2023年10月19日 16:45
團子×壱太郎の忠信と静御前で、『義経千本桜』を上演
今回の『四の切』で忠信を演じられる(市川)青虎さんもそれを受け継がれていますから。お子さんがご覧になってものめり込める楽しい要素がたくさん詰まっている作品になると思います」と壱太郎は語る。
猿翁の孫の團子は、祖父の著書などから、「芝居は子どもが遊ぶように無心でやるのがいい」といったことを学んできた。「吉野山」についても、「祖父が言っていた通り、場面ごとの意味を忠実に表現できるようにしたい。また、静御前とは主従関係なので色気がありすぎてもいけないけれどもなさすぎてもいけないその微妙なところを探り、物語のところは、しっかりと戦の情景や、人物の感情が伝わるように演じたい」と話し、それを受ける壱太郎は、「何度もやってきた静御前が、團子くんの忠信によってどう変わるのか楽しみ」と期待を高める。演目の前には「ご挨拶」として團子と壱太郎が話す時間もある。團子が壱太郎を「常に『大丈夫だよ』と励ましてくださる温かく優しい先輩」と称し、壱太郎が團子を「芝居への熱い思いがあって、知らぬ間にみんなを引っ張ってくれている」と語るその素顔も、覗けるかもしれない。取材・文:大内弓子
■公演情報
立飛グループ創立100周年記念事業 立川立飛歌舞伎特別公演
公演期間:2023年10月25日(水)~28日(土)
会場:立川ステージガーデン
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