフォニック・ジャズで、刺激的な超ジャンルの一夜!
「頼もしいお兄ちゃんみたいな、すごく優しい人なのですが、ニューヨークでプレイヤーとしてここまでのキャリアを積むのは容易なことではありません。刺激をもらえる存在です。BIGYUKIさんの《LTWRK(ライトワーク)》は、もともと全部打ち込みで作られた作品なのですが、彼の案で、電子楽器なしでやります。オリジナルとは全然違うアプローチ。私の中では今回の目玉です」
さらにサックス奏者のパトリック・バートリー、ラッパーのAwichと、各分野のトップランナーたちがゲスト参加する。
「三人とも、作品にソウルを宿らせることができる強力なゲスト。カマシ・ワシントンじゃないサックス奏者がカマシの作品を演奏するなら、パトリック以外に考えられません。Awichのラップのリリックが持つ説得力は、ちょっと真似できるものではありません。
オーケストラも、サポートするとかいう次元でなく、一緒に爆発するような楽譜を書きたいと思っています」
現代音楽からヒップホップ、新世代ジャズまで、多彩な音楽が融合する。おりしも、9月発売の挾間の新譜は『ビヨンド・オービット』。まさに軌道(=orbit)もジャンルも超える、わくわくする一夜。
(宮本明)
レコ大の優秀作品賞に、Da-iCE、Creepy Nutsなど 特別功労賞に谷川俊太郎さん・西田敏行さんも